漫画原作者の大塚英志さんが一審の弁護側証人として出廷した。



得体の知れない人間の仮面を持った被告の弁護をするとは、勇気ある出廷だった。



大塚さんはそこで宮崎勤被告が所有したビデオ約6千本のうち、性的なものや残酷なものは約1%しかないことを指摘していたという。



これだけで宮崎勤はメディアなどで作られたオタク像とは随分と異なる、ただのビデオマニア。



大塚さんは「その時どきの流行語で事件を探しても、ただ根拠のないレッテル張りとなるだけで、何の解決にもならない」と鋭く指摘する



だが裁判所では被告の刑の軽重を決めなければならないところ。



事件の解決を期待するのであれば、むしろマスコミ、ジャーナリズムが意欲的に取り組んだらどうだろう。



ところが新聞メディアは16年間の長きにわたる裁判で責任能力の問題が費やされて、と指摘するだけで、その16年間、この事件の全面理解に向けて何も取り組んでこなかった。



マスコミは売れればいい、テレビは視聴率さえ稼げればいいのか、被告が女の子の「両手を自分で食べた」とかの話題には飛びつき、最高裁の死刑判決は何かの間違い、そのうち無罪になると思っているという被告のよく理解できない語録は掲載する。



結局、被告と面識のある大学の心理士や、被告の裁判をずっと傍聴している作家たちに取材して、その言葉を新聞に載せているだけで、自ら直接取材することはしない。



簡単に容易に新聞メディアが出来上がっている。


宮崎勤はどういう自分か

AD

コメント(1)