本屋を目的もなくぶらぶらと物色していた時、本書のタイトルが目に飛び込んできた。
貴様いつまで
女子でいる
つもりだ
問題
なかなかセンセーショナルで、アグレッシブな題名だわさ。
自称女子を謳う屈強のフォワード群に、ラグビーボールでなく本書を小脇に抱えて突っ込むような精神的タフさが求められる気がして、オラわくわくしてきたぞ!
そういえば王様のブランチでこの人が特集されていたな〜、と頭の片隅に寝転んでいた記憶が目覚める。
「女子」
誰が見たって、もう女子ではないだろう年齢の方も自分たち女の総称は「女子」である。
世の日本紳士は断じて「自分のこと女子なんて言ってんじゃねーよ」とは言いませんが、「いつまで女子と言い続けるのだろうか、この人達は?」の疑問は持っております。もちろん小生もその一人。
この本がそんな無邪気な疑問に答えてくれるのではないかと淡い期待を胸に、本書を購入。
購入後、帰宅中の電車の中で読んでみると、、、
「『女子』はスピリット」
「女子は魂であって、女は生涯いち女子」だそうです。
うーん、そうか。魂か。そりゃ消えないわな。
何かをかわいいと思うことも女子魂。そういやうちのかーちゃんも玄関に小さなマスコットキャラクターを置いているもんな。あれも女子魂なんだな〜。妙に納得してしまった。
いくつになってもかわいいを追いかけること、それが女子魂。愛おしいではありませんか。もう「おめーは女子じゃねーだろーが」なんて思いません。
本書は、女性の老いとの闘い(?)を身の回りの物事から繰り広げられています。
歳を重ねることは悪いことだけじゃないんじゃないかな〜、と読んでいて感じさせてくれます。アタイは男だけどな!