10月5日のブログで記事にしました
平城宮跡の舗装工事の現状が気になって、
13日土曜日にバードウォッチングがてら見に行ってきました。
すでに9月に工事が始まったのは知っていましたが、
敷地の周りには工事用フェンスが設置され、
豊かだったススキなどの草木はほとんどが刈り取られ、
何台もの重機が入り込んでいました。
有志の方々が工事の中止を求める
署名運動を行われていますが、(私もしました)
このままでは工事をストップすることは無理でしょう。
国土交通省と工事業者はすでに請負契約を結び、
着工金などの支払いが済んでいることが想像できます。
これをストップするとすれば、
工事業者に対しての損害賠償を行わねばならず、
それもやはり我々の税金から支払われることになります。
妥協策とすれば、
工事の規模を縮小し
工事業者の損害も貴重な文化遺産や動植物の損害も
最小限に抑えるしかないように感じました。
この週末は現地で反対運動も行われ、
マスコミにも取り上げられたようですが、
それだけでは問題の解決にはならないでしょうね。
もっと政治的な力を利用するしかないでしょうが、
そんな力がないのが今日のオヤキ(オヤジのボヤキです)
いずれにしても上の写真のように
大極殿前のアオサギも見られなくなるのでしょう。
この日は多くのヒバリの他に
セッカ・ノビタキ・モズなどの草原の鳥に加え、
水上池では冬鳥のカモの飛来も観察できました。
これらが今回の工事でいなくなるわけでありませんが、
その数が減ってしまうのは間違いないでしょう。
残念でしかたありません。