重力ピエロ

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重力ピエロ (新潮文庫)/伊坂 幸太郎
¥704
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伊坂幸太郎「重力ピエロ」です。



裏表紙

「兄は泉水、ふたつしたの弟は春、優しい父

美しい母。家族には、過去につらい出来事があった。

その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。


連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアート

の出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの

奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する

圧倒的な真実とは。

あふれくる未知の感動。小説の奇跡が今ここに。」



オーデュボンの祈り、ラッシュライフ、フィッシュストーリー

と読んで、この重力ピエロでやっと面白い、と思える小説

を読んだ気がします。


ミステリテイストですが、謎解きというほどの謎解きは

ありません。警察も出てこないです。

心温まる、かどうかはわかりませんが、家族の物語。

兄弟の物語。

路上アートの出現とそれに呼応して発生する放火事件に

ついて、主人公とその弟が犯人の逮捕に挑みます。

過去の回想がよく挿入されて若干テンポは悪い感じですが

ガンジーに心酔する弟のキャラクターがかなり面白かった

ですね。

キャラクターといえば、例によって過去作からのキャラクター

が、数名登場していますので、刊行順に読んだほうが

楽しめそうな気配です。

文庫化してかなり内容も改稿されているようです。

ご注意ください。


オススメ度 ☆☆☆