猫木の変な挑戦『いろんな敦賀さんを書いてみよう。』
困惑混沌の朝。から派生する続きのひとつとなっております。


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ぬばたまの黒髪から覗く切れ長の目を細めて唇に大人の男の笑みを乗せ、完璧なプロポーションの身体を惜しみ無く晒した………夜の帝王が………



いやぁーーー!!今は朝なんです!
爽やかな1日のはじまりなんです!!
貴方様のよーな妖しさたっぷりお色気濃厚な方が降臨なさる時間帯じゃありませんから!!
「ひぃぅ………」
喉から変な悲鳴が上がり、逃げようとする私を敦賀さんの長い腕が捕まえる。
そのままぐいっと引き寄せられて敦賀さんの裸の胸にすっぽりと包まれる。
「はっは、はははははは」
「ん?なに笑ってるの?」
「離してくださいぃぃーー!」
顔がかぁっと熱くなるのを感じる。敦賀さんの胸な手を付いて離れようともがく。
そんな私を嘲笑うかのように力強いその腕が緩むことなく、むしろ私を抱きしめる力が強くなる。
「やだよ………せっかくやっと俺のものになったのに。」
帝王が笑みを深めて私の顎をとる。
「お、俺のって………」
「キョーコちゃんは俺のでしょ?………この身体もぜんぶ……」
そう囁くように言った帝王な敦賀さんの指先がつぅーと、背中をなぞり下ろす。触れるか触れないかの微妙なタッチで………
「あっ……やぁん」
ぞくぞくと背骨を走る感覚に身体が勝手に仰け反って、口からおかしな声がこぼれる。
「かわいい声………昨日、触って教えてもらったから………キョーコちゃんのイイところとかぜんぶ。」
とろりと滴るみたいな甘い甘い声と眼差し。タチの悪い毒におかされるみたいで怖くなって、イヤイヤと首を振る。
「ダメだよ?逃がさない………ほら、こんなに、俺のものって印がいっぱい付いてる。」
そう言って私の顎から離れた指が首筋を、胸元を辿る。
それを追って見下ろしたら、そこにはたくさんの赤い鬱血跡の咲き誇ったささやか過ぎる私の胸!!



「いやっ!!み、見ないで下さいっ!!」
思わず真っ赤になって、シーツを手繰り寄せよる。
「でも、昨日ぜんぶ見せてもらったよ?キョーコちゃんの啼き顔も、イクときのやらしい顔も………泣き顔までかわいらしくってぞくぞくした……今までSっ気なんてそんなにないと思ってたんだけど、キョーコちゃんのことは……いっぱいいじめちゃうかもね?」
鼻先が触れてしまいうになるまで近付いた帝王が笑いながら宣う。
「は、はは破廉恥ですぅー!紳士な敦賀さんはどこに行っちゃったんですかぁ~!」
もう、許容範囲なんでぶっち切りにして下さってる目の前の方のせいでいっぱいいっぱいな私の目にはぶわっと涙さえ浮かんでくる。



なのに………



「男はね、愛するひとの前でまで紳士でなんていられないもんなんだよ?お嬢さん………とくに、寝室ではね。」
と、実に晴れやかに………だが、どこかに獣めいたものを感じるような笑顔で言いながら私を絡め取るようにベットに縫い付けたのだった。




そして、その日。結局、紳士な敦賀さんが戻ってくることなんてなく………………
私が敦賀さんのものであると認めるまで夜の帝王にいいように翻弄されて、隠していた気持ちを白状させられて………気が付いたら敦賀さんの恋人となってしまっていた。






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4つ目の敦賀さんは、身体から落とす系ェロ蓮さんを目指してみたり。
限定な方へとどんどん進もうとなさる蓮さんの軌道修正に苦労した。
いっそ、限定に突っ走った方が楽だったんじゃないかな?
(´Д` )

そして、壊れるって何かよくわからなくなってきた猫木です。
よく考えたらうちの蓮さんで壊れてないのっていなかったから………


ひとり大喜利やってる気分になってきました。
猫木的には楽しいんですけどね?




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