ヴェルディの選手、スタッフ、フロント、そしてサポーターのみなさん、
この伝統ある素晴しいクラブでみなさんの仲間として過ごすことができた2年間、
本当にありがとうございました。心より感謝しております。

 これからはベガルタ仙台の一員としてJ1を目指し、頑張りたいと思います。
ヴェルディと共に昇格できれば最高だ。

 試合会場などでオレを見かけたら、「羽生!」とでも叫んでみて下さい。
聞こえたらちゃんと振り向きますよ。決して「ハゲ!」とか言わないように。

 ヴェルディの幸運を祈っております。
それでは。

                              おわり
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現実

 ナビスコカップ、天皇杯、ゼロックススーパーカップ、J1リーグステージに、
アジアカップウィナーズカップ(ACWC。現ACLの一部)。
この全てのタイトルの優勝をエスパルスとヴェルディで、オレは祝った。

 これまで経験していなかったのが、望み続けたリーグ年間優勝と、
望まざるJ2降格だ。そしていま、望んでいなかった方が現実となった。


 今まで、何があっても応援し続けてくれたサポーターの方々が、
今日の敗戦のあとも「東京ヴェルディ! 東京ヴェルディ!」と
力強く叫んでくれた。


 ホントに申し訳ない.....


 耐えきれなくなり、誰よりも早くロッカールームに戻った。
洗面所でばしゃばしゃと涙を洗い流したら、意気消沈しているみんなを迎えた。
目が真っ赤になっている選手、スタッフは少なくなかった。
慰めの言葉を探したが、見つからなかった。

 ピンとこないが、何だかとてつもなく辛いことが起こっている。
そういう空気のロッカールームだった。


 残留が確定したら更新しようと思っていたブログだが、こういう形での
アップとなってしまった。


 J2、一年間よろしく。
J1、待ってろ。

                    つづく
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斬新

 「日本の冬は寒いと聞いてます。
それに対する準備はできています」
インタビューで最近ジウがよく口にする言葉だ。

 心構えができている。
基本的にはそういう意味だが、行動にも表れている。

 ジウはオレと同じカットモード(バリカン)を所有しているが、
最近は使っていない。「風邪を引かないため」だそうだ。
髪の毛がくるくるなのでボリュームは余りないが、黒くなって
きている(※注1)。

 そのカットモードが今は使用されていないのかというと、
シトンの奥さんが活用しているのである。ちょいと前のシトンの
襟足は斬新な「V」の字カットだった。「あっ、右の方が。
あっ、左の方が...」と修正しているうちにああなってしまったの
だと推測される。

 そして、オールスター。
オレはジウとイベントに行っていたので、録画した映像を帰ってから観た。
そこでシトンの真新しい刈り上げを見たときは「あ、カットモードだ...」と
衝撃を受けながら思った(※注2)。

 後日、シトンの奥さんと話していたら、
「あたし、日本でヘアサロンをオープンできるんじゃないかな」と言っていた。

 う~ん...

                    つづく

※注1:本日、また髪の毛が短くなっていた。
    天気予報を見ていたら「当分は晴れの日がつづく」と
    聞いたかららしい。一番黒々としている頭は「ヴェルバラ」の
    「スーパーリプレイ」で確認できる。

※注2:実はシトン本人のせい。
    バリカンに「3」のアタッチメントを装着して奥さんに
    渡してしまったのだ。「3」は日本では3ミリ。
    ブラジルのバリカンの「No.3」は9ミリぐらい。
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ひゅっ

 畜生!
思い出すだけでやっぱりムカムカする...

 戻ろう。
戻ってあの小娘に復讐しなきゃ気が済まない...
よし、丁度いい。この恰幅のいい兄ちゃんの後ろに隠れよう。
へっへっへっ、気付いてないぜ。アイツは絶対何かをしでかすぞ。

 はっ!
そうら見ろ、やっぱり..    今だ!
「 おい、コラ! 待て~!」

******************************

 買い物を済ませ、昼過ぎの混雑した駅前の遊歩道をオレは歩いていた。
ふと、自転車に乗った女子高生に目がいった。次の瞬間、ドン!「うっ」
思いっきりおっさんと衝突してた。

 「自転車やバイクは降りて押して下さい」とか書いてある遊歩道だ。

 おっさんは、「チッ!」と舌打ちをし、自分を襲った自転車にガシャリと
蹴りを入れ、脇の階段を降りていった。少女は、自転車から降り、うなだれながら
それを押し、オレの前を歩き始めた。おっさん、そんなにキレなくても...
とそう思ったそのとき、少女はひょいと自転車にまたがり、おばちゃんなどを
かわしながらシャカシャカとこぎ始めた。

 ひゅっ。
背後からダッシュするその存在がオレを追い越した。
「おい、コラ! 待て~!」と少女を呼び止め、ガミガミと叱り始める。
そう、あのおっさんが、こっそりと尾行していたのだ。
階段、降りてったんじゃなかったのかよ...

 俊足粘着おっさん、イヤだな。
しかし全ての原因は、非常識が認識できない少女だ。
認識した上での行動には何らかの理由があるが、そうでない方が悪質な場合がある。

 両親にもうちょっといい教育を受けていれば避けられた事態だ。
日本で廃れてきている「公共心」の問題だ。

 「お天道様が見ている」
この言葉の重みを考えてみよう。

                    つづく


ヴェルディユース、日本一おめでとう!
 算数オリンピックというものが存在する。
数学、幾何学、論理の問題が出題され、競うものだ。
オレも、ちょっと興味を持ち、ハイスクールの4年と5年のとき参加してみた。
日本でいえば、高2、高3の年である。ラプラタ区最優秀&全国大会参加(※注)
という結果を残した。更に、アルゼンゼンチン海軍主催の算数コンテストで準優勝。
その間参加したカシオ主催の数学セミナーで、成績優秀でハイスペック電卓を受賞。

 自慢話終了。
これだけを聞けば、凄いなぁ~と思えるが、実はこういう大会に参加する
日はハイスクールの授業を休んでも欠席にならなかったのである。
もともと面白そうだと思っていたオレは、こりゃいい、と参戦。

 まずまずの結果は残すものの、ここで初めて天才なる存在に出会う。
はっきりいって太刀打ちできるものではない。何なんだ、コイツら。

 一人は、社会的事象にも精通し、ユーモアセンス有り余るタイプだった。
この豪快なジニアスは、優勝したときも、「これがこうで、こうで、
こうあるから、ここまで絞り込んだ。後は手作業で答えを出した」と、
そう観衆に説明をした。戦場で絶対に死なないタイプだ。

 もう一人は数学=存在、という感じだった。
数学の話題になると饒舌だが、それ以外の会話は皆無。
ある意味ピュアな存在。戦場では真っ先に死ぬタイプだ。
科学者として力を発揮するのかも。

 共通しているのは、数学・算数への興味と、それを勉強し、
吸収する能力。


 サッカーでも、やはり天才というのは存在する。
シトンは、テクニシャンではないが、ゴールを決める天才である。
既にかなりのゴール数を決めているが、まだまだ本領発揮とはいえない。
オレがそう断言する。

 この前、シトン宅で去年のゴール集DVDを観た。
ブラジルのサッカー史を塗り替えたシーズンである。凄すぎる。
過去のデータを見ても、決めまくっているし、ゴールに対する意欲は
並大抵のものではない。

 日本の、ブラジルをさえ凌駕する質の高いボール回しと、ブラジルの
ゴールに対する渇望とさえ呼べる意欲を融合させたいとバドンは語っている。
カズキの最近の姿をみて、その実現に確実に向かっているとオレは感じるが
どうか。今後の試合が楽しみである。

 次は、友人でもある好調マルクスとの対戦だ。
ギャフンといわせてやりたい。「ギャフン」というかな? ブラジル人。

                    つづく


※注:3問+3問の二日開催だったが、初日に集団食中り。
   下痢で苦しんでいるオレらに、二日目は中止との通達。
   初日ダメダメで二日目に望みを繋いでいたオレは、その時点で
   敗北宣言&帰宅。後日、オレとは無関係の授賞式を見に行く。