バリ島とわたし 5 (闘いのこと)

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ここまで順を追って書いてきたが、記憶が鮮明なうちに少し先行して違う話を。

これは、島から再びKutaへ戻って来てからのできごとだ。

 

その日わたしは2度もダマされかけた。

 

一度目は両替。

バリ島で現地のお金が足りなくなると、街の両替屋に行ってその都度両替していた。両替屋は至る所にあり、店によって若干レートが異なる。

 

前日に見たホテルの近くの両替屋のレートが結構高かったのを思い出し、その店にいってみた。

そこは裏通りにあり、多少アヤシイ雰囲気だったが、レートは(YEN=119)とかなり高めだ。(その週のだいたいの相場が(114)前後。)ただ、レートが高めの店は手数料を取られたりして結局は損だと聞いていた。

 

念のためにと表通りの別の両替屋も覗いてみたら、ほぼ同じレートで手数料もかからないと言う。けれどすべて200ルピア札での両替と言われ、あわてて断った。一万円の両替をしたら500枚以上のお札と交換する事になってしまう。財布に入りきらんやん。てかその前に支払う時にめっちゃややこしいし。

 

そこで先ほどの裏通りの店に戻り、レートと手数料無しの確認をして、お札も50000ルピアでの交換と聞き安心、こちらで換える事にした。(今思えばここで安心したのが間違いだった)

 

さて、50000ルピアはほぼ500円である。

両替すると言うと、初め1人だった店番の男が別の男を呼び、なぜだか他にも数人の男が近寄って来た。

なんとなく囲まれる感じで、お札の確認がはじまった。

とてもアヤシイ。(- -#)

 

50000ルピアを2枚一組にして、なぜか両替屋の男は「ワン、トゥ、スリー、ワン、トゥ、スリー」と数える。そしてすごい早業。

 

いやいや、ややこしいやん?(- -#)

 

ワン、トゥ、スリーが3回とワンを1回で10なのは判るよ。

でもちゃんと、4、5、6も数えてよ。

仕方がないので、彼が数える時は「いちにーさんしーごーろくしちはちくーじゅう」と日本語で上からかぶせといた。

何回かお互いに確認し合い、自分も数えて一緒に来たK織も数える。

「あってる?」

「あってるな」

 

今思えばこれももよくなかった。

友達も確認してると思えばそれだけで安心してしまう。

 

お札を交換し、店を出て歩き出したところで、なにか腑に落ちない気がして財布のお札を数える。

 

ん?おかしくない?50000ルピア札が13枚しかない。。。

「1万円を500円に両替だと20枚はあるはずよね?」

 

でもあってたよね???

K織と首を傾げながら、それでもやっぱり足りないのは間違いない。

 

「騙されてる!」

 

店を出て何mか歩いたところだったので、すぐさま引き返して店の中に入っていった。

 

「ヘーイ!アーユーチーティング!!!!」

 

騙しただろう!とすごい剣幕で怒鳴り込んだものだから、向こうもあわてている。

 

「13枚しかない!」

と50000ルピアを見せると

「そんなはずは。。。」としどろもどろ。

 

けど、結局はじゃあその13枚戻してくれたら1万円札返すよ。

という事になった。初めから両替はなし。両者問題無しだと。

考えたらそれもおかしな話であるけれど。

13枚は7千円足らずだ。それを交換するんだから。

 

何が何でもダマそうというよりは、見つからなければラッキーくらいの感覚なのかも知れない。

怒り狂った日本人相手に最後まで食い下がる気はないらしい。

 

そうして、安全な表通りの両替屋に行って、無事両替は済ます事にした。多少レートが悪くてもやはり海外では安全第一だと学んだ。

 

学んだはずなのだが。。。。

 

この夜再び事件は起きたのである。

 

 

 

つづく

 

 

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