いつも木端微塵

ギタリスト:テリー木端の日記。音楽的影響:King Crimson,XTC,Japan,Joy Division,The Smiths,Morrissey ギターは、80年代フェルナンデスのThe Revival、Tokai SEBレスポール木端モデル。
連絡先:postmasterアットmorrissey.jp


テーマ:
私は、他人のモリッシー論に興味がない。

モリッシーを好きな人の行動に興味がある。
行動や、生きるということに、生き様みたいなところに興味がある。
つまり、何をするかである。
 
あと、モリッシーの音楽をすすめる気が起きない。
正確に言うと、過去のある時点からどんどん無くなっていった。
だから、モリッシーの歌を聞いてごらんよとかまず言わない。
 
スミスとモリッシーソロは、ある意味別物だと思う。
スミスはバンドであり、モリッシーは、ソロ活動になる。
 
特にスミス至上主義の人に、モリッシーも聞いてみてよとか
全く思わない。

スミス至上主義はある意味、理に適っている。
例えば、The queen is deadが素晴らしいから
聞いてみるべきと考えていたとして、
World peaceがその倍ぐらい素晴らしい作品かね?
 
どこが?
特に音楽的に。
ジョニー・マーのギターは圧倒的に素晴らしいと思う。
 
事実として、The queen is deadは歴史上の聞くべき偉大な作品に挙げられる。
しかし、World peaceは挙げられない。
 
そうすると、個人的に、これはこれで、好きみたいなところに落ち着くのだと思う。
そう考えるとすすめる気が起きない。

聞く人は、自分で選んで、どうせ聞くだろうと思ってしまう。
 
スミスからモリッシーのソロまでをモリッシーの活動と捉えて
すべてのキャリアで、どの作品が一番か、
一枚しか作品を選べないとしたらどれを選ぶのか?
サウスポーグラマーを選ぶ。
 
もうこの段階で異端中の異端だと思う。
 
あるモリッシーのファンで、昔はサイトをやっていて
何度か見かけたことのあるアメリカ人の女性がいる。
けっこう我々の中では有名な人なのだが、
たぶん、デヴィッド、ジュリアに次いで3番目ぐらいだったのだけど、
彼女が、サウスポーグラマーはゴミだと言っていた。
 
それは、それで理解できる。
音楽的には、サウンドが似たり寄ったりで
これは!?というような名曲は一曲もない。
 
それにサウスポーグラマーという作品は人を選ぶと思う。
わかる人にはわかるというような作品だと思う。
 
スミスの作品ではなくてどうしてこれを選ぶのかだが、
スミスの作品は、天才だと感じるが、やや作為的。そして文学的でもある。
 
サウスポーグラマーは、不器用に人生の壁にぶち当たっているようなところがあり
本人そのものが、もがき苦しんでいるようなところがある。
ギリギリのところで戦って生きるみたいなところがある。
スミスは、一緒に涙を流すようなところがあるが、
この作品は、一緒に必死に戦うというような感じだ。
 
結局、そこに価値を置くのは、自分自身の特性に過ぎない。
サウスポーグラマーに、意味を見出すことができない人と
私は分かち合えるものはないと思う。

かなり乱暴な言い方だけど、けっこう本質を言っていると思う。
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