ねこじたーず的声優アワード2008(後編) | ねこじた男のふたりごと

ねこじたーず的声優アワード2008(後編)

後輩「はい。という事で、前回の末尾で宣言した通り、中3日での更新となりました。
  拍手~!」
先輩「有言実行!全くもって素晴らしいね!!と言っても、俺は執筆作業ノータッチ
  だけど。(苦笑)ところで今回、3回目にして完結編を迎えた『声優アワード』
  だけど、あと何が残ってるんだっけ?」
後輩「おいおい。何を言い出すかと思えばこの人は…前回まで真面目にやって
  いたのか?を疑いたくなる爆弾発言あっさりとしてくれたよ。まあ、そんなの
  今に始まった事じゃないけどね。でも、読者さんもいるから確認しておこう。
  良い?これは、あくまで読者さんのため。本来、先輩は記事の内容を把握して
  いてくれなきゃ困る側の人間なんだからね?頼むよ。全く!」
先輩「うん…ごめん。気をつけるよ…(ずーーーーーん)」
後輩「…(あ!やべぇ。先輩が、あまりに素っ頓狂な事を言い出すからつい、
  いつもの調子で、まくし立ててしまった!まだ本題にも入ってない内に、こんな
  テンションじゃ、やり辛いなぁ…よし!ここは…)オホン!先輩、そんなに
  気落ちしないで、がんばろ。ファイト!だよ!!
先輩「…今の…名雪?名雪ちゃんだよね!うん、間違いないよ。何か元気出てきた!」
後輩「…(思った通り、今の先輩に『Kanon』は効果絶大だな。全く、扱い易い人だ)
  さて、先輩の元気が出た所で今回の記事の確認ね。今回は、前2回で触れられ
  なかった『歌唱賞』と、『パーソナリティー賞』の2部門、6人の発表と総括
  という事になります」
先輩「ああ、そうだった。そうだったね!それじゃ、まずは歌唱賞の発表からで良い
  かな?」
後輩「うん。でも、声優なのに、なんで歌唱賞?と思う人もいるかも知れないから、
  まずその辺りの説明を簡単にしよう」
先輩「そうだね」
後輩「前編で触れた『声優アワード』設立のオフィシャルな理由に、『子ども達の
  憧れとして、人気職業の上位に位置し』という1節があるけど、何故、今
  『声優』という職業がこんなにも注目されるのか?という疑問を解くキーワード
  に、『メディアミックス』が挙げられると思うんだ」
先輩「うん」
後輩「この『メディアミックス』というは、作品を売り込むために、色々な媒体
  (原作コミック・TVアニメ化・キャラクターソングやドラマを収録したCDの
  発売・作品の情報を発信するwebラジオの放送など)を使う手法で、ここ数年で
  特に多用されているんだよね。つまり、何かの作品で主役級のキャラクターを
  演じる事になった声優さんは、本業の他にCDデビューや、ラジオの
  パーソナリティーなども、同時に約束される事になる訳だね」
先輩「うん」
後輩「故に、『今の声優さん』はメディアへの露出度が高くて、さながら芸能人
  という様相を呈している訳。そこが、人気の秘密ではないか?と思うね」
先輩「なるほど~。さて、説明はこんなところで良いか。ではでは、お待ちかね。
  歌唱賞の受賞者発表と行きますか。歌唱賞に輝いたのは…」
先輩&後輩「水樹奈々さん・茅原実里さん・南里(なんり)侑香さんです!」
後輩「ここは、迷う事なく決まった唯一の部門だったよね。それに、このお3方は、
  みんな自分の名前(南里侑香さんの場合は、『FictionJunction YUUKA』という
  ユニットですが。)でCDを出してる。つまり、『アニメのキャラソン』という
  括りを超えた所で活動してるんだよね?」
先輩「うん!じゃあ、まずは奈々ちゃんから行こうか」
後輩「てか、この3人って3人共、2人の推薦だし、面倒臭いからまとめない?」
先輩「え?そりゃ構わないけど、どうやって?(ていうか後輩、もっと言葉を選んで
  よぉ…)」
後輩「うーん…今までの展開だと、1人ずつどんな活動をしたかっていうのを
  振り返るんでしょ?」
先輩「そうなるね」
後輩「でも、ヘッドの場合は去年の(歌手)活動は前に書いた記事で、大体の事は
  補完できちゃってるしさ。他の2人についても、去年アルバムを発売して且つ
  それを聴いた結果、良いアルバムだったから、ここに選出されたんだしさ。
  しかもそれ、両方、記事にしてるし」
先輩「それをもう1度、話すのがウザいと?」
後輩「ご明察」
先輩「うーん、後輩の言う事も解らなくはないけど、じゃあ、一体どうすれば…」
後輩「だから例えば、それぞれを聴く時、特にどこを重視しているか?とか。今後へ
  の期待(要望)とかさ」
先輩「というと?」
後輩「じゃあまず、俺からね。俺が聴いてる以上、本当に好きだからだし、この3人は
  総合的な評価が高い人達だけど、それでも、期待している部分は微妙に違うん
  だよね。ヘッドなら、声優界トップクラスの歌唱力・FictionJunction YUUKA
  なら、梶浦さんが創造する世界観(主に曲調)・みのりんなら、
  クリスタルヴォイス(アルバム『Contact』のランティス特設ページより。)と
  言われる声質。という具合に」
先輩「なるほどねぇ。俺にはそういう発想はなかったなぁ。ああ、でも今後の要望
  ならあるよ」
後輩「何?」
先輩「俺達、お正月に奈々ちゃんのライブを観に行ったじゃん」
後輩「うん」
先輩「それで、強く思うようになったんだけど、今度は絶対
  『FictionJunction YUUKA』が良いなって。しかも、『see-saw』と石川智晶さん
  (ソロ)も呼んで3部構成。良いと思わない?」
後輩「そりゃ、魅力的な提案ではあるけど、仮にこういう企画が存在したとしても、
  ファンクラブ(あるのか?も判りませんが)に入ってない俺達じゃ、どうせ
  チケット取れないよ。『奇跡』でも起きなきゃね…」
先輩「そんなの判んないじゃん!奈々ちゃんのライブにも行けたしさ…」
後輩「そう!あれこそ『奇跡』だったんだよ。そして、もう1つ良い事教えてあげ
  ようか?」
先輩「な、何さ」
後輩「それはね…オホン! 『奇跡』って起きないから『奇跡』って言うん
  ですよ!!

先輩「が!で、ですよねぇ。栞ちゃんの言う通りだ。全く、俺は何という妄言を…」
後輩「ハハ…でも、企画されたら行けると良いね」
先輩「うん。じゃあもう1つ。梶浦さんが作詞・作編曲した曲を奈々ちゃんが歌う。
  これどう?」
後輩「おお!それ良い!!是非とも実現して欲しいね。てか、ヘッドは先月シングル
  を出したし、来る5月9日には、なんと!俺らが行った会場のライブを収録した
  DVDを発売する事が決まってる。みのりんも、今月の26日にシングルを発売する
  んだけど、『FictionJunction YUUKA』だけは、去年7月4日のアルバム発売
  以来、新しい情報が入って来ないんだよね。そろそろ『FictionJunction YUUKA』
  欠乏症だよ。何か活動してくれないかなぁ」
先輩「そうだね。さて、歌唱賞の3人についてはこんな所かな?」
後輩「うん。じゃ、次のパーソナリティー賞で、ついに最後か。という事で、
  長かった『声優アワード』もいよいよ大詰め。栄えある最後の3名、この賞に
  輝いたのは…」
先輩&後輩「林原めぐみ様・生天目(なばため)仁美さん・関智一さんで~す」
後輩「いや~遂に来たねぇ、ここまで」
先輩「う、うん。で、ここはどうする?やっぱりその~…め、めぐみ様からかな…?」
後輩「ああ、うん。先輩がそれで良いなら、先陣を頂こうかな。ああ、それから
  先輩はいつも通り『林原さん』で良いから」
先輩「え?で、でも前編で…」
後輩「ああ、あれ?気にしないで」
先輩「でもさ…」
後輩「良いから!!」
先輩「う、うん…解ったよ」
後輩「さて、話がついた所で早速だけど、行くね。ぶっちゃけて言うと、この
  『声優アワード』の投票はさ、主演・サブキャラクター・新人の男優賞と
  新人女優賞以外、つまり、主演・サブキャラクターの女優賞。それに歌唱賞と
  パーソナリティー賞は、全部めぐみ様にしようか?と思った瞬間があったんだ
  よね」
先輩「え?えぇぇぇぇぇ!それって、つまり、投票可能な所を全て林原さんにする
  って事だよね?でもでも、『2007年1月1日~同12月31日の間に発表された作品』
  って、条件があったんでしょ??それは満たしてたの???」
後輩「もちコース!!まず主演女優賞は、『エヴァンゲリヲン新劇場版:序』の
  レイちゃんでクリアでしょ。次に、サブキャラクター女優賞は『名探偵コナン』
  の哀ちゃんがいるし、歌唱賞は、去年の2月にシングル・4月にはアルバムを
  出してるでしょ。そして、パーソナリティー賞は今、実際に受賞してるっと。
  はい!めぐみ様、4冠達成おめでとうございま~す!!
先輩「…はぁ、そうなんだぁ…。って!林原さんの4冠じゃないから!!今までの
  苦労はどうなるのさ!!!」
後輩「苦労?誰が?さも自分が書いてます。みたいなフリだけど、実際にこれを
  書いてるのは誰?全部、俺でしょ?」
先輩「そ、それはそうだけど…だったら最初(打ち合せ)から、そう言って
  くれれば…」
後輩「ハハ…ハハハハ……アーッハハハハハ…はぁ、先輩ってホントにからかい
  甲斐があるよね。冗談なのにさ!」
先輩「……(またしても、謀られたぁ!!)」
後輩「まあ、4冠を取らせようか?と考えたのは、最近めぐみ様の露出度が低かった
  事が原因なんだよね。これは、ジュニア(お子さんの事をめぐみ様はこう呼んで
  います。)がいるから、仕方ないんだけど、それだけに去年みたいな状況はもう
  簡単には作れないだろうからね。ま、今年も来月『コナン』の劇場版が公開
  されるし、夏くらいには『エヴァ』も新劇場版:破も公開だったと思うから
  主演とサブキャラクターは行けるけど、CDは出るか判らない(恐らく
  『林原めぐみ名義』では出ないと踏んでいます。)からね」
先輩「そうか」
後輩「で、真面目な話をすると、めぐみ様は『林原めぐみのHeartful Station
  (ラジオ関西)』と、『林原めぐみのTokyo Boogie Night(TBSラジオ)』
  という番組を2つ担当してるんだけど、その2つが揃って、去年めでたく放送
  800回を突破したんだよね。だから、このパーソナリティー賞は、そのお祝いの
  気持ちを込めての選出って事で」
先輩「なるほど~。800回かぁ、すごい数だねぇ」
後輩「うん。2つ共週に1回だから、16年越えという事になるね。それを考えると、
  何かを継続する事の偉大さを切に感じるよね。俺達のブログはいつまで続け
  られる事やら…」
先輩「まあ、俺らの場合は、今まで通り書きたい事を書きたい時に書けば良い
  じゃん」
後輩「そうだね。さて、じゃあ次は、なばっちに行く?」
先輩「うん。生天目さんは、先に出た静さんと一緒に『開運☆野望神社』という
  ラジオをやってるんだけど、あの2人は本当に仲睦まじいし、生天目さんが
  ボケで静さんがツッコミという役割分担がきっちり出来てるから、面白いん
  だよね」
後輩「そうだね」
先輩「…」
後輩「…」
先輩「…(やばっ!ラジオだけだと話が続かねぇ)」
後輩「どうした?もう次に行って良いの?まあ、今回も長くなってきたからそれでも
  良いか」
先輩「あ!いや…ああ、そうか。総括もあるんだもんね…」
後輩「うん。正直な話、ラジオも数を聞いてる訳じゃないしキツイんだよね。声優
  としては、声色も持ってるし、演技力…特に酔っぱらいの演技はすごいよね!
  下戸なのに
先輩「そうそう!生天目さんは、主演女優賞の時に挙げた川澄さんと、今回受賞には
  ならなかったけど、堀江由衣さんとも同じ年だから、俺達の中ではその年生まれ
  のBIG3と呼んでるんだよね?」
後輩「うん!ほっちゃんかぁ、ほっちゃんねぇ。先輩はもし今選び直せるなら、
  主演女優賞はほっちゃんなんじゃない?」
先輩「ああ『Kanon』のあゆちゃんだしね。うーん、そうかも。(笑)」
後輩「あとは、関さんか。彼は『のだめオーケストラジオ』のパーソナリティー
  だったんだよね。彼にはエロトークを含めて楽しませてもらいましたっ!と。
  もうだいぶ長いし、男だから良いよね?
先輩「え?あ、ああ…うん…(何かせっかく受賞したのに、関さんの扱い酷くね?
  しかも、理由が男だからって、どうなんだろう?)」
後輩「ん?何?まだ言いたい事があった?」
先輩「い、いや…(とは言っても、こう切り返されてまで言いたい事もない訳
  だけど…関さんごめんなさい!あ、そう言えば、あの件があった。)
  パーソナリティー賞はこれで良いんだけど…」
後輩「もう!はっきりしないなぁ!!さっきから、長くなってきたって言ってる
  じゃん。何かあるなら、さっさと言ってよ」
先輩「ごめん…実はさ、3月3日に広川太一郎さんが亡くなったんだけど、後輩は
  知ってる?」
後輩「いや、名前を聞いただけじゃ、わからないな」
先輩「そっか。たぶん、後輩も声を聞けばわかると思うんだけど、広川さんて、
  吹き替えとか、DJとして活躍した人で、特に駄洒落を交えた軽妙な語り口と、
  コミカルな演技に定評のある人だったんだよね」
後輩「へぇ」
先輩「それに、声色というより声の高さを変える事で演じ分ける人で、演じられる
  役柄の幅はかなり広いし…とにかく、俺としては惜しい人を亡くしたという
  気持ちが強いから、彼のご冥福を祈ると共に、『特別功労賞』を贈りたいなと
  思う訳ですよ」
後輩「そういう事なら、異存はないよ。という事で…」
先輩&後輩「広川さんのご冥福を、心からお祈り致します!」
後輩「さて。じゃあ、総括に行くけど良いかな?」
先輩「どうぞ」
後輩「了解!まず言える事は、本家との結果が、かなり違ったという事だね。被った
  のは、宮野さん・釘宮さん・小野さんの3人だけだし。それも、選出された
  部門がことごとく違うしね」
先輩「確かに。こんなに違うとは思わなかったよ。まあ、それでこそ
  『ねこじたーず的』ってつけた甲斐があるってもんだけど」
後輩「そうだね。えーと、本家で選ばれててこっちに名前がない人で、且つ注目度の
  高い人と言えばやっぱり平野綾さんかな?」
先輩「だろうね」
後輩「じゃあ、最後に、あやちゃんの話をして終ろうか?」
先輩「うん」
後輩「あやちゃんは、去年の『声優アワード』でも新人女優賞を受賞していて、
  今年は主演女優賞と歌唱賞の2冠を達成してるんだよね。まあ、両方とも
  『らき☆すた』に出演したのが大きいんだけどね。この作品で主役の
  こなたちゃんを演じて、オープニングテーマであった『もってけ!セーラーふく』
  の歌唱(この曲は、あやちゃんのソロではなく、加藤英美里さん・福原香織さん・
  遠藤綾さんと一緒に歌っています。)も担当したからね。実際、歌唱賞はこの
  曲で取ってるし」
先輩「へぇ」
後輩「まあ、当然と言えば当然だよね。何しろ、CDが売れないこの時代に、20万枚
  以上出荷してるっていうんだから。歌詞は意味不明なんだけど、聴いてる内に
  そこが良くなってくるから不思議だよね。声優としても、一昨年すごく人気の
  あった『涼宮ハルヒの憂鬱』のハルヒちゃんがあったりするしね」
先輩「そうだね」
後輩「『ハルヒ』は元々、人気のライトノベルではあったけど、アニメ化されて
  人気に拍車が、かかった所もあると思うし、そういう意味で言えば、あやちゃん
  に声優としての力があるという事だろうね。あとルックスもはえるから、
  グラビアに出たりもしてるし、写真集も売ってるしね。とにかく、スペックの
  高い子だね。まさに次世代を担う声優さんだよ」
先輩「うん」
後輩「ああ、そうだ。それから、中編の時に出た『絶対可憐チルドレン』ね。あれ
  にも主演するんだよ。もう、俺はそれが判った時点で観る事を決定したね。
  もちろん、予習としてコミック2巻の途中まで読んだ結果も入ってるけど」
先輩「そうか。俺はどうしようかなぁ?」
後輩「まあ、俺は干渉しないから好きにすれば良いさ」
先輩「そんな冷たい事、言うなよぉ。アニメの選定については、特に頼りにして
  るんだからさ…」
後輩「冷たくなんか無いじゃん。今、俺が持ってる情報は渡したんだから、後は
  先輩の決断次第でしょ?それでも、不安だって言うなら、『ハヤテ』の後釜で
  見慣れた時間枠なんだし、とりあえず1話だけ観てみれば?」
先輩「うん、そうだね。そうするよ!」
後輩「さて、本当に長くなってしまったから、今回はこれ位で終ろう。ここまで、
  前・中・後編を合せて延べ17,500字を読破して頂いた皆様、本当にお疲れ様
  でした。そしてありがとうございました!!」
先輩「えぇぇぇぇぇ!!3つで17,500字も行ったの?すごいな…」
後輩「うん、ホントにね。それでは、最後に予告を。次回は珍しく先輩が記事を
  書き下すそうです。(更新時期は不確定ですが、来月の上旬くらい?の予定
  です。)頑張ってね!」
先輩「了解です…」
後輩「ああ、それと『本家声優アワード』の結果はこちらです~。宜しければ、
  これと併せてもう1度お楽しみ下さい。それでは次回の更新まで、
  ごきげんよう!!」