臨床動作法とEMDRによるトラウマ治療専門、メンタルヘルス研修とEAP

臨床心理士・臨床動作士・EMDRパート2修了・臨床発達心理士が臨床動作法とEMDRによる個人向けトラウマ治療と、動作法や社会的意味づけによる企業向けメンタルヘルスに関して説明します。


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みなさんこんにちは。今回は「めんどくさい」の直し方 対策編2ということでお届けします。



 



前回まで原因について、そして対策として、考える前にやっちゃう、スキーマを修正するということについてお伝えしましたが、今回は課題の分解について説明します。



めんどくさい課題、やりたくない仕事というのは、ある一連の作業の総合体であることが多いです。



何か一つの作業で完結するものではないはずです。



例えば、夕飯の後片付けがめんどくさいとします。



この場合、ソファーで座っているところから立ち上がる、ダイニングまで歩く、キッチンまで運ぶ、食べ残しを捨てる…という一連の作業の総合です。



このように、自分が嫌だと思っている作業を細かく分解していく作業が第一です。



この段階で何が嫌なのか見えてくるかもしれません。



めんどくさいという感情を、自分が嫌がっている一つの行動にまで分解することで直面すべき課題としてとらえることが可能になりますから、めんどくさいの克服に近づきます。



特定された一つの行動については、さらに細かく分解できないかを検討します。



そうすると、実はそれほど大変でなかったり、あるいは何らかの支援があればめんどくさくない、さらにはそこをクリアする道具やアイデアが必要だということが見えてくるでしょう。



社会人の「仕事上のめんどくさい」は、だいたい「わからないから」か「おもしろくないから」に分類されるでしょう。



わからない場合は、その作業を分類してどこがわからないかを特定し、それを乗り切る具体的な支援策を見つけることが必要です。



僕はパソコン作業が苦手なので、よく動画マニュアルか、画面と作業工程が書いてある本を使用することにします。



営業先でのプレゼンの仕方がわからない場合は、アポの取り方、あいさつの仕方、当日の持ち物、同行者との役割分担、フェイスブックなどから相手方担当者の情報収集、訪問先での態度・表情、名刺の渡し方、プロジェクターセッティング、資料配布方法…等のスキルに分解されていきますから、何に苦手意識を持っているかを特定し、その分野を教えてもらう、あるいは先輩に同行した際に学ぶ、といったことでまずはそのスキーマを習得します。



そして、イメージトレーニングやコーチング、スーパーバイズを受けながらスキルアップしていきます。



繰り返しの中で自然と身についていきますから、それを自分でモニタリングしていくことが重要です。



実際にプレゼンをした後には、どのくらいうまくいったか、どうしてうまくいったか、という肯定的な振り返りをすることでスキルアップのためのモティベーションを維持します。



 



もう一つ、分解という考え方ではなく、「ステップ分け」という考え方もあります。



これは、ある課題をクリアしていくゲームだとして、そのゲームのクリアのためのステップ、ステージとして仕事を分けていくものです。



1ステップは~、第2ステップは~、というように分けていきますが、大きく7つくらいのステップがいいでしょう。



人間の短期記憶できる数、つまり頭の中ですべてのステップがイメージできるくらいに大きく分けます。



 



分解、ステップ分けという作業を通してやりたいことは、漠然としたハードルの高さをクリアできる課題に分けて、一つ一つをこなしていく中で達成感を得ていく、そして細かい作業をひとつひとつこなしていくという習慣を身に付けていくことです。



 



案ずるより産むがやすしとは、前回お伝えしためんどくさくなる前にやってしまえ、ということになりますが、今回お伝えした「分解」あるいは「ステップ分け」は新しいあるいは難しい課題に向いているかもしれません。



 



最後までお読みいただきありがとうございました。


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