猫木の変な挑戦『いろんな敦賀さんを書いてみよう。』
困惑混沌の朝。から派生する続きのひとつとなっております。


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敦賀さんが……壊れた!?



『大丈夫ですよ、プライベートですから。』
にっこりと笑って、そんな事を宣いやがりなさる。
いや、あなたの場合、そのプライベートな事の方が大問題なんですがっ!?
いっその事、役作りでも事務所のお騒がせで有名な社長あたりからのミッションとでもなんとでも言ってしまっていただきたいっ!?
もう、なにがなんだかわかりませんっ!!
速く…速く……来てくださいっ!社さぁぁぁんっ!!



その始まりは今朝の……いや、もしかしたら昨日は夜からおかしかったのかもしれない…………だって、敦賀さんが私なんかにあんな破廉恥な行いをするなんて、絶対におかしいもの!?
起きた私が恐る恐るに振り返ったそこにいらしたのは……
恐ろしい程に神々しく微笑んだ甘いひとだった。
あまりのその眩しさに咄嗟にギュッと目を逸らしたが、じゅぅぅぅぅぅって音とともに逃げ遅れた怨キョたちが浄化されてしまう音と悲鳴が聞こえる。
あぁっ!逝かないで私のプロテクター!!
なのに……その直視も出来ぬレベルなお方、『おはよう』のその掠れた低音でさえ何故か蜂蜜みたいな甘さ。
さらには、『身体は大丈夫?喉は?……何か飲む?』などと優しく髪を撫でるそのしぐさひとつまでもが、甘い。甘ったるいのですよ!
こ…これが、慣れた天然タラしでコマしな遊び人という事なかしら!?
えーとえと、対する私は初心者マークべったりなラブミー部なのですので……どのようにその甘さに対応すれば良いのかさっぱりとわかりませんっ!?
どうすればいいの!?
しっかりきっちり私の自宅な寝室のベッドの上にいる筈なのに、帰りたいっ!
もう、逃げ出してしまいたいです!?


♪♬ ♫♪♬♪♬♪♫ ♬♪』


その困惑が渦巻く朝に響いた携帯の着信音。
混乱の中に聞こえたその音、あわあわと貧相な身体にシーツを巻きつけて出てみると……
『あ、おはよう最上くん。折角のオフの日に悪いんだが……今日「芸能人に1日密着☆まるっとプライベート!」の取材を受ける予定だったタレントの△◆くんが緊急入院しちゃってね。命に大事はないんだけど番組には間に合いそうもないから……すまないが、代打で今日の密着の収録を頼まれてくれないか?』
と、仰る椹さんで。この混乱から抜け出す天の助け渡りに船とばかりに
『おはようございます。………タレントのプライベートに1日密着な取材ですか……今日これから?いえ、大丈夫です……はい、その収録やります!』
通話を終えて、とりあえずこれでこの混沌した状況から距離と時間を取ることが出来る!
その間……このなんだか甘くおかしくなっている敦賀さんが元に戻って、もしかしたら昨日の夜など薄れて先輩と後輩に戻れるかもしれないもの。



そうと決めて、偉大なる先輩に取り急ぎ仕事が入ったから行って参りますとでも言って逃げてしまおうと、未だ私なんぞの狭いベッドの上にいらっしゃる敦賀さんの方を見ると……



「うん、プライベートに1日密着か……いいね、それ。俺も一緒に行くよ。ね?キョーコちゃん」



なぞととお戯れを口になさる、うっとりとさも嬉しそうに笑うひと。
その溶けたチョコレートに蜂蜜とたっぷりのお砂糖でもまぶしたみたいな、恐ろしいまでの……甘ったるさや如何!?



ひぃっ!!
なんか………悪化してます!?




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オリジナルキャラとか作るの苦手みたいです。
名前さえ出て来ないありさま。笑
まぁ、蓮さんキョコさんさえ原作に忠実かってなると改変しまくってそうでもない気がしますがね。


しっかし、なんぞこれ?
(´・_・`)



続く……のかな、たぶん?


↓拍手のキリ番っぽいのを叩いちゃった方は、なにやらリクエストしていただくと猫木が大喜利的にぽちぽちと何か書くやもしれませぬ。


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