厳しい現実 |  猫好きに悪い奴はいない!! 

 猫好きに悪い奴はいない!! 

道を外れ、たくさんの失敗をしてきた経験を生かし、
「NPO法人 再非行防止サポートセンター愛知」にて
活動させて頂いています。

消せない傷を消していく道。

保護観察所から連絡があり、自立準備ホームへの少年の緊急の受け入れがありました。
今月末にも新たに自立準備ホームに入居する少年がいるのですが、
その二人に共通しているのが親からの虐待です。

内容を知ると本当にこんな現実があるんだ!と、ビックリするような内容でした。
やはり育った環境は大きく影響してくるのだなと考えさせられてしまいました。

一人の少年は父親から幼少時代に虐待を受け、施設生活を長く過ごし、高校の時に父のもとに戻るも、再び虐待を受けていたそうです。
親から食事も与えられずに空腹の為我慢できずに万引き、そして捕まり少年院。
少年院を出院するも、再び父からの虐待を受け、保護観察所が保護して今回の入居になりました。
また、もう一人の少年も母親からの虐待があり、金属バットで殴られたりもしたそうです。
母子家庭でしたが、母親が再婚して新しいお父さんができました。
しかしその新しい父親の実の子供ばかりを可愛がり、母親は子育てを放棄し、少年は家という居場所を失いました。
その少年はまだ15歳です・・・

最終的にいきついたのは神社のお供え物です。
それしか食べる手段がなかったのだと思います。
そして捕まり少年院です。

想像するだけでも涙が出そうになりますよね。
この母親は少年院を出院後に少年を引き取るのを拒否しているそうで、少年は15歳にして親と一緒に住むという選択肢はなくなりました。

こんな現実を知ってしまうと、非行してしまったのはもちろんいけない事ですが、
子供だけの責任とはいいきれないですね。



暗い過去を持つ少年達ですが、笑顔になって、自立ができるようにサポートしてあげたいと思います。