全国で水害が起きております。
被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げます。
今回の水害は、2~3日の集中豪雨によるものがおおいようですが。
1週間ほど、シトシトと小雨が降ってから、少し大きな雨が降るのも恐いです。
戦前の阪神大水害はこういう状況で起きました。
山の保水能力のキャパシティーをオーバーしてしまうからなんですね。
通常の山には、木が植わっています。
この樹木が、降ってきた雨水をしっかりと保水してくれるわけなんです。
ところが、物理的な限界はあります。
限界を超えると、水は地面に吸い込まれなくなって。
地表の上をただ流れるだけとなります。
最近の水害では、土石流や土砂崩れが問題となっていますが。
この場合は、水が中心となります。
下水や河川のキャパを越えた時点で、水はあふれて地表を流れ出します。
高いところから低いところをめがけて。
このとき、水はどう流れるのでしょうか。
水の流れは、現在、河川工事や下水の工事などで人工的にコントロールされています。
これが「アンコントロール」の状態になった時。
水は、本来水が流れていた昔の流れをたどります。
昔、沢や小川があった道は、濁流が通ります。
沼や湿地帯であった場所には、間違いなく水が押し寄せます。
湿地であった場所、沢や小川は。
この数十年の間に、人工的に埋め立てられたり道路になったりしています。
ここが川であったの?
俄には信じられない事でしょうが。
山が接近した町では山に対して垂直な道筋は沢や小川を道に改造している場合が数多く見受けられます。
設計想定を超えた雨水量の場合、道が濁流の通り道となるのです。
戦前、できれば明治時代ぐらいまでの古地図で住まいの周辺がかつてどういう地形であったのか。
確認しておいて損はありません。
というか、確認しておいた方がよいです。
地図が見つからない場合は、7~80歳ぐらいでその土地にずっと住んでおられるお年寄りや、3代以上そこに住んでいる方に以前の町はどういう状態であったのか、お話をうかがっておくべきです。
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