- 『なんらかの事情』 岸本佐知子/著、 筑摩書房(2012)
前作『ねにもつタイプ』
以来、6年ぶりの著者のエッセイ。
おとぼけの一品が、再び炸裂した。
相変わらずのヘンテコ妄想エッセイだ。
こういうのを読んでいると、こういうのばっかり読んでいたいと思う。
暖かくなったら缶ビール片手に風呂で半身浴しながらのんびりと読んでやろうとも思う。
一つひとつの作品が短いから、寝しなに読むのにも具合がイイから、お気に入りのは何度も読んじゃう。
生産性だとか有用性だとか機能性だとか、そんなもんはどっかへうっちゃっておいて、ただただ毎日グータラしていていいんだと思えてくる危険な内容の本だ。
で、みんなにもお薦めだァ!
↓この著者の他の危険な本↓
- ねにもつタイプ (ちくま文庫)/筑摩書房
- 気になる部分 (白水uブックス)/白水社