2006-04-24 15:39:00

熱血対談 栃東関編(4)

テーマ:熱血対談 栃東

栃東関、大関復帰までの200日 - 会報誌『ISC』 2004年9月号の対談より -


親方との対談から

親方は、この度の栃東関の怪我は相撲生命にかかわるくらいの重傷だっただけに、本人にはできるだけ不安を与えないように極めて平静さを保っていたとのこと。

ただ弱くなって関脇に陥落したわけではなくて、怪我をしたことによってのことでしたから大丈夫だとも思っていましたが・・・

それでも200日は、やはり長かったようで、よく十勝を挙げ大関に復帰したと感動されていました。





玉ノ井親方 :


「十勝した時の栃東関のインタビューでは思わず涙が出たということは、本人なりに随分苦しかったことと思います。私も十勝が見えてきた時には、知らず知らずにプレッシャーをかけて苦しませたかもしれません。とにかく、大関に復活したのですから、これからも栃東らしい相撲をとってファンの方々を喜ばせて欲しいと思います。ファンの皆さま方、ほんとうに有難うございました。」

と親方は、感慨深く話されました。


木原
 :

200日をふり返ってみますと、栃東関も親方も〝忍耐〟の二字であり、そこから相撲道における〝悟り〟を開眼されたのではないかという感がありました。

また、この対談を通じて相撲道に限らず、人の世においても同じことが言えるのではないかとも思いました。

何が起こるか予測のつかない現代社会において、人生道場で無意識の領域迄に自分の可能性をいつでも発揮できる修練を積み重ねていくところに、人生の勝利者としての道が見えてくるのではないかということを痛感させられた対談でした。

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2006-04-22 15:32:00

熱血対談 栃東関編(3)

テーマ:熱血対談 栃東

栃東関、大関復帰までの200日 - 会報誌『ISC』 2004年9月号の対談より -



木原 :

なる程ですね。


相撲だからこそ言えることかもしれませんね。

当たり前のことかもしれませんが、常日頃の稽古が大切ということになるということですね。


ところで、話が変わりますが、最近の日本人の力士はハングリー精神が足りないのではないかという声もありますが、どのようにお考えですか。





栃東
 :

そんなことはないと思います。


どの力士もそれなりに努力をしていますよ。確かに外国人の力士は体力もあり強いと言われますが、それはしょうがないと思います。


逆に、それをどう克服するかではないでしょうか。

とにかく猛稽古を積み重ねることしかないと思います。


また、そこから新しい相撲が生まれてくると思うのです。ファンの善意からだと思うのですが、力士衆から見れば、そういうご意見は素人の考えではと思っていると思いますよ。  


木原 :

厳しいですね。


なる程、私たち素人の浅はかさかもしれませんね。

そういう点においては、ファンは気をつけなければなりませんし、もっと温かく見守ってあげなければなりませんね。


最後に、これからの抱負をお聞かせいただけませんか。


栃東 


大関ですから、当然横綱ということを考えないことはありませんが、そう簡単になれるものではありません。


僕から言わせれば、雲の上のような存在です。


とにかく、出来る限りの事には挑戦していこうと思いますし、もちろん優勝したい気持ちもあります。そして、息の長い関取になり、ファンの皆さまに感動を与えられるような勝負を〝今日一日一番〟の気持ちで相撲道に精進していきたいと思っています。


その意味においては、この200日は大変有難い試練でした。


木原 

本日は、ほんとうにありがとうございました。


逆境の200日が栃東関にとって、仏教でいうところの〝悟り〟の境地をつかむきっかけとなったことは、栃東関ファンにとってはとても頼もしく感じられることでしょう。


そうは言っても、まだまだ肩の状態は充分ではないと思いますので、これからも厳しい土俵が予測されますが、早く回復されることをお祈りすると共に、栃東関らしい相撲を来場所も見せていただきた いと期待しております。

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2006-04-20 15:33:00

熱血対談 栃東編(2)

テーマ:熱血対談 栃東
栃東関、大関復帰までの200日 - 会報誌『ISC』 2004年9月号の対談より -


木原 

そうは言っても、200日というブランクは大変だったと思いますし、やはり栃東関の名古屋場所に向けての姿勢といいますか、表には出さない胸に秘めたものは私たちの想像以上のものがあったと思うのですが。



栃東 

確かにプレッシャーがないと言ったら嘘になりますが、この度は怪我した後の方が、逆に元気な時より良かったという感じはあります。


臨機応変というか、相手が攻めてくる前に、勝っていたり、二場所あいていたこともあって、相手がとまどったりしているうちに相撲が早く取れた感じはありました。


そういう意味では、今迄に何度か休場もしましたが、この度は随分勉強になりました。


木原 


なる程、意外ですね。
   
相撲は、日本の伝統的国技であり、相撲道といわれるくらい、しきたりや作法に厳しく、精神性が求められ、まわし一つの裸身で土俵に上がり、瞬間の勝負ではないですか。


そういう意味においては、最も厳しく美しいスポーツ(?)だと思うのですが、栃東関はどのようなお気持ちで稽古をされているのですか。   






栃東 

そうですね。
   

相手との稽古で、無意識の領域にいろいろな技を体に浸み込ませて、本場所に臨むということですかね。


とにかく疲れきるまで稽古をして、体の中に覚え込ませる――つまり、〝慣れ〟ですね。あらゆる場面に慣れることが一番ではないでしょうか。


自分の中に〝慣れ〟でデータ化されたものを、瞬間の勝負で、瞬間に出す。相撲は瞬間で勝負が決まることが多いですからね。


考えている暇などほとんどありません。

稽古に尽きると思います。


そういう意味では、どのスポーツよりも厳しいかもしれませんね。


→次回へつづく
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2006-04-17 14:58:00

熱血対談 栃東関編(1)

テーマ:熱血対談 栃東

栃東関、大関復帰までの200日 - 会報誌『ISC』 2004年9月号の対談より -


夏季合宿中の大関栃東関を訪ね、1月の初場所に左肩の肩峰骨折というめずらしい怪我で途中休場し、関脇に陥落、7月の名古屋場所で、大関に復帰する迄の200日をふり返ってお話を伺いました。






木 原 : 
この度は相馬道場新設、おめでとうございます。
また、夏季合宿中のお忙しい中、お時間をいただき厚くお礼申し上げます。

早速ですが、大関復帰迄の200日間をふり返って、いろいろとお話を聞かせていただきたいと思います。

昨年11月の九州場所で優勝され、次の初場所で横綱と期待されていたのですが、まさかの左肩の骨折で途中休場され、2場所の連続休場で関脇に陥落されましたが、大関復帰迄の約200日、栃東関なりにいろいろと悩んだり、苦しまれたりされたと思います。  


左肩の骨折のことを聞かれた時は、どのようなお気持ちでしたか。



栃東関 : 
そうですね。

肩が駄目だと聞いた時は、はっきりいってもう辞めてもいいかなと思いました。

でも、場所が終わってみると、逆に下がった方が取りやすいのは取りやすかったです。

心境的には、周りからああだ、こうだと言われているようなことは、ほとんど思わなかったし、自分のスタイルというか、やってきたことだけを土俵の上で出せれば――という気持ちで稽古してきましたので、それほどのプレッシャーとか、そういうものはなかったですね。

ただ、8番、9番勝っていく中で、やはり九勝したあたりですかね、ある程度の緊張感も出てきましたし、勝たなければいけないという気持ちにもなりましたけれども、これで駄目だったらしょうがないという感じでした。



    


木 原 :
栃東ファンにとってみれば、さあ横綱という時に、怪我で関脇陥落ですから、随分心配だったと思いますが、大関復帰の10勝が見えてきた時には、多少安心したと思います。

栃東関の方は、毎日毎日の土俵をむかえる心境はいかがでしたか。




栃東関 : 
そうですね。
  

怪我のことはあまり出したくないのですが、この状態で勝つということは無理じゃないかと思っていたし、稽古もあまり出来なかったし、関取衆との出稽古も場所前10日ぐらいからしかできなく、それほど内容も良くなかったので勝つというのが無理だと思っていました。

逆にそれで肩の力も抜けて、傷めた左が駄目なら右を使って何とか相撲を取らなきゃということが結果的には、良かったんじゃないかと思うんです。




→次回へつづく

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