七夕の日
悲しいお別れをしました

19年前に猫嫌いの私の元へ小さな猫がお腹を空かせてやって来ました
尻尾が曲がって生まれて来たから捨てられたんだね…とお医者さんは言い名前のない猫のカルテにチビと書きました。

家族に迎える自信は無く
里親募集をするも
友人は、みな口を揃えて
縁があって来た子だから育ててみたら?と

出会った日、東京の空は雲がひとつもない青空で目の色と同じだから名前は空として
私と空の19年が始まったのです。

空は、たくさんの事を教えてくれ
たくさんの愛をくれ
たくさんの我慢をしてくれました

陸が初めて来た日も
海が初めて来た日も
カブちゃんが初めて来た日も

私より空が我が家のルールを教えてくれ
皆をそっと見守ってくれて

感謝しかない

あの日
空が虹の橋を渡って行った日

病院は、緊急がたくさん入って
4時間も待たされました…

途中で帰れば良かったのかもしれない

空の順番にくる10分くらい前にキャリーの中で失禁!
それが脱水症状の合図だった

即、入院して1時間も経たず
病院から電話が

呼吸が止まりました…


本当は、前日に病院へ連れて行くべきだった…

後悔ばかり

木曜日の夜から変調はあったのに…

前の週に交通事故で会社を休んだ事や繁忙期
優先順位を誤ったために大切な空を失ってしまった。

だから
泣けないのかな?

いつもの空の居場所
そこに空が居ないだけで涙は出てくるのに
何だか心から泣けない
陸の時に嗚咽が出るほど泣けたのに…

陸には会えましたか?
陸はお友達が出来ていましたか?
ミサンガしてくれていますか?
美味しいご飯を食べましたか?

お母さんを許してくれますか?



また、会いたい

あなたに会いたい