昨日、8月12日は、日航123便が御巣鷹山に墜落した日でした。
26年前の夏。
私は、昨年末に裏長屋マンションズの『8.12』という舞台に出演させていただいたご縁で、
今年、劇団の皆様とご一緒させていただき、慰霊登山に行ってきました。
昨年は、すでに登山できる期日を過ぎてしまっていたので、慰霊の園に行きましたが、
今年、ようやく、事故現場である、御巣鷹山に登ることができました。
朝9時に新宿に集合。
やはりお盆ということもあり、すでに高速は大渋滞。。。
群馬県に入れたのはすでに13時回っていました。
先にお昼をすめせようということで、毎回立ちよるお蕎麦屋さんでお昼を済ませ、
近くのお花屋さんで、お花を買い、
ようやく15時すぎくらいに登山口に到着。
杖をもち、登り始めました。
写真や映像でしか見たことのない、事故現場は自分の目にはどううつるのか。
そこまでの道のりはどんな感じなのか。。。
ゆっくり登り始めました。
最初から急な坂が続き、そのまま山道へ。
山の中はとても涼しく、優しい光が木の葉たちの間から漏れ、道を照らしてくれました。
私たちが歩いてる山道は手入れされ、歩きやすくなっているそうですが、
この状態で、すでに私は、息があがってしまいました。
道が整備されていなかった数年前、、、そして、道というものがなかった、事故の時、
524人を探して捜索された方々は、何の目印もなく、確定されていない目標地を目指し、
どうんな想いでのぼられたのでしょうか。
そして、32分という時間を、524人の方は、何を思われていたのでしょうか。
途中途中で休憩をしながらゆっくり登りました。
ようやく頂上へ着きました。
(撮影:白仁さん)
そして、『8.12』の主役である藤谷新こと、赤塚座長の親友、勝見隆さんの墓標の場所へ向かいました。
昇魂の碑よりさらに奥へ。
途中、事故当時、飛行機のエンジンオイルで死んでしまった木の中に、
生きている小さな木がありました。
人間も動物も自然も生命力の凄さには驚かされます。
そして、勝見さんの墓標に手を合わさせていただきました。
『8.12』 このような事故は決して起こってほしくなかった。
『8.12』 この舞台で沢山の方と出会い、そして勝見さんという存在を知った。
人の縁というものは本当に不思議です。
帰り道、風鈴が供えてある墓標がありました。
私たちが通ると元気にリンリンと音を鳴らしました。
その墓標は、『8.12』で私が演じた奥野美波の弟、剛のモデルになった男の子の墓標だそうです。
もしかしたら、やりきれない気持ちだったのかもしれない、悔しい気持ちだったのかもしれない。
でも、その音は、私には、『いつか生まれ変わって楽しい人生を送るんだ』
そう元気いっぱいの声に聞こえてなりませんでした。
二度とこのような事故がおこらないために
二度と悲しい遺族や友達をださないように
二度と未来を夢見る子供たちの命をうばわないように
私たちは忘れてはいけない。風化させてはいけない。
また来年来ます。
P.S
帰りに上野村の銭湯へ行きました。数十年ぶりの登山で足がガクガクになってましたが癒されました
登山中、遭難??された間延心得さん・・・無事発見!
帰りに埼玉の児玉にあるお食事処『ふじおか』さんでご飯を食べました。
去年も来たのを覚えていらっしゃったそうです。
お店の一押しの生姜焼きをサービスでいただいちゃいました
すっっっっっっっっっぅごく美味しかったです
最後はお土産に、かわいいじゃがいもさんたちをみんなに沢山くださいました
茹でて油味噌で味付けするのが美味しいそうです
ご馳走様&ありがとうございました
miyaGawa☆