伊坂幸太郎氏「アヒルと鴨のコインロッカー」です。


アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)/伊坂 幸太郎
¥680
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裏表紙より


「引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の

長身の青年。初対面だあというのに、彼はいきなり「一緒に

本屋を襲わないか」と持ちかけて来た。彼の目標は、

たった一冊の広辞苑!?

そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、なぜか僕は

決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまった

のだ」



というわけで、伊坂氏の著書、読破中です。

本著についても、初版刊行は2003年で、割と初期の作品

になります。


ジャンルでいうと、ミステリ・・・に入るのか入らないのか。

主人公視点と、もうひとつ過去の視点のマルチサイトで

物語が進みます。こういう形式が得意なのですかね。

どちらかというと、メインシナリオは過去の物語で、現在の

主人公の物語というのが後日談という感じでしょうか。


登場人物像が好きになれないキャラクターづくりでした。

特に女性。

いきなり人を殴ったり、攻撃的すぎて何やら想像に過ぎる

人物像で現実味がかなりマイナス。

男性陣は良かったです。

シナリオも過去のお話は終始暗い感じが続き、漠然とした

不安感がラストまで残ります。

現在の主人公の物語も、過去の話の付属に過ぎないと

すると、小説としては物足りない感じでした。

面白くないわけではありませんが、自信を持って薦め

られない、そんな印象です。


黒澤さんは登場しません、残念です。


オススメ度 ☆