歌詞『虹は光る』

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震災発生以来、何故か詩などの創作欲が異常に高まっています。
やっぱり追い込まれると出てくるものなんでしょうか、こういうの。


今回に至っては詩と同時に『曲』まで出てくるしまつ。
歌なんです。メロディついてるんです。作詞作曲自分。
こんなときに一体なに開眼してんのか私、と思いながら、
携帯でボイレコ録音してしまいました。
できればちゃんと曲として仕上げてみたいな…と大それたことを考えています。


…なにやってんだかと思いつつも、これは15日の「覚悟」の延長にある気がします。
今までなら、メロディが思いついても

「どうせなんかの曲に影響受けてカブってるんだろうな。うわあ恥ずかしい!」

と捨ててきてしまったのですが。


後悔しないように、やりたいことはやってやるぞと決めたのです。
さあ、弱気な自分を蹴っ飛ばせ!




『虹は光る』



突然 降り出した雨
すりむけた頬にきつくしみた
「なんでこんな日に限って!」
慣れない靴で走り出す


重なる痛み ダメになりそう
弱気振り切って 足を蹴り出すんだ


虹は光る 嵐の向こうにいる
誰にもわからない場所で
待っている 大きく手を広げて
青空を抱いて 


ちょっと待ってみたけど
ちょうどいいバスは来ないみたい
「いいよ、走っていくよ」
びしょ濡れ平気になったつもり


無理してる、知ってる、震えてるから
空元気でいい 顔を上げてたいんだ


闇に光る稲妻 導いて
嵐を抜けだせる力
大丈夫 言い聞かせている
私 走れるんだから


息がつまる 留めようのない涙 溺れそうになる
でも頑と 泣いてないと言い張る
私 走れるんだから


虹は光る 嵐の向こうにいる
誰にもわからない場所で
待っている 大きく手を広げて
呼んでくれている
虹は光る 押し寄せる闇のどこか 必ず出会える
迎えにいく 走ってく先にきっと 太陽はある
 

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その塔は高く高く伸びていた
白い白い壁は何者も受け付けぬかのようで
青い青い空をまっぷふたつに引き裂いている

登れ
登れ
と声が聞こえる

今にも強い強い風にさらわれそうに寂しいのに
あたたかく望むものはこの上にしかないのだと

登れ
登れ
と声が聞こえる

いつしかそれは
己が発しているのだった
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〈テーマ:飛行生物疑似体験〉
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風渡るこの高台は、豊かな気流に恵まれ、良質の風音に満ちている。
くるくると周囲を舞う笛のような音色の中で、背伸びをするように薄い皮膜を思いきり伸ばし切った。
途端に空気抵抗を一身に受け、よろめかないようにしっかりと脚爪で踏ん張って耐える。
まるで気流に試されている気分だ。
「っ」第4指と第5指のあいだの、ひときわ広い部分の皮膜があおられて一瞬めくれ、びりりとした。
心地よい痛痒感。

だけど、これがばさばさと揺れているうちはまだ駄目なんだ。
風に遊ばれて、乗せられているようじゃ半人前。
本当に飛ぶということは、風と同じものになるということだから。
気流たちと踊るためには、身体を、精神をどこまでも軽くし、
無駄なものをそぎ落としていかなくてはならない。

目を細める。
毒々しいほど蒼く碧い空にすうっと呑み込まれながら、
また呑み込み返すように睨みあげて。
意識の境界をふらふらとさまよいながら、
それでも目にうつっていたのは、
ただ空、
青い空、
この風の行き着く先は、
我が身と祖先、子々孫々、無限の先まで還るべき場所。

気がつくと何の音もしなくなっていた。
皮膜は鳴るのをやめていて、風と平行に、なめらかに注がれる流れに沿ってやわらかく伸びている。
自分の全部が、お腹の中から頭の先端まで透明になった気がして、
ああ、と思わずちいさく笑っていた。
力なんかちっともいらない。

行こう、と、何の気負いもなく、
まるで小川をひょいと跨ぎ越すくらいの気持ちで、ふっと爪先を蹴って。
何もない領域へ。
滑り出していた。
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手放す日

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手放す日

総数不明、総質量アンノウン、いつか底が抜けるかと、たぶん建築基準法荷重オーバー。
どうしてもって自転車走らせたり紹介されたり街で偶然とか、
出会いはいろいろ、でも袖振り合うも多生の縁。
毎年毎月毎日だって増えていくのに、ちっとも捨てられないのはなぜかって、ねえ。
ずっと思ってたんだけどね。
一冊一冊に目を通し、サヨナラ、別れを告げるには、しっかり時間と決意が必要。
懐かしいけれどなごり惜しいけれど、
ひとつひとつをひも解いて大事に記憶にとどめたいけれど、
思い出を語るために向かい合ってきたんじゃないから、
すがるために得てきた経験、流した涙じゃないから。
君が血肉に意識にとけて鼓動とともに今日をまた巡るなら、
僕らはこれからだってずっと一緒と、言い聞かせては、手放す日。

『run!』

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白い鳥が
大あくびした僕の視界
すれすれのところかすめていった

白い鳥が
僕の頭上くるり回り
わざわざ鳴いてからかってった

なあ、アイツより僕の方が楽だなんて
誰が決めたんだ?

走ってって
ゴールテープ切るまで
どっちが勝ったかなんてわかんないだろ

子どもみたいに大袈裟に手ひろげて
飛んでる気になってたら、笑われた!


白い鳥が
上昇気流つかまえたらしい
上へ空へと滑りはじめる

走る僕は運動不足、情けないことに!
足がもつれて呼吸があがる

でも、僕よりアイツが楽してるなんて
誰に言えるんだ?

走ってって
ゴールライン切るまで
誰がほんとに勝つかなんてわかんないから

翼みたいに大袈裟な風切音
唇で吹き鳴らし、笑われたい!


ゴールまで行こうよ、わかんないだろ?


翼みたいに大袈裟に手ひろげて
飛んでるつもりになって、笑われたい!走っていたい!負けない!

詩編『森』

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.hack//GUゲームサントライメージ詩、今の所これでラスト。
グリーマ・レーヴの曲です。
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“森”

歌がきこえる
あなたが好きだった歌
木霊のように響く

“凍てつく夜にひとり
森を彷徨うあなたが
暗い道を外れることなく
帰ってきますように”

歌をうたおう
あなたが好きだった歌
子守唄のように

“止まない雨に濡れて
森を彷徨うあなたが
暗い沼に呑まれることなく
帰ってきますように”

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昔話の森をイメージ。
志乃さんから取り残されたハセヲへ、って感じです。

詩編『雪』

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またまた.hack//GUゲームサントライメージ詩ですよ。今回の曲は『失う覚悟』です。

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“雪”

雲もなく晴れた
空はひどく明るいのに
あなたの顔だけが
幾重にも隠されて
見えないのです

あふれる涙が痛いほどに
僕はきっと幸せでした
雪のようにきれいになった
あなたに
僕は
いま向かい合えていますか


葬列の続く
丘の空は白んで
もうすぐ新しい日を
あたりまえのように
迎えるのです

あふれる記憶が痛いほどに
僕はずっと幸せでした
雪のようにきれいになった
あなたに
僕は
いま向かい合えていますか

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『永訣の朝』から発想しました。

詩編『花』

テーマ:
昨日に引き続き.hack//GUゲームサントライメージ詩ですよ。
アルケ・ケルンの曲です。

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“花”

       おうか
花は降り謳歌せり
せんやえいが
千夜栄華
咲き誇る万の里に


       とうし
花は散り悼詞せり
せんやいんが
千夜因果
かむはぶ
神葬る君が為に

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平家物語を意識しつつ和風できめてみましたよー。盛者必衰の理~。
今回の音楽はちょっとジャパニズムの香りがしますねえ。

そういやこないだ、ぴろし3の曲きいてたら、ラストの「じゅばっち!」のシャウトの瞬間、外で雷がぴかっと光りました(笑)
タイミングよすぎですよしゃちょー!

詩編『凪』

テーマ:
hack//GUゲームサントラ購入しました☆
家のコンポで重低音強めでかけて、悦にひたっとります。
やっぱりいい音楽には創作意欲が刺激されますようー。
ではその中の一曲のイメージ詩をば。
エルディ・ルーの曲です。

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“凪”

ひとときの雨
今去りけり
じょうてん
上天の光
はしら
柱 成し

ひとよ ことわり
人世 の 理
色失い
冥界の光
あらは
顕 れる

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『emerald view』

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またまた詩。
しかも色シリーズ(笑)
ロマンチストの口説き文句ってこんなのかなあ、とか。


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『emerald view』

未だ明けない地平は
薄荷の翠

何ひとつ
標になるものはなくても

指先で透き通る塔を描き足して
がむしゃらに追いかけ
歩いてきたのさ


この頼りない身体の
野生かきあつめて

君を、ずっと
守れるつもりでいたい

枯れ草をかき分け君が転ばないように
道をつくるから
ついておいで


古い箱の中に忘れかけていた
宝物のかけらを拾い集めて

一番きれいなものをあげるから
がらくただなんて言わないで


何でも探してきてあげる
霧の大河?
四角い虹?
永遠の森?
檸檬色の海?

僕が見つけてきてあげる
銀色の空?
手乗りの月?
羽根のある魚?
夢より嘘みたいな幸せ?

一緒に連れていってあげる
違う惑星?
争いのない場所?
ここではない、どこか遠く?


行こう、
翠玉色の都を探しに
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