13階段

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高野和明「13階段」です。

江戸川乱歩賞受賞作。

講談社文庫より。


13階段 (講談社文庫)/高野 和明
¥680
Amazon.co.jp


【裏表紙から】


犯行時刻の記憶を失った死刑囚。


その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は前科を背負った少年


三上とともに調査をはじめる。だが手がかりは、死刑囚の脳裏


に蘇った「階段」の記憶のみ。


処刑までに残された時間はわずかしかない。


二人は無実の男の命を救うことができるのか。



【ひとこと】


某所のおすすめ小説スレを参考に手にとりました。


本作は、冤罪で死刑宣告を受けた被告人のために、元刑務官が

真実の追究に走るというシナリオです。


謎解き・ミステリ的な要素は当然として、冤罪死刑や死刑制度の

あり方など、デリケートかつ重いテーマが本作では論じられます。


とはいえ、理屈ばかりの堅苦しい話ではなく、死刑を執行する立場

である、刑務官の心情であったり、人を殺すということ、などについて

触れ、あくまでエンタテインメントとして描かれています。


とても展開が速く、ページをめくる手が止まらない感じでした。

構成もかなり緻密で、無駄のないストーリーだと思います。


ラストにもうひとひねり欲しかった気もしますが、充分に楽しめた

作品です。



オススメ度 ☆☆☆☆