インシテミル

テーマ:

いまや米澤穂信氏の代表作「インシテミル」です。

文庫は文春文庫より。


インシテミル (文春文庫)/米澤 穂信
¥720
Amazon.co.jp

裏表紙引用


「ある人文科学的実験の被験者になるだけで

時給11万2000円がもらえるという破格の仕事に

応募した十二人の男女。とある施設に閉じ込められた

彼らは、実験の内容を知り驚愕する。それはより多くの

報酬を巡って参加者同士が殺しあう犯人当てゲームだった。」



あらすじは表紙の通りです。

米澤氏は一見駄目そうで、飄々と推理をこなしていく

そういったキャラクターが多いですね。大好きです。


設定自体は、真新しいものではなくいわゆる

クローズドサークルでおきるミステリー。

随所に過去の名作ミステリを模した情景描写や小物が

現れます。

日常の謎という分野から離れ、本格的なミステリ、つまり

殺人事件を扱った作品となります。


自ら推理小説における十戒や、過去名作のオマージュなど

そのメタ的な部分を小説に登場させることで、日ごろから

ミステリを読む人と読まない人のギャップがくっきりと浮き出て

そのギャップを通じて、「ミステリ読者はこういうことを愉しむのか、

喜ぶのか」という外部の視線を強調したり、「内輪の話に淫しても

外部には伝わらない」という感覚を表現したかった、というのは

著者の弁です。


淫する=度が過ぎるほど熱中する、みたいな意味だそうです。

インシテミル、過去の名作を読み込んだ推理小説の読み手に

とってはどう映るのでしょうか。

私は正直頭がついていってない部分がありましたので

何度か読んでみようと思いました。




余談ですが、PSPソフトに「ダンガンロンパ」というものがあります。

16人の高校生がクローズドサークルに集められて、

殺し合い、学級裁判を行って犯人を裁くゲームです。

設定もろかぶりです。

が、ゲーム性もあり、シナリオも面白いのでインシテミルに

はまった方はプレイしてみるのもいいかと思います。



インシテミルオススメ度 ☆☆☆☆


ダンガンロンパオススメ度 ☆☆☆☆



ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生/スパイク
¥5,229
Amazon.co.jp