2005-04-27 01:25:25

赤いアモーレ

テーマ:映画
バイク事故で少女が病院へ運ばれてくる。重体。彼女の父で外科医のティモーテオは手術を同僚にまかせて、別室で待つことにした。そんなとき、ふと窓から下を見ると雨の中椅子を運びだし窓に背を向けて座る女性が目に入る。不意に思い出す昔の出来事-ある女性との関係のことを・・・・

車の故障で仕方なく立ち寄った街。なかなか修理できず、バーで薦められるままにテキーラを煽り、その勢いで電話を借りた家の女性イタリアと強引に関係を持ってしまう。しかも行きずりのはずが忘れられず、彼女の元に通うようになる。

妻との気持ちのすれ違いの中で出会った女性。頭から離れず、ついには一生に一度の恋と思うほどはまっていく。
ティモーテオは真面目にエリートコースを生きてきたであろう男だけに、余計にはまったのか。彼女の心に秘めた何かに共感できるものを感じたのか。そして彼も心に影の部分をもっている。
イタリアもそんな彼の想いを受け入れる。彼女もまたさびしさの中で生きてきたのだろう。彼女が背負っているものが語られるに至って、見た目からも感じられる、冷めたような疲れたようなたたずまいが理解できる。
こうして、つきあいが深まるにつれ生き生きとしていく2人だったが、ティモーテオが彼女と一緒になろうと決心したとき、悲劇が始まり、やがてはとても切ない別れを迎えることになるの。そのときのティモーテオの悲しい表情はもちろん、彼女の憂いをたたえた表情がとても印象的だった。


イタリア役のペネロペ・クルスは正に迫真の演技。淡々とした表面と秘めた情熱が伝わってくる。やつれた雰囲気で、いつものかわいいオーラを完全に消している。深いです。
ティモーテオ役で監督も兼ねるセルジオ・カステリットも、いかにも真面目なエリートの男がはまりこんでいく姿を好演している。

ティモーテオのセリフで確か「死が2人を分かつまで一緒だ」というようなのがあったが、物語のすべてがそこに込められている。イタリアは彼の中で、ずっと生き続けている。
そして、その愛が、娘を助けたような気がする。

うまい言葉が見つからないのだけど、イタリアの「見守る愛」、深いです。
ラストシーンは永遠の別れなのかな?


05.04.18 映画館

オリジナルサイト
http://www.gaga.ne.jp/dontmove/  
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2005-04-25 00:52:33

スウィングガールズ

テーマ:映画
山形県のとある高校。夏休みの補習をだらだら受ける女子高生達。さぼる口実で野球部の応援の吹奏楽部に弁当を届けたはいいが、弁当をつまみ食いするわ、炎天下にドジで時間がかかりすぎ、部員は一人を残して食中毒で入院。
残されたちょっと頼りない男子部員、補修逃れも出来るとあり、吹奏楽部の代役になる。
しかし、人数が合わない!・・・悩んでいたところで目にとまる1枚のジャズのレコード。こうしてビッグバンド・ジャズの練習が始まったのだがのめり込みはじめたのもつかの間、正部員の復帰であえなく解散となるのだが・・・


オチこぼれの女子高生達が、生来の怠け体質やなめた考えからドジを連発、落ち込んだりもするが、前向きな性格が功を奏して次第にノリのいいジャズバンドへと変貌していく様子をコミカルに描いた作品。

主人公の鈴木友子の家での様子、だらだらとマンガを読んでいる横にはI・macがほったらかしになっている。だけど、一度覚えたジャズのリズムが忘れられず、それらを売って中古のサックスを買ってしまう。本当に集中できるものができるとこんな感じなんだよな~と思い出させてくれて、とても共感できる。
そこからの主要4人の奮闘というか、ちょっと間抜けなところもあり、成り行きでうまくいってしまったりと微笑ましい。
他にも、冷めていながらも、つきあいのいいギター&ベースの二人や地味だけど実はジャズ好きな先生とか、サイドストーリーも楽しく、それぞれキャラごとに笑えるシーンが用意されている。

ジャズバンドの話だけに演奏や町中で流れる音がすべてBGM。横断歩道の音さえものりのいい音楽と化す。ミュージカル色が強いシーンではストーリー展開としては強引なのだけど、そこはテンポ重視で気持ちいい。映画の中でガールズに周囲がノッテいくシーンでは自分も自然と乗せられる!
特に気に入ってるのは、山の中でイノシシと格闘するシーンでバックにルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」が流れるシーン。ツボにはまりまくり!特にCGじゃないことに気がついた瞬間におもしろさが倍加した。


とにかく、勢いで楽しみましょう。見ないことには始まりません!彼女たちが話す山形弁もほのぼのするポイント。
なーんか、いぐね?


 05.04.05 映画館

オリジナルサイト
http://www.swinggirls.jp/index.html
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2005-04-22 01:00:17

巴里の恋愛協奏曲

テーマ:映画

1925年・パリ、年代の違う男女が入り乱れて繰り広げる恋愛コメディミュージカル(オペレッタ)。

美人妻のジルベルトを中心に、妻の人生最初の男は自分と信じる夫ジョルジュ、ジルベルトに恋する若き芸術家シャルレ、シャルレに恋する大人になり切れていない女性ユゲット、そこに不意に現れたジルベルトの元夫エリック、他、ジルベルトに恋する友人やジルベルトの妹も絡んでの恋の駆け引きが巻き起こる。

ストーリーのほとんどが建物の中で起こるのだが、その時代がかった装飾の多いデザインがかわいい。
ファッションも登場人物が上流階級なだけあって、普段からパーティのような綺麗なドレスに身を包み、髪型もショートがかわいくまとまっていたり、それを包む帽子もまたおしゃれ。スパンコールでキラキラな衣装もあの世界の中では浮き上がらない。
そのほか、時代性がありそうな、男性が女性と密会するために借りているアパート。内装の趣味が不思議な東洋調で面白い。

この辺りのファッション関係に凝って見るのも楽しいかも。

恋愛も、大人の駆け引きがあると思えば、不意をつかれてあわててみたり、子供っぽい意地を張ってみたり、やり取りがかわいい。
お約束のような、入れ替わり立ち替わりのコントの様なシーンもあり、フランス映画らしい雰囲気がそこかしこに流れている。

キャラクターが、みな個性的で、かつそれがやり取りに生きているのでとてもいい感じ。
もちろんミュージカルなので要所要所で歌がちりばめられ、それで、気分が乗ってくる。

とにかく肩の力を抜いて素直に楽しめる映画なので、一息つくのにちょうどいいかも。。。


05.04.04 映画館

オリジナルサイト
http://www.gaga.ne.jp/pari/

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2005-04-19 01:00:29

天上草原

テーマ:映画
牛車の荷台に揺られる男と少年。男は5年ぶりに監獄から出所し故郷へ向かう。少年は監獄仲間の息子で、出獄するまで預かる約束をしたのだった。場所はモンゴルの草原。見渡す限りひたすら続くその草原は神様に一番近いようなとても雄大な場所。

少年虎子(フーズ)は父が監獄にいる間に母にも捨てられ、人間不信気味で言葉も話せなくなっている。
そんなフーズを預かるモンゴル族の男シェリガンも5年間の監獄生活から家に戻るも、すでに離婚した元妻バルマとぎくしゃくして、勢いフーズに厳しく当たってしまう。
バルマは5年の間つらい思いをしながら家を守っていたため、シェリガンには壁を作るが、気の優しい女性で、フーズを優しく見守る。
シェリガンの弟、テングリは5年間留守を預かり、バルマを支えていた。彼もまた気の優しい青年でフーズをかわいがり、うち解けていく。彼はまた、バルマへの思い内に秘めて葛藤し、居づらくなり、人民解放軍に参加していく。


家族の確執、別れ、悲しみなどを経て、夫婦の溝が埋まる過程を、また、自然の中の暮らしや家族としての交流から次第に心開くフーズの変化をモンゴルの自然、季節の移り変わりと共に描いている。
弟の別れに苦悩し倒れたシェリガンをバルマが看病するシーンでは、一生懸命看病するうちに改めて想いを確認し、また、それによって立ち直ったシェリガンも素直になりうち解けていく。二人の穏やかな表情からもそれが感じられる。そこからは、フーズへの接し方も変わり、本当の父子のように、戦い方や馬の乗り方を、自然への接し方を教えていく様子が微笑ましい。バルマもそれを優しく見守る。そして、クライマックスの祭りでの少年達の競馬シーンでフーズの生き生きとした姿が感動的で、この一連の流れは大好きですね。
他にも、テングリが一時的に身分を隠して帰郷するシーンや最後の別れのシーンなど、胸にくるものがある。


とにかくロケーションがすばらしい。見渡す限りの草原。遠目に山や森はあるのだが他に見えるのは動物の群といったところ。建物が何もない!青い空と緑の草原のみ!自然に包み込まれるよう。
そんな自然を生活の糧として生きる遊牧民族の生活もまた興味深い。
円形のテント式住居「ゲル」。夏も冬も過ごせるところを見ると夏は涼しく冬は暖かく過ごせる工夫があるのかな?
普段着は綺麗な刺繍が施してある民族衣装で普段着でいいの?というぐらいかわいいし、かっこいい。
結構式の場面では正装も見られるのだが、カラフルで綺麗な衣装と、独特な髪型が興味深い。
お祭りらしきシーンなどでは、結構な人数のモンゴルの人達が集まって、会場もちゃんとできあがっていて、どこから集まってくるの?みたいな疑問もある。広い草原で、どういう伝達手段があるのか?ちょっと開けた街があって交流してるのかな?学校もあるみたいだし。疑問も多いのでだれか教えてくれないかな~。。。



素朴でどこか懐かしさも感じられる。たぶん風景は違えど、頑固親父に家を守る母、心配性な弟、心を閉ざしている子供、小うるさい近所のおやじ、というようなキャラクターとちゃぶ台を囲んでの食事シーンなどになにか一昔前のホームドラマの世界に近いからかな。
とにかく、人同士のつながりや自然の暖かみで少年の心がよみがえるストーリー、書ききれないほどのモンゴルの雄大な自然や文化、2つの楽しみがある映画なので一見の価値アリ!

なにより壮大な自然を感じるためには大きいスクリーンがおすすめですね。
もちろん、DVDやビデオ化されたら是非見て欲しいです!


05.04.10 映画館

オリジナルサイト
http://www.tenjyosogen.com/
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2005-04-15 00:30:30

早稲田松竹

テーマ:映画館:名画座
高田馬場駅の近くにある映画館。
飯田橋のギンレイホール と同じく200席ぐらいのこじんまりしたところです。

だいたい半年遅れのものと、その映画つながり(同じ監督作品とか)のちょっと前のものを組み合わせて2本立てで上映してくれている。料金は1300円。2~3年くらい前の作品でスクリーンで見たかったな~なんていうをやっていることがあるのでうれしい。

座席はカップホルダーのない昔のものだけど、そんなにへたっては無いのでまあまあかな。
こじんまりとしたロビー、自販機は普通の値段。

気に入ってるのは、受付の隣にチラシのラック。結構なスペースで置いてあるので見やすく、とりやすい。

とにかく、全体的にきれいに掃除してあるので気分がいいです。

客層は学生街だけあって学生さんが多いですが、映画によって年齢層も性別もさまざま。一人でも入りやすい。
スクリーンは150cmぐらいの高さに設置してあるので後ろからでも結構見やすいのだ。良心的。
もちろん、一番前派にも見やすいです!
あと、最後の1本だけなら800円で見れるのでお得です。

オリジナルサイト
http://www.h4.dion.ne.jp/~wsdsck/

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2005-04-13 01:31:13

ヴェロニカ・ゲリン

テーマ:映画
1996年、アイルランド。ヴェロニカは信号待ちの車中で銃弾に倒れる・・・

実在のアイルランドの女性記者・ヴェロニカ・ゲリンの物語。
1994年、すでに裏社会関係の記事で名を知られていたヴェロニカだが何か物足りなさを感じていた。そんな彼女が選んだ次の題材は「麻薬」。このころ街には少年にさえ薬がはびこり、人々は見て見ぬふりで犯罪者は我が物顔で売りさばいていた。自らも母親である彼女は、これを記事にすることが自分の使命であると感じ、少々強引な取材活動を続ける。それは大きな危険を伴っていた。

実話を元にしているだけあって、重みがあるし、とても訴えかけてくるものがある。
命を狙われるような妨害にまで合いながらも取材を続けていく姿勢、そのパワフルさに圧倒される。もちろん心の中では自分や家族への危険を伴うことで恐怖も感じているが決して顔に出そうとしない。生来の
使命感や負けん気が強さがその行動を支ている。
実体を暴くためには強引な取材、警察官にも直接取材するし、犯罪者にも駆け引きをしながら情報を得るため、同業の記者に陰口をたたかれたりもするが、自分の信じる道を突き進む。

彼女の報道で麻薬問題に世間の目が向いてきた矢先、銃弾に倒れてしまうのだが、そのことでやっと
人々が動き出し、ついには政治も動き、これを罰するための法律が整備され次々と犯罪者が取り締まられていく。

ヴェロニカを演じるのはケイト・ブランシェット。彼女のまなざしは強く、深く、その人間性を的確に表現している。彼女が演じることで行動的で使命感にあふれ、また家族を見つめる優しさも兼ね備えるヴェロニカ像ができあがっている。
映画の内容も、記者というより、ヴェロニカという人間を追っている。もちろん取材のシーンも記事を書いているシーンもあるのだが、記事云々より行動や言動、彼女が何をどう感じていたかに焦点を合わせているようだった。

エンドロールで写る、実際のヴェロニカの写真が胸に刺さる。
自らがどんなに有名になっても、記事が人々の関心を集め問題が表面化していっても、死をもってして、初めて社会が動いたという事実に現実の厳しさを感じる。
しかし彼女は、自分の死と引き替えに達成された麻薬犯罪の取り締まりに天国で喜んでいることだろう。


05.04.02 レンタル

オリジナルサイト
http://www.movies.co.jp/veronica/
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2005-04-10 02:01:06

ホワイト・ライズ

テーマ:映画
レストランで商談をする上司と青年マシュー。話がまとまってきたところで電話をかけに席を立つと先客がいる。とりあえずトイレに入るが、漏れてくる電話の声は、2年前に理由も解らず突然別れたリサのものだった。急いで追いかけるが見失い、電話ボックスに戻るとホテルの鍵が忘れられていた。その手がかりを元についにアパートを突き止めるが、そこで出会ったのは、"リサ"という名前の違う女性だったが・・・

一目惚れからつきあい始め、結婚を申し込むが、なぜかすれ違い、連絡が取れないまま恋人と離ればなれになるマシュー。しかし、思いは強く残っていたことから、仕事を放り出してリサの気配を執拗に追いかける。
物語の中、フラッシュバックで挿入される昔の思い出、彼の幸せな思い出と切ない思い出とを撮し出し、リサへの思い入れの深さが伝わってくる。そこに関わってくるもう一人のリサ。彼女にはなにか秘めたものがありそうな不思議な雰囲気があり、物語を少しミステリー的にしている。終盤、彼女目線の場面もあり、そこが物語の鍵であり、それぞれの関わり合いが明らかになっていく。

主人公のジョシュ・ハートネット2枚目というわけではないのだけど、素朴な雰囲気がいいのだろう、出来るサラリーマンよりバイトしてるカメラマンのほうが似合ってるかな。
リサ役のダイアン・クルーガーは一目惚れの対象に説得力アリ。正当派な美人役はOKでしょう。
混乱の元になるもう一人のリサ役のローズ・バーンは地味目で思いこみが激しそうな役柄の雰囲気をうまく出していた。ひと癖ありそうな役が似合いそう。

一目惚れであり生涯の出会いである恋を求めて突っ走る主人公に結構はまってしまった。
軸になるストーリーも主人公がヒロインとハッピーエンドという王道なのだけど、対照的な雰囲気の2人のリサがいい。華のあるブロンド美人と黒髪の影のある美人。ブロンドのリサは嫌みのない誰からも好かれそうな優等生タイプ。黒髪のリサは普段は目立たない、独特の影のある、でも秘めた想いの強そうなタイプ。どちらに思い入れるかでも違った見方が出来そう。
私的には、素直にハッピーエンドで良かったな~という気分だった。
あと、最後まで3枚目(もしかしたらそれ以下)のマシューの親友ルーク役が、いい味出しているだけに、展開がちょっとかわいそうすぎる気が・・・。

リメイク作品で元の作品は見ていないのだが、もっとサスペンス色が強いそうだが、今作ぐらいの展開でも十分楽しめる。見比べる楽しみもあっていいのでは。

こんな一生ものの出会いをしてみたい!と思わせてくれる映画ですね。。。


05.03.15 映画館

オリジナルサイト
http://www.herald.co.jp/official/white_lies/inde
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2005-04-08 01:30:09

エイプリルの七面鳥

テーマ:映画
朝。ニューヨークのスラム街のアパート。黒人の恋人に促されて七面鳥の丸焼きを作り始める白人の女の子・エイプリル。
同じ頃、郊外の一軒家。男が起きると妻が見あたらない。娘と息子を起こして家の中を探すと、ガレージの車の助手席に座る妻がいた。疎遠になっていたエイプリルから感謝祭のパーティに誘われた
のだ。しかし彼女は重病でいつ倒れてもおかしくない状態。家族は心配するが、決意は変わらず出発するのだった・・・

パーティーの準備をするエイプリル、エイプリルの家へ家族を巻き込んで向かう母、2つの方向から描かれる。

エイプリルは慣れない食事の準備に悪戦苦闘。昔から反抗してきた母への悪態をつきながらも、たよりの彼氏が出かけてしまったため、普段は面識のないアパートの住人達を巻き込んで大騒動。その住人達も個性派揃いで、逆に彼らのペースに巻き込まれている節もあり、その様子が面白い。
母は、たぶん末期症状なのだろう、という状態。気分が悪くなってはたびたび休憩をとり、トイレや道ばたで座り込むが、こちらも昔から反抗的で悪さばかりしてきたエイプリルへの愚痴を言い、時にはやめると言い出したりもするが、結局エイプリルの元を目指していく。こちらもその道中の家族とのやり取りが面白い。

2人に巻き込まれる周囲の人達の様子がまた良い。

エイプリルサイドは、彼女をなだめながら、家族を迎える準備に奔走する黒人の彼氏。
アパートの住人達:エイプリルの話に感動して協力する黒人夫婦、オーブンを貸すが話を聞かないエイプリルに意地悪をする変わり者の男。
英語が分からないが、最後に一番協力してくれる中国人一家。
母親サイドは、妻をなだめながら久しぶりに会うのを楽しみにエイプリルのもとへ向かう父。
反抗的な姉に批判的で母の否定的な言動に同調する妹。
素行の悪さから疎遠になっていたエイプリルに否定的な妹、母のためにしょうがないなという感じの弟。
ちょっとボケかかってはいるが、母の性格を皮肉る祖母。

似たもの母娘が意地を張り合い疎遠になっていたが、ほんとは素直に仲直りをしたかったのだな~というほのぼのしたものがたり。
説明的なナレーションは無く、シンプルなストーリー展開で、話の流れで家族の関係や現状が読みとれる。
自己中心的な2人のおかげで紆余曲折あるが、最後は、周りに祝福された母娘の最高の1日になるのだった。

やっぱりハッピーエンドはいいな!と素直に思える映画。

※Thanksgiving Dayについて理解しておくとより楽しめます。。。


05.03.15 映画館

オリジナルサイト
http://www.gaga.ne.jp/april/
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2005-04-06 00:10:00

クリクリのいた夏

テーマ:映画

初めて物心がついた4歳の頃の思い出、一番大切な思い出であろう一年をクリクリは振り返る。父やその友人達、その周りを囲む人達の思い出を・・・

物語は歳をとったクリクリがストーリーテラーとなり、思い出深い昔話を語る形にはなっているが、語りが入るシーンはかなり少ないので、思い出の世界がメインストーリーで、どちらかというと主人公は沼地に住む男ガリスのほう。もちろん登場人物の一人として幼いクリクリも登場する。なぜ、思い出深いかは。。。

舞台は町はずれの沼地。そこはほとんど自然のままで家やちょっとした庭のようなスペースがあるだけ。住人はクリクリの家族と独り者の男ガリスのみ。自然の恵みを糧にして日々を自由に生活している。
戦争に疲れて流れ着いたガリスは、元々住んでいた老人が縁で住み着く。いつかは出ていこうと思っているが、今のところは少し頼りない友人家族が気がかりで沼地にとどまっている。
いつも行動を共にするのがその頼りない友人、クリクリの父親リトン。彼はちょっと考え足らずでルーズなところもあり、トラブルメーカーでもあるが、どこか憎めない男。
彼らを中心に、町に住むちょっと上品で気の弱い友人や、元沼地に住人であり今は成功して町に住む老人や、その隣の家に住む品の良いおばあさん、ガリスが恋をする大きな屋敷でメイドするブロンドの女性、リトンとのトラブルで刑務所に入りライセンスや財産を失ったボクシングチャンプなどの人達との交流が描かれる。

自然の中で、その恵みを味わいながら時間の流れにあまりとらわれない生活を送る人達、その中でのびのび育ったであろうクリクリの思い出の世界をのんびり楽しめる映画。

カエルつりのシーンやエスカルゴ取りのシーンなどは、いい大人が少年に戻ったよう。
クリクリとある少年の出会いもかわいいシーンのひとつ。
フランスでも生活と自然が共存した世界はもう珍しいのかな?個人的にはおばあさんの家で休憩でお茶をするシーンも、場の雰囲気が気に入っている。
一度、こんな生活をしてみたな~なんて思いますね。。。


05.03.17 映画館

監督:ジャン・ベッケル
出演:ジャック・ヴィユレ:リトン/ジャック・ガンブラン:ガリス/マルレーヌ・パフィエ/他
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2005-04-04 01:22:56

春夏秋冬、そして春

テーマ:映画
山間の小さな湖に浮かぶ小さなお寺。そこに住む和尚と小僧。その成長と見守る和尚。小僧は年齢を重ねるにつれてさまざまな業を背負っていく・・・

少年から大人に成長していく中での人生を、幼児期、少年期、青年期・・・を四季の移り変わりに見立て、その成長を描いている。

和尚一人に見守られ、自由に、自然のままに育てられる少年は、やがて周りの世界に興味を持ち始め、生き物にいたずらをしてみたり、そのことが行き過ぎるとどのようなことになるかを身をもってたたき込まれる。成長するにつれ、静養に来た少女を意識するようになり、性に目覚めるが、本能のままの行動は戒められる。その後、外の世界に飛び出していくが、そこで行き詰まり犯罪を犯し、和尚の元へ戻ってくる。そこで床を彫る写経を命じられ、そこに集中することによって人生を見つめ直す。そして逮捕され中年にさしかかった頃、彼は再び戻ってくる。すでに和尚は亡くなり、彼の孤独な修行が始まる。やがて、和尚が彼を育てはじめた頃と同じような年齢になったとき、彼もまた、一人の少年を預かることになる。

人生は廻る。一生には色々あるが、高いところ、仏の目線で眺めるとそこは、小さな世界で、人の人生などその中で起こる小さな事。成長して次の世代に移れど同じように過ちを犯し、また成長して行く繰り返し。
四季の移り変わる風景の美しさや厳しさは時の流れを巧く表現している。湖に浮かぶお寺の小ささはそのまま人間の一生の小さい事を表現している。

下手に物事にとらわれるより、流れるままに人生を送るよう言われているようだった。


05.03.09 映画館

オリジナルサイト
http://www.kimki-duk.jp/spring/mainframe.html
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