歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ」

文春文庫です。



葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)/歌野 晶午
¥700
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【裏表紙から】


「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、


同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を


依頼された。そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った


麻宮さくらと運命の出会いを果たして―――


あらゆるミステリーの章を総なめにした本作は、必ず二度、


三度と読みたくなる究極の徹夜本です。」



【ひとこと】



なるほど、と言わざるをえない本作。


内容については触れませんが、劇中でのトリックや

叙述的なトリックを用いて、驚きを生み出そうとする

作品なのは伝わってきました。


付言すると、ミステリ的な内容がメインではないということ。

謎解きはありますが、タイトルからするとテーマは恋愛なんで

しょうね。あまり読まないジャンルではあります。

もうひとつ、テーマを作っていますが、書いてしまうとネタバレに

なるので。


本文の終わりの補遺にて、”作者の意図”というか、いいわけじみた

用語解説のようなものがあります。

この部分については、読み手に任せるべきなんだろうなとは思います。

作者自身の解説はいらない。


とはいえ、全体的にエンターテイメント性が高く、なかなかに楽しめる

作品です。すべて結末を知ったあとで、再読するとまったく印象が

かわります。それがいいことか悪いことかは置いといて。


オススメはオススメですが、過度の期待は禁物という作品でした。


オススメ度 ☆☆☆