2週間前に読み終わり、その後 原田マハさんの『奇跡の人』でインターバル
その後 再び同じ本を読みました。
間を空けず、また読みたい!と思い読みきった本は初めて。
宮下奈都さんの『羊と鋼の森』この夏、映画化されるそうですよ。
こんなにも美しい文体で風景を音を心をことばで表現できるなんて!
と、感動と衝撃が最後まで途切れることがありません。
じつはわたしも見たことがあって…
3月に長野県長和町へキャンプに行った時に見た春の山の光景が
山全体がまるで赤いオーラをまとっているようで、山の木々のエーテル体を見ているようでした。
その赤いオーラをiPhoneでは撮ることができず、どんな光景かをお見せすることができなくて残念なのですが、
私が見た光景とおそらく同じような山の光景を
『羊と鋼の森』にとても美しく繊細な表現をされていたのでした。
宮下奈都さん『羊と鋼の森』より
それから、たとえば裸の木。山に遅い春が来て、裸の木々が一斉に芽吹くとき。その寸前に、枝の先がぽやぽやと薄明るく見えるひとときがある。ほんのりと赤みを帯びたたくさんの枝枝のせいで、山全体が発光しているかのような光景を僕は毎年のように見てきた。山が燃える幻の炎を目にし、圧倒されて立ちすくみながら、何もできない。何もできないことが、かえって嬉しかった。ただ足を止め、深呼吸をする。春が来る、森がこれから若葉で覆われる、確かな予感に胸を躍らせた。
まさに!私も見た春を迎える山の光景と
その光景を見た私のこころ そのまま!
『羊と鋼の森』から知らない世界を知り、気付き、感じ、見せてもらい、励ましてもらい、教えてもらえたことがたくさんありました。
この一冊から得られたものは絶大でした。
本っていいよね。と、思わせてもらえた一冊。
宮下奈都さんありがとうございます
わたしにとってバイブルになりそう。
たぶん、また読むことになると思う。
森の中のキャンプで読めたら最高
うん!そうしよう!