アルゼンチン料理・イタリア編

2005年06月27日(月) テーマ:ヴェルディ食堂(2005年)
 アルゼンチンは移民の国である。
食文化でもいろんな国の影響が見受けられる。

 スペイン、イタリア、アラブ諸国(元大統領のメネムもアラブ系移民(※注1))
などの料理が日常生活に入っている。本場の味がそのまま残っているものもあれば、
日本のカレーライスのように、独自の進化を遂げているものもある。

 なかでも、イタリアの影響が強い。
ミラネサ(ミラノ風牛カツレツ)は、どの家庭でも食べられているし、
ほとんどのレストランのメニューに載っている。

 牛肉(柔らかいものが好ましいが、固かったら叩いておく)に塩コショウし、
小麦粉、溶き卵、パン粉の順番にまんべんなく衣をつけ、あとは揚げるだけ。

 ニンニクとオレガノかペレヒル(パセリの一種)を溶き卵に混ぜておくのが普通だが、
ニンニク好きのオレは、小麦粉の前の段階で、肉にたっぷりと塗りたくってやる。
ニンニクは潰してもいいが、食感を少し残すためにオレは粗めのみじん切りにする。

 パン粉は、細かいフランスパンのものがベスト。
無ければ、普通の(食パンの)パン粉とクラッカー(無塩がよい)を半々ぐらいの
割合にし、目の細かい網の漉し器の上で砕きまくると似たようなものができる。

 定番は以下のものだろう。
・Milanesa con papas fritas:ミラノ風牛カツレツ・フライドポテト添え
(ミラネサ コン パパス フリタス)
・Milanesa napolitana:ナポリ風(!)ミラノ風牛カツレツ
(ミラネサ ナポリターナ)     (ハム・チーズ・トマトソースのせ)

 フランスパンでサンドイッチにしてランチ、というのもあり。
一緒にはさむものは、ハム、チーズ、レタス、トマト、タマネギ、などである。

 パスタもよく食べる。
しかし、外食の場合、店を選ばないといけない。
アルデンテが唯一の茹で方ではないのはもちろんだが、かなりぐっちゃりと
したものが出されることがある。乾麺は確かな店で食べよう。
その点、ニョッキやラビオリなどは大丈夫。

 また、ピサ(ピッツァ)の生地はふっかふか。
石釜焼きの店もあるが、基本的に日本のイタリア料理店で出てくるものとは
別物だと思った方がいい。しかし、これはこれで美味い。

 ボナペティ。

                     つづく

     ーーーーー 本日のチステ ーーーーー
 
■「電球を一個替えるのに何人の女性が必要か知ってる?」
「知らない」
「14人。6人が“プレ電球交換フェミニスト協会”を結成する。
6人が“電球交換という行為に潜む男性社会の欠落”というような
テーマで、記事をあらゆる媒体に書きまくる。
そして、残りの2人が電気屋さんに電話をかける」

 ーーーーー前回のチステへの正しいツッコミーーーーー

★ぬ、盗人ネタ多過ぎ!


※注1:「アルゼンチン人の半分はスペイン系、半分はイタリア系、
     そして残りの半分はアラブ系だ」
     これは、メネム元大統領がよく口にしてたジョークだ。

Heeeladooo!

2005年06月19日(日) テーマ:ヴェルディ食堂(2005年)
 子供の頃、家の周りに、殆ど店がなかった。
一番近いスーパーが、2キロ程離れたところにあったぐらいだ(※注1)。

 だから、ぴゅるるるっ「エーラドー!(※注2)」と聞こえたら、
うちを飛び出してそれを呼び止めた。アイス屋のオジさんの自転車だ。
前回書いたように、スーパーは一番暑い時間に閉まっているので、アイスを
食べる唯一のチャンスだ。もちろん、買い置きがなければの話。

 大体いつも、さっぱりレモン味のアイスバーを買っていた。
しかし、ちょいと豪華な気分に浸りたいときは、コーンやカップのヤツだ。
アーモンドがちりばめられていたり、チョコでコーティングされたりしてて、
値段もちょいと高め。幼いオレらにとっては、たまにしか食べられない
代物であった。

 ぴゅるっ「ア ロ パリート、ボンボン! エーラドー!(※注3)」

 このオジさんは、ベトナムのシクロのオジさん同様、汗だくだ。
白いキャップをかぶり、コンビニの店員みたいに、私服の上に半袖の白いシャツを
着るという簡単な服装だった。自転車は前輪が二つで、その間に発砲スチロールの
クーラーボックスがのっかっており、後輪が一つの、いわば、三輪車だった。

 ぴゅるるのオジさんにはいつもドライアイスをもらっていた。
それを、水を張ったバケツなどに入れ、「実験だ!実験だ!」と喜んでいた。
ギュッと抱きしめたくなるくらい、無邪気で可愛いころのオレだ。

                    つづく

     ーーーーー 本日のチステ ーーーーー
 
★「電球を一個替えるのに何人のバラブラバが必要か知ってる?」
「知らない」
「5人。1人が電球を盗む。1人が交換。1人が見張る。
1人が指示を出す。そして、もう1人が目撃者を消す」

 ーーーーー前回のチステへの正しいツッコミーーーーー

◆変わってないじゃん、状態。


※注1: 現在は、全力で走れば1分ぐらいの距離に、コンビニみたいなものが出来てる。
    全力で走る程のものは置いていないから、5分ぐらいかかる。

※注2:helado(エラード):アイスクリーム(冷たいデザート全般を含む)。
              元は、「とても冷たい」「凍らされた」の意。

※注3:A lo palito, bombon! Heeladoo!:文法は、説明するとややこしくなるので、
                    割愛。呼び込みの掛声である。
    palito(パリート:棒っこ):アイスバー。
    bombon(ボンボン):この場合、アイスボンボンを指す。ピノなどがそれ。

しかず

2005年06月12日(日) テーマ:ヴェルディ食堂(2005年)
 言葉だけでは伝わらないものがこの世の中にはある。
実際に触れないと感じられないそれは「空気」とでも呼べばいいのだろうか。

 例えば、ベトナムの道路。
「スーパーカブがいっぱいだなぁ...」ぐらいのイメージか。
しかし、ホーチミンで観たものは、映画「ディープブルー」に出てくる
カニの大群に近い光景だった。異様なほどの数のバイクが群を形成し、
一つの大きな生命体のように蠢きながら道路を走り去るのである。
信号機も為す術なし。信号が青になるのを待つのではなく、横切る大群が
少し途切れるタイミングを待つのである。

 ホテルの向かいの食堂へ行くとき、始めて自転車に乗った日と同じ気持ちになり、
ちょっぴりドキドキしながら道路を渡った。

 折角の人生、色んなものを見ておくべきだな、と思った。
「百聞は一見にしかず」とは、巧いこと言ったもんだ。
生で見ると、五感で「空気」を感じ取ることができる。


 余談だが、ベトナムには、人目につくいたるところで昼寝をしている
オジさんやオバさんたちがいた。昼間は暑いから働く気にならないらしい。
スペイン語圏でいうシエスタである。家の中は暑いので、アウトドア派が多い。
逆に「バイクに乗って、風に当たり涼んでいるひとも少なくない」とは現地の
ひとのコメント。一酸化炭素と群を増やしてどうする、ベトナム人。

 今でこそアルゼンチンにも、オシャレなショッピングセンターなどができ、
オシャレなひとたちが冷房の効いたオシャレな店で、昼間もオシャレに買い物を
するようになった。しかし、オレが小さい頃は、郊外(※注1)に住んでいたという
こともあり、お店というのは午後1時前後に一度閉店した。どんなにアイスクリームを
食べたかろうと、夏だと、午後4時頃もう一回開店するのを待つしかなかった。
(夏以外は3時頃だったかな?)

 シエスタというのは、暑い中で体力を消耗させない、身体を休ませる、などの
効果があり、肉体的には非常に効率のいいものなのである。地方の店では今でも
実行されているし、農家にとっては必然でもある。

 暑い地域ほどこのシエスタの時間が長く、アルゼンチンの北方に位置する
サンティアゴ・デル・エステーロ州の人間(サンティアゲーニョ)は、昼寝
ばっかりしている→怠け者、というふうにステレオタイプ化されてしまった。

                    つづく

     ーーーーー 本日のチステ ーーーーー
 
◆サンティアゲーニョの墓に刻まれている言葉。
「○○○、ここで安らかに眠り続ける」

 ーーーーー前回のチステへの正しいツッコミーーーーー

▲ぬ、盗人!
(数年前、エセイサ空港に設置された隠しカメラに、ベルトで流される前の
旅行者の荷物を漁る税関の職員の姿が収められ、テレビで公開された。
それ以降、スーツケースが紛失するケースがすごく減少、そういう現象。
セイイエア)


※注1:厳密に表現すると「田舎」。

一旦帰国

2005年06月07日(火) テーマ:ヴェルディ食堂(2005年)
 「プレー出来ないって、ツラいなぁ...
ヴェルディ戦でも、どれだけプレーしたかったか!」
シトン宅で、負傷中のマルクス(川崎フロンターレ)が、こうつぶやいた。
「1年2ヶ月もプレー出来ない時期があったからよく分かるよ」
脚を庇いながら歩くシトンが答えた。

 心臓の手術のあと、観ればプレーしたくなって苦しいから「観ないでおこう」
と思うのに、ブラジル選手権の試合を観ないではいられない状況だったという。

 そのシトンが検査の結果、土曜日のガンバ戦には間に合わないと分かり、
急遽帰国した。安静メインの治療であるが故に、ブラジルにいた方が落ち着いて
回復できるだろうというクラブの配慮だ。

 「ホントは土曜日もプレーしたかったけど... 必ず良くなって帰ってくるよ!」
こう言い残し、成田から飛び立った。

 あっ!
そういえば、フライト用のトッポは持ったのだろうか?

                    つづく

     ーーーーー 本日のチステ ーーーーー
 
▲速報!!
ブエノスアイレスのエセイサ国際空港にUFOが降り立った。
異星人の健康状態は良好。しかし、荷物の一部が紛失された模様...

 ーーーーー前回のチステへの正しいツッコミーーーーー

●ぬ、盗人!

やらと

2005年06月02日(木) テーマ:ヴェルディ食堂(2005年)
 オレが言うまでもなく、“虎屋”の羊羹は絶品である。
始めて食べたとき、「ああ、これが羊羹なのか!」と感動したものだ。

 最近、TORAYA CAFE などにもお勧めしたい食べ方を発見。
発見は、ウソ。実は、アルゼンチンの定番デザートの応用である。
意外な食感&味が楽しめる。

 アルゼンチンには、羊羹によく似たドゥルセ・デ・バタタ dulce de batata
(薩摩芋原料)というものがある。これを薄くスライスしたものと、これまた
スライスしたチーズ(エメンタールのような穴あきチーズが多い)を重ねて食す。
甘いものをあまり食べないオレも、食す。

 手順をこっそりお教えしよう。
虎屋の“おもかげ”を4~5ミリぐらいにスライスする。
パルメザンチーズを2~3ミリ前後に薄く切ったものをのせる。
口へと運ぶ。よく噛む。飲み込む。
ほら簡単。

 食感:しっとりとした羊羹に、パルメザンチーズの歯ごたえがナイス。
味:羊羹の甘さと、チーズの塩分の絶妙なバランスがナイス。
感想:こんなに旨い和洋折衷デザートは、他に無いッス。

 ドゥルセ・デ・バタタとパルメザンチーズはまだ組み合わせたことがないが、
絶対にイケると予想。今度アルゼンチンに帰ったときに、試してみよう。

                    つづく

     ーーーーー 本日のチステ ーーーーー
 
●「 バラブラバ(barrabrava:過激サポーター)が結婚記念日の
プレゼントを準備出来なかった理由を知ってるかい?」
「知らない」
「宝石店がまだ営業中だったからさ」

 ーーーーー前回のチステへの正しいツッコミーーーーー

■(敢えてツッコむなら(さまぁ~ず・三村風味))
点いたり消えたり、点いたり消えたり!

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