8月15日、終戦記念日。戦争が終わって、日本では、曲がりなりにも平和な時代が60年も続いた。


だが、目を世界に転ずれば、イスラエルとレバノン、パレスチナで、憎悪と報復による戦争は止みそうにもない。


戦争は安保理決議に基づく戦争、それに自衛戦争しか国際社会では許されていない。


しかし、自衛戦争であるのか否かは、公平な第三機関が判断するものではなく、主権国家が自分勝手に判断するから、遠く海を離れた国への武力攻撃も、自衛戦争を理由にして、戦争を仕掛ける。


だから勝ったもの勝ち。正義は勝つのではなく、勝ったから正義となる。


戦争の本質的問題は、主権国家体制なる国家主権の問題である。


国家は一定の領土と多数の人民から主権を持つ社会集団であり、そこで法律を施行し、軍事力、警察力を保有する最高、独立、絶対の権力国家が主権国家である。


今日、国家政府に優越する権威は国の内外を問わず、どこにも存在せず、したがって主権国家は対外的には無制限に主権国家の権力を発動できるだけでなく、軍事力を持っていつでも進攻できる合法的にして恐るべき組織、殺人集団ともいえる。


世界中のどの国も主権国家として、対外的には独立を維持し、対外的には極めて強力で完全な統一を保っているのである。


この主権の無制限な行使が国家に認められている限り、戦争は地球上からなくなることはまずない。


国際社会は、いまだ群雄割拠していた戦国時代と変わりがない、半ば無政府状態であり、半ば無法社会にある。


主権国家体制なる国際社会は、いわゆる21世紀のアンシャンレジーム(旧体制)であり、封建体制ともいえる。


人類文明は戦争を違法とした不戦条約、ケロッグブリアン条約まで進化したが、今なおそれを取り締まるところまできていない。


日本を取り巻く東アジアでは今、日本と韓国、日本と中国の間で緊張が増している。


日韓、日中がイスラエルとレバノン、パレスチナのような関係となるのか、ドイツとフランス、ポーランドのような良好な関係になるのか。


独仏、ポーランドのような良好な関係を築き上げて、東アジア共同体を創設できたらいい。


歴史が審判するー対イラク戦争

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