【無垢材】パインの床~3年間の経過画像 | 住まうほど味が出てくる家づくり&図面描き

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インテリアコーディネーターのつもりが何故か家一棟の設計から現場監督までするハメに!?建築現場で培った家づくりのノウハウや、この業界のアレコレを綴っています。

住まい力を引き出す建築家、
永瀬絵美です。

無垢材は年月が経つほどに
色合いが自然に変わって行って
“良い味”が出て来ます。

弊社事務所もリフォームをして3年目。

↓リフォーム中の様子
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◆スタッフルームです。


床に使ったのはパインの無垢材です。


リフォーム後1年して、置いてあった
荷物を退かしてみました。

↓右が荷物置場、左が1年経った色

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◆右が新品の色、左が1年経った色


1年でもこれだけ色が変化しました。
パインとは和名で「米松」です。
色が黄色味掛かっており、
節がハッキリしているのが特徴。


↓1年経過したパイン床全体
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◆右が1年経った色、左が新品の色


若干、飴色掛かって来ました。

この部屋は南西向きですので、

西日が燦々と照らします。


では、3年目に入ったパイン材の色をご覧下さいきら


↓3年目
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◆傷は猫たちの駆けっこの勲章です


如何でしょうか?

かなり良い「飴色」に変化していますね。

これが無垢材の良さです


年月による“劣化”にはならずに

月日が経つほど人工で表現不可能な

味わい・深さが出てくるのです。


この変化は日々徐々に起こるので

住んでいる方には分かりません。


私も久しぶりにお施主様の家へ伺うと、

無垢材が良い色に変化しているのを見て


「だいぶ色が濃くなりましたね~」


と申しても「そうですか?!」と

気付かないようです。


パイン材は柔らかい材料なので、

傷がつき易いところが短所ですが、

お子様が転んでも、年配者のひざにも

あたりが柔らかく安全なのが長所です。


それと、同じ無垢材の中でも

パインは杉と並んでコスト安。


ペットにも爪がしっかり食い込むので、

固い床で爪が欠けたりしません。

(勿論、ご覧の通り爪跡は付きます)


無垢材全般に言えることですが、

傷付いても「金太郎飴」のごとく

どこまでも無垢材ですから

傷の色も同じで目立ちません。


どんな材料にも長所・短所があります。


ご自身が大事にしたいのが味なのか

傷も無い完璧さなのかを吟味の上、

ご自身のライフスタイルとあわせて

選定される事をお奨めしています。


パインの床は弊社で現物をご覧になれます。


打合せスペースは合板フロアですので、

比較出来るようになっております。