『犬はどこだ』
テーマ:ミステリーとか
米澤穂信もこれで5作目。ホント、この人のは読みやすい。
東京での銀行員生活を早々に辞めざるを得なかった25歳の主人公の男が、故郷の地方都市で、犬探しのための調査事務所を立ち上げた。
ところが、最初の依頼は人探し。その次に依頼された2件目は古文書の意味を探るというもの。
異なる2つの依頼の謎が僅かに関連している所や、この作品のメインテーマである人探しの依頼を解決するクライマックスでの謎解きなど、良く出来ている。
小市民シリーズや『さよなら妖精』に登場する高校生主人公に日常の謎を解かせる話に比べると、かなり本格的な探偵小説に仕上がっているように感じた。
米澤作品を5作読んだが、私にとっては、特別な物語を提供してくれるスペシャルな作家さんとはならなかった。
しかし、野球チームに例えるなら、6番から8番の打順を任せることの出来る、常にレギュラーをキープする立場にある選手、といったような位置付けの作家さんではある。(なんのコッチャ!?)







1 ■苦味
苦味の残るラストは良かったと思います。
続編が出たらまた読んでみたいですね。