今日は、なっちゃんの二回目の抗がん剤治療の日でした
病院は9時からなのですが、病院に到着したのは8時40分
受付を済ませると、担当の先生にはすでに4組の患者さんがいると言われました
さすがに腫瘍認定医Ⅰ種を持っているだけあって、患者さんが多い多い・・・(苦笑)
1時間以上待って、ようやくなっちゃんが診察室に呼ばれました
先生、いつものように開口一番 「オシッコはでてますか?」
「ここ数日で、オシッコの量が減ってきました」
「オシッコがでにくくなってきてます」
と先生に伝えて、抗がん剤治療の前の血液検査をしてもらいました
いつもより長い時間、血液検査に時間がかかっているようでした
少し不安を感じながら待っていると、診察室に呼ばれました
診察台の上には、いつもは無いはずのエコー検査の画像がありました
どうやら、なっちゃんの腎臓の数値が悪かったのでエコー検査をしたようです
先週は30.1だった数値が、今日は69.9に跳ね上がっていました
数値の基準値は、9.2~29.2
この一週間で、基準値の倍の数値になっていました
腎臓の数値が悪かったのは、腫瘍が大きくなっているのが原因でした
尿道にある腫瘍が膀胱内に広がって、尿管開口部まで浸潤してきていました
尿管は、腎臓でつくられた尿が膀胱に運ばれる管です
膀胱の尿管開口部に腫瘍があると、腎臓でつくられた尿が膀胱に入らなくなります
こうなると腎臓の機能が低下して、最終的に腎不全をおこしてしまいます
なっちゃんは、通常は2ミリ程度の尿管が4ミリまでに太くなっていました
腫瘍が大きくなって、確実に悪い方向に向かっている事が分かりました
先生から、手術をすることも考えたほうが良いと言われました
選択肢は二つ
抗がん剤の効果に期待して、今日は抗がん剤治療をして様子を見る
もう一つは、尿管ステント手術と尿道ステント手術をする
悩みに悩んで先生に聞きました
「先生は、どちらが良いと思いますか?」
「手術をした方が良いと思います」 これが先生の答えでした
1回目の抗がん剤治療で、全く効果が出ていない
抗がん剤治療をすると、抗がん剤が効いている間は手術もなにも出来ない
その間に腎臓の機能が今以上に悪くなると、もう手術が出来なくなる
先生の話を聞く限り、やはり手術しかないようです
なっちゃんの手術日は、17日に決まりました
開腹手術ではないので、なっちゃんへの体への負担は少ないそうです
なっちゃんの抗がん剤には、ミトキサントロンという抗がん剤を使っていました
ミトキサントロンの効果は、3週間です
このミトキサントロンを使うと、17日の手術が出来ないので
今日は効果が1~2週間でなくなる抗がん剤の治療をしました
この抗がん剤治療は、あくまでも17日の手術までの繋ぎの治療です
繋ぎの治療ですが、今はこの抗がん剤に一縷の望みをかけるしかありません
「この抗がん剤で効果が出てくれると一番良いんですが」
と先生も言っていました
なっちゃんが受ける、尿管と尿道のステント手術ですが
この手術をすると、生存中央値は1年になるそうです
しかし今回の手術は、緩和治療
なっちゃんの生活の質を改善するための手術です
なので、癌の転移は避けられない
腎不全も避けられないそうです
やっぱり、癌と闘うには抗がん剤治療しかない
今日の抗がん剤が、なっちゃんの腫瘍に劇的に効いてくれることを祈るばかりです
なっちゃん、手術することになっちゃったよ
え? なつ、手術するの?
うん、17日にね
手術は、子宮蓄膿症の手術以来だね
あ~、あれは4年前だったかな・・・
よく覚えてるね~
4年前は入院しなかったけど、今回は入院しないといけないんだよ
なんか、今日は病院の待ち時間が長くて疲れちゃったな~
入院なんだよ?
いつも一緒のお布団で寝てるなっちゃんが、夜一人で寝れるか心配だよ・・・
あの~、手術の心配じゃなくてそっちの心配なの?
腫瘍認定医Ⅰ種の先生だから、手術の心配はしなくて良いかな?と・・・
なっちゃんの膀胱移行上皮癌の状況は悪くなってきています
でも、散歩だって行きたがるし飼い主のご飯のおこぼれだって欲しがります
頻尿以外は、今まで通りのなっちゃんなんです
元気なんです
元気の証拠に、前回のお散歩風景を動画でご覧ください
ワッセ・・・ ワッセ・・・
ね! 元気でしょっ
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