Another

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綾辻行人「Another」です。

アニメ化にあわせて文庫化されています。

角川文庫から。上下巻です。


Another(上) (角川文庫)/綾辻 行人
¥700
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Another(下) (角川文庫)/綾辻 行人
¥700
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【裏表紙から引用】

○上巻


夜見山北中学三年三組に転向してきた榊原恒一は、


何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。


同級生で不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、


接触を試みる恒一だが、なぞはいっそう深まるばかり。


そんな中、クラス委員長の桜木が凄惨な死を遂げた。


この’世界’ではいったい何が起きているのか?


いまだかつてない恐怖と謎が読者を魅了する。


○下巻


奇妙な「二人だけの孤独と自由」を過ごす中で、恒一と鳴、


二人の距離は徐々に縮まっていく。第二図書室の司書・


千曳の協力を得つつ、「現象」の謎を探り始めるが、核心に


迫ることができないままに残酷な死の連鎖は続く。


夏休みに入ったある日、発見される一本の古いカセットテープ。


そこに記録されていた恐ろしき事実とは!?





【ひとこと】


綾辻氏のホラー&ミステリ。

ホラーとしたのは、いわゆるフーダニット、とかハウダニットとかいう

理屈がすべて「現象」で片付けられてしまうからです。

ミステリテイストのホラーになります。

主人公も、不思議な力を持っていたりしてややファンタジー色が

強い作品。


上巻は、ほとんどが導入部になりますが、恒一が少しずつ謎に迫っていく

展開がいいです。相次ぐ事故についても偶然で片付けられるレベル。

徐々に明らかになる不自然な死と三組の呪い。

上巻の締めでひとつの謎解きを終わらせ、うまく下巻へ繋げています。


下巻が本編。

「現象」との対決編です。


叙述的なトリックであったり、結末であったり、このへんはミステリ

要素を含んだつくりになっています。一気に読めます。

徐々に明かされていく謎に、先が気になるばかり。

ただ、本格ミステリと思って読むと、残念なことになりますが。

最後の最後でいろんな解説がされてあるのが、親切なような

興ざめなような、よくわからない感覚に陥ります。


アニメ版もかなり原作に忠実なつくり。

とはいえ、先に小説版を読んだほうが楽しめると思います。



オススメ度 ☆☆☆