BONSOIR!
皆さんお元気ですか?
今朝、久しぶりに、東京にやや大きい地震が有りましたね。
いきなりでしたので、かなり驚きました。
早く済んでよかったです
フランスでは、子共の出産後、市役所で、子供の名前の登録します。
その際、名前のチェックが入ります。
フランスでは、長年間、カレンダーに載っている名前から選ぶ習慣が有りました。
(今でも、このように選ぶ方が多いです。)
2月1日~17日の名前
この名前はキリスト教の聖人の名前です。
300以上が有るので、十分いい参考になります。
しかし、時代の流れとともに、映画やテレビの海外ドラマやブランド名などの影響で、”新しい”名前、つまり、皆と
違う名前を選びたい若い親が増加しました。
結果、、子共に取って、とても難しい名前がたくさん誕生しました。
アメリカのドラマの主役の名前や果物や野菜や物の名前などを子共に付けたりすることはだんだん“普通”に
なりました。
また、親が“面白さ”を生み出す為、子供の名字と名前が一つの表現になるように、名前を考えたりする場合も
あります。
弟の同級生、女の子の名前はまさにその例でした。
彼女の名字は”JAVEL"でした。 そして、親が”AUDE”と言う名前を付けました。
結果、名字と名前を合わせると、”AUDE JAVEL"になります。
つまり、フランス語で”ブリーチ”を意味する単語” EAU DE JAVEL"と同じ発音になる訳です!
彼女の親は、それが面白いと思って付けたでしょうが、彼女は、この名前のせいで、学校でよくいじめられていま
した。可愛そうに。。。
子共の名前に対してのエスカレートの為、1993年に、子供を守る為の新たな法律が誕生しました。
そして、この法律が出来て以来、名前のチェックが厳しくなりました。
つまり、親はどんな名前でも子共に付けていい訳ではありません。
従って、現在は、子供に、物あるいは野菜”COURGETTE”(ズッキニー)などの名前を付けるのは禁止されてい
ます。とてもよかったと思います。
ダブルの名前、”JEAN-PAUL"(ジャン・ポル)、”ANNE-MARIE"(アヌ・マリー”などは許されていますが、三つの
名前をコンビする名前は禁止です。
外国の名前は、ロマジで表すことが出来ればOKとされています。元のスペールが変わってきますが。。。
歴史上の人物の名前の利用は、その方のイメージにより許されるか禁止されるか。
”良い”イメージを持つ方の名前はOKです:”JULES"、”CESAR"、”CLEOPATRE"など。
しかし、”悪い”イメージを持つ人物の名前は条件付きです:”ADOLF"、”BENITO"、”HANNIBAL"など。
聖書に載っている人物の名前も上記同様、その方のイメージによって、おすすめされないです。
たとえば、キリストを裏切ったとされている ”JUDAS"などの名前。
日本語の場合は、漢字は15.000もありますので、たくさんの名前が作れて、いいのですが、日本語こ
そ“変”あるいは、子供が可愛そうな~と思う名前もかなり簡単に付けられますね。
特に、発音を聞くと、親の”勝手”な発音が多いみたいですね。
それも、“皆と違う”名前を付けたいつもりでしょうが。。。
もう数年前無くなったお客様ですが、彼女の下の名前は”タダコ”(漢字を覚えていないです。すみません)でした。
数年間のお付き合いの内に、何十回も、自分が学校でどれだけ、この名前のせいでいじめられたかを言われま
した。当時、もう70代でしたが、本当につらそうに話していました。結局、この名前で、一生苦しんでしまった訳で
す。。。気の毒ですね。
名前は”遊び”ではないと思いますし、一生付きますので、意思に考えて上げるべきだと思います。
是非、名前を選ぶ時に、まず、子供のことを考えてほしいですね。
BONNE SOIREE!
良い夕べを!