第4話ティアードスカート
ウエストゴムスカート の作り方を覚えたら、今度はもっと広がったスカートにしたくなり、布幅をたくさんとりすぎたためこのような失敗をしてしまう事があります。ウエストのギャザーもっさり状態を回避する方法はいくつかありますが、まずはスカートを段にして広がりを足したティアードスカートの作り方を紹介しました。
ティアードとは「段々になった」という意味です。人間用お洋服だとキャザーの分量がもう少し少ないですが、ロリィタ系の雰囲気にしたい場合、お人形ではだいたい2倍とっておけば、ヒラヒラ具合が可愛いと思います。
過去にドールムックのドリィバードでbabyのミニチュア服を制作しましたが、シャンタンを使った場合、2倍が丁度良かったです。それ以下にしたら、ちょっと物足りないな~と感じました。好みで調節してください。
参考までに、下のドレスで裾と中心のフリフリは、付ける位置の2倍の長さになってます。
フリフリ部分は、ちょっと厚め(ベロアくらい)の厚さの布です。
ハイウエストのお洋服など、ボリュームを控えめにしたい場合は1.5~1.8倍くらいに減らした方がいいと思いますが、布の厚さによってもボリュームが変わってくるので、余裕があったら少し多めにギャザーをよせてみて、多かったら減らすと言う方法をとった方がいいでしょう。
それから段の高さですが、上を少し短く、下を少し長くしましょう。同じだと下の方が短く見えてしまいます。上の方を短くした方がモタついた感じにならず、見た目がなんとなくスッキリします。このテクニックはスカート以外にも使われるので、今後の講座で再度説明していきますね。
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第3話 スカートの布幅の出し方
上の漫画は、私が小学生の時にやった失敗です。
スカートを作るにあたって、布幅を結構とって制作したつもりなんですが、あまりにもすぼまったスカートが出来上がり、ショックのあまりそれから自分で作るのを止めてしまいました。
時は流れ、SDのスカートを制作する時、長さを割り出すのにいい方法は無いかと考えたのが針金技です。このように最初から広げたい最低寸法を測っておけば、変にすぼまったスカートにならずに済みます。
注意していただくのは、上のように立たせた状態でスカート丈を決めた時、実際に制作すると重力で裾の位置が下がるので、思ったよりも長い丈になる事があります。
逆に座った状態だと、完成させた時にギャザーの分だけ上に上がるので、丈が少し短くなります。その辺りを計算に入れて、スカート丈を割り出してください。
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