中公文庫より。

人からオススメされた作家さん。




時鐘館の殺人 (中公文庫)/今邑 彩
¥680
Amazon.co.jp


【裏表紙から】



作家、評論家をはじめミステリーマニアの


集まる下宿屋・時鐘館。編集者の催促を前に


「原稿は一枚もかけていない。勝手ながら『消失』する」


との手紙を残し、締め切り直前の老推理作家が姿を


消した。翌朝、発見された雪だるまに彼の死体が。


マニアたちが展開する華麗でシビアな推理の行方は?



【ひとこと】


今邑彩氏の短編ミステリ集です。


本格に近いミステリが6編収められています。


「生ける屍の殺人」


殺された人間が人を殺したという証拠がぼろぼろ出てくる

お話。

展開はすこし強引な感じです。



「黒白の反転」


元女優の館へ招かれた学生たちの間で

殺人事件が起きるお話です。

このポイントが変われば結末が全て変わってしまう。

というタイプの短編。


「隣の殺人」


隣のご夫婦が言い争いの末、激しい音。

直後、やけに静かになったお隣で何があったのか・・・

そんなお話です。

なぜか火サスを思い出しました。



「あの子はだあれ」


もしあの時私が・・・・・

仮定の世界を省みるSFテイストなお話。

ラストは切ないけどきらいじゃないです。

本書の中では一番いい話だと思いました。


「恋人よ」


見知らぬ女からの留守電が。

あて先を間違っているにもかかわらず

次々と重い話を残していく。

どうすればいいの・・・?的なお話。

ホラーな味付けがされてます。



「時鐘館の殺人」


本書のタイトルとなったお話。

これは文句なしに面白いです。

本格ミステリ!



オススメ度 ☆☆☆