友人宅へ出張

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久しぶりの更新。

ブログを書く夜の時間に友達の店の準備の手伝いとかで書く時間がなかった。

まぁ自分のペースで気楽に続けよう。

 

昨日友人の家にカレーを作りに行ってきた。一昨日にカレーの仕込みが大失敗。

自分の作る欧風のカレーはカレーの素を一旦作るんだけど、一回のカレーの素の量が約90人前取れる。

(カレーの作り方を教わった師匠談)

とにかく量が多く、今の所店舗もなく営業が出来ていない身なので持て余す。

冷凍保存は効くんだけどやっぱり風味は落ちてしまうし、冷凍庫がかさばる。

なので単純計算して分量を減らして1/6の量でカレーを作ってみたらこれがひどいものができた。

自分でスパイスを挽いて作ったガラムマサラの香りを完全に殺し切り、

二時間近く炒めた玉ねぎのコクと甘みも全く感じない。味がしない。

とっても悲しいのは今回ウマイのができると狙いに行ってこの有様。

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見た目は悪くないけどうまくなかった。
ほんと適当に作ったカレーが予想外にうまかったり今回みたいに狙いに行ったカレーがフルスイングで空振りしたりするのでカレーって面白い。(面白がってる場合じゃないが)


 急遽比較的評判のいいバターチキンにスイッチした。

バターチキンなら短時間でできる。

仕込みも一晩マリネしておいて翌朝出発前に仕込み。

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イベントと違って荷物が少なくてホントに楽。

バターチキン。

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居酒屋の昼に間借りでカレー屋できる話もあるんだけど、カレーだけでは弱くないかというオーナーのおっちゃんの話もあり
添え物に力入れた。

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左からチキンティッカ、オクラとベビーコーンのアチャール、キノコのアチャール、オニオンのピクルス。
うまいんだって、これが。

  一人で味の追求ばっかりしてると、足りてないとこしか見えなくてしんどくなるのでたまには人の意見を聞くのはとてもいい。
 とりあえずカレーだけより今回みたいに添えがあった方が印象全然違うのがわかって良かった。
「値段設定いくらにするの?」
って話があったんだけど、大阪市内だとカレーにだいたい1000円くらいが普通なんだけど店出したいと考えてる豊中ではどう考えたも単価が高過ぎるのが悩む所。単価を下げたら当たり前だけど、その分集客する必要がある。
カレー作るのは楽しいが、まだその辺りいろいろ考える必要あるな。

 

 

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友達の開店準備

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 昨日友達がバーを始めるとの事で開業準備の店の掃除を手伝ってきた。

 場所は阪急箕面線にある桜井。駅から降りたらすぐ、歩いて1,2分の好立地にある。開業とは言ってもまだまだ準備段階で、居抜きの物件でカウンターのみ。8席程度あるがキッチンは広く、これから冷蔵庫やコンロなど入って狭くはなるんだろうが、動きやすそう。5〜6坪くらいだそうだ。

 

 「カレー屋やりたい」と言い出してから知り合いがカフェを来年いっぱいで閉めようかという話がある。あれこれ不動産屋を回っていて覚悟はしてたが、思いのほか初期投資がかかるんだなーと思って頭を悩ませていた所に転がり込んできた話で、駅の近くで商店街の中。立地も申し分なく自分の予算内で始められそうだったのだが、広くて家賃が高い。

 12坪で18席。とても一人では回せそうにないので人を雇わないといけない。人を雇い始めたらその分いろんな労力が必要になる何より店を始めるくらいまでならイメージできるが、人を雇う規模の店だとコンセプトなり見せ方なりが変わってくる。

(リアルにお金の話をしていると今まで漠然としか考えてなかった事も迫ってくるのです)

今回はいい勉強になった。

この規模でプラステーブルが1.2席あるくらいがちょうどいい。7〜8坪という所だろうか。

これからも冷蔵庫入れたりペンキ塗ったりするさぎょがあるので手伝わせてもらおう。

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ケータリング行ってきた。

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ケータリング行ってきた。

ケータリングというと大層だが自分のインスタグラムに今まで作ったカレーの写真をアップしていて、それを見た友達が「食べたーい」と言ったので家まで作りに行った。


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 今回はキーマカレー。

インスタやってて思ったんだが、キーマカレーアップした時の反応が他のカレーの時より少しいい。みんなキーマカレー好きなんだな。自分の得意なのは、というか好きなのは欧風カレーなんだけど、いろんな種類のカレー作れるに越した事はないので最近はいろんなカレーを作っている。

 反応は上々で何より奥さんのダンナさんも喜んでくれている感じだったのでよかった。

 思ったのはある程度の仕込みは家でするんだが、イベントと違って準備がめっちゃ楽!あと、カレーだとルーが一人前だいたい200gくらいをめどに作っているんだが、キーマはルーではなくてミンチがメインになる。ごはんの量が同じだとするとミンチ200gはさすがにボリュームがあるので、150gにした。

 友達にはご飯を少なめにしたんだが、それでもボリュームが多すぎた感がある。もうちょと少なくした方が良さそう。

 オペレーションは多分10分弱かかったんじゃないだろうか。もちろん要領を得ない友達の家というのと、毎日キーマ作ってる訳ではないので作る工程がスムーズにいかなかった。仕込みをちゃんとしていれば調理で6,7分でできるんじゃないだろうか。反応も上々だったのでメニューとしてもアリだな。

 ミンチが100g100円だとしたら150g で150円。もちろん肉だけじゃなくて、玉ねぎやらスパイスやらいろいろ使っている。それにピクルスやらついてくるので実際出すならやっぱり800円は欲しい所だな。

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 添え物はオニオンのピクルスとナスとにんじんのアチャール、キノコの和え物。オニオンが思っていた以上にうまくいった。前日仕込みくらいで玉ねぎの辛味がぬけつつシャキシャキ感が残るちょうどいい味に仕上がった。これは使えそう。


友達と会うとたいがい外に飲みに行く事が多いが、意見や感想聞けるし安く上がる。なにより楽しかった。


またやろっと。


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カレーの始まり(2)

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 以前モツエカという町でもカレーは作った事あった。正確には煮込み料理にカレーパウダーを使って「カレーのようなもの」ではあったが。日中仕事がないので時間だけはある。というか気を抜いたら自分の置かれた現実が重くのしかかってくる時間しかない。今回は本格的なカレーを作る事にした。作り方は日本を出るときに送別会を開いてくれた友達が、その時にもてなしてくれたカレーのレシピ。それを以前メールしてもらっていた。もちろん海外で手持ちのお金も大してないので、手に入らなかったり、高かったものは別のもので代用した。

実際作り始めたら

『弱火で焦がさないようにたまねぎを炒める』

というミッションはわかりやすくて集中しやすく、時間がぽっかり空いて少しでも今後の事を考えると震えて気が狂いそうになるので現実逃避の手段としはとても良かった。

 夕方にはカレーが出来上がる。玉ねぎを約2時間、煮込みにも数時間かけて完成したカレーはものすごくいい匂いだった。

 自分の泊まっていた宿はみんな出稼ぎ労働者みたいにこの町でお金を貯めて、また旅行を再開するという人がほとんどで、極力食事にはお金をかけない人が多くパンやインスタントラーメンみたいな簡単な食事だけで終わらせる人が多く、キッチンですごくいい匂いのするカレーを見ては物欲しそうに「いい匂い!」とか言っていくのだ。

 こういう時には少し分けてあげたり、物々交換するのが暗黙の了解なのだが、何しろこっちは比喩や例えでなくて命がかかっている。みんなも「あいつシャレにならんくらい金がない」という事を知っているので気軽に「くれ」と言えない。

 自分も貧乏なクセにケチケチしているみたいで何ともバツが悪く、とりあえずの材料費くらいペイできればいいという気持ちで

 「1スクープ2ドルでいいよ」

という話でカレーを分けて行く事にした。今にして思えばカレーのルーが珍しかったのか意外と反響がよく、うまそうにパンにルーをつけて食べる姿が印象的だった。

 気がつけば一日目でカレーの材料費がペイでき、二日目には宿代が払えるようになった。一瞬(これで商売できるんちゃうん?)と思ったが、そこはそれほど甘くなく、みんながみんな毎日カレーを食べたいという訳ではない。だけど、次の仕事が見つかるまでの間、小銭程度でも

「あ、俺死なんで済むかも」

お金を稼ぐ手段を持てたといのは精神的にものすごく楽になったし「独力で何とか生きていけるかも」と自信にもなった。

 

 以来日本に帰ってきても忘れた頃に趣味でカレーを作って、フリーマーケットや週一回、バーの昼だけ借りてカレーを作るようになった。気が向いたらまた別の機会に。

 

 

カレーのはじまり(1)

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 「カレー屋を始めたい」という話を周りに始めてからカレー屋さんの知り合いが増えた。

基本的には「立地が大事」とか「カレーは大変よぉ(苦笑)」みたいな話なんだがだいたい一通りの話を聞くと「じゃあなんでカレー屋さん始めたんですか?」みたいな話になる。

 聞いてみると、自分の好きなカレー屋のタイプは一般的に、数年飲食店で働いて、資金を貯めて…みたいなタイプは皆無である。

 どちらかといえば20代の頃飲食に携わって、別の業種で一回働いて、みたいな感じの人が多いので、紆余曲折あった人生経験からか穏やかな人が多い。基本的に変わった人が多く、ボクも変わった人の話は三度の飯より大好きなのでグイグイ聞いてしまうので最近は知り合ったカレー屋さんに行く時はカレーは目的の半分で、残りの半分はその変な人に会って、その人の価値観や他の人からすればかなりどうでもいい、その人だけが大切にしている価値観みたいなものに触れらえたりする瞬間が好きなのだ。

 

 さて、ボクのお話。今から10年近く前だった。

 当時ニュージーランドの南島にあるアレクサンドラという町にいた。

 とにかく金がなかった。ワーキングホリデーでオーストラリアを一周したはいいものの、日本へ帰国する航空券代がなく、不法滞在するのはヤバイという知識くらいはあった。何とか逃げ道を探してビザが簡単に取れると知ってたどり着いたのがお隣のニュージーランドだった。

 お金を稼ぎにニュージーランドに入ったはいいものの、仕事探しには苦労した。安定的な仕事にはつかず、一攫千金、歩合で働ける農場の仕事に的を絞って仕事を探した。その年の天候が悪かったり、マネージャーとケンカしたり、いろいろすったもんだが(今考えれば、若気の至りというか辛抱効かんかったと思う事もあるが)あり、流れ流れて最後に辿り着いたのがアレクサンドラという町だった。

 ちょうどリンゴの収穫の時期との噂を聞きつけてやってきたのだが、当時の状況は悲惨で住所不定無職の状態で全財産が日本円で6~7000円。おまけにアバラにヒビが入った状態というオマケつき。

すぐに仕事を始めたかったが、農場の仕事の求人はない。収穫の時期になったら、『この時期にあの町に行けば仕事がある』と考えてやってくる自分と同じような旅行者や季節労働者が先乗りしていて既にどこの農場も人がいっぱいだった。仕方ないので片っ端から町にある商店に履歴書をもって「仕事ないですか?」と聞きに行くが全敗。43連敗だったと記憶している。

  とりあえず宿主に土下座して(もちろん土下座の文化なんて知らない)パスポートを質草にしてい宿代を滞納して、数千円だけはキープした。パスポートを担保にすればこの町から出ていくつもりはありませんという意思表示になる。

 町から一時間程歩いた所にアレクサンドラの町が一望できる小高い丘がある。みんな働きに出ていて誰もいない宿で一人で居ても気が狂いそうになるのでよくそこへ行った。何故か野生のハリネズミが点在していた。ダンゴムシくらい反応の鈍い(人間に気がついてから身を守る体勢に入るまで)ハリネズミと戯れるのが唯一の気分転換だった。日本の方角の空を見ては

 (めっちゃ日本帰りたいけど今回の人生多分ムリやろなー)と、思いつく限りやれるだけの事は全部やってしまったので、失望も諦めもなかった。

 「NEW WORLD」という大きいスーパーが町にはあり、時間潰しに徘徊していたら七味くらいのボトルに入ったカレーパウダーが僅か日本円にして数十円で売っていた。幸い野菜も安く、肉も「BAIT(えさ)」という表示でホルモンがものすごく安く売っていたので、とりあえず一週間分の食糧を作ろうかと思いカレーを作る事にした。(つづく)