東川氏の烏賊川市シリーズ4作目です。


交換殺人には向かない夜 (光文社文庫)/東川 篤哉
¥680
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裏表紙いんよー


「不倫調査のため、使用人を装い山奥の邸に潜入した

私立探偵・鵜飼杜夫。ガールフレンドに誘われ、彼女の

友人の山荘を訪れた探偵の弟子・戸村流平。

寂れた商店街で起こった女性の刺殺事件の調査を

おこなう刑事たち。無関係に見えた出来事の背後で

交換殺人は密やかに進行していた・・・・・・・・・・・・・」


さて、烏賊川市シリーズの続編です。

テーマは交換殺人。


交換殺人のミステリって、そのへんのアリバイトリック

なんかをを順に暴いていくっていうのが王道と思うのですが。

本作はタイトルからすでに交換殺人ということを明らかにし

あえてタイトルどおりの内容に向かう挑戦的?な作品、

なのかなぁと思ったり思わなかったり。


本作では、砂川刑事や鵜飼探偵の活躍の場は少なく

(推理の場という意味で)別の人物を中心に物語が進んで

いきます。そういった意味では物足りない気もしますが、

今回はトリックの部分よりも人物同士の関係や叙述的な

トリックの部分に重きが置かれているので、自然とそんな

形になったのではないかなと思います。


とはいえ。

いつもどおりの絶妙な笑いと巧妙な謎は健在。

十分満足できる作品でした。


オススメ度 ☆☆☆☆