2009年04月04日(土)

『犬はどこだ』

テーマ:ミステリーとか

『犬はどこだ』  米澤 穂信/著、 創元推理文庫(2008年)


米澤穂信もこれで5作目。ホント、この人のは読みやすい。


東京での銀行員生活を早々に辞めざるを得なかった25歳の主人公の男が、故郷の地方都市で、犬探しのための調査事務所を立ち上げた。

ところが、最初の依頼は人探し。その次に依頼された2件目は古文書の意味を探るというもの。

異なる2つの依頼の謎が僅かに関連している所や、この作品のメインテーマである人探しの依頼を解決するクライマックスでの謎解きなど、良く出来ている。

小市民シリーズや『さよなら妖精』に登場する高校生主人公に日常の謎を解かせる話に比べると、かなり本格的な探偵小説に仕上がっているように感じた。


米澤作品を5作読んだが、私にとっては、特別な物語を提供してくれるスペシャルな作家さんとはならなかった。

しかし、野球チームに例えるなら、6番から8番の打順を任せることの出来る、常にレギュラーをキープする立場にある選手、といったような位置付けの作家さんではある。(なんのコッチャ!?)


コメント

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1 ■苦味

苦味の残るラストは良かったと思います。
続編が出たらまた読んでみたいですね。

2 ■>しゃおさん

あのラストは惹きますね。
続編では、是非、佐久良桐子を本格的に登場させてほしいです。

3 ■つな

こんばんは。
少々、ご無沙汰しております。
nanikaさんが米澤さんを読んでおられるー、と思って、「犬はどこだ」もいいですよ、と勝手に心の中で話しかけてたのですが、おお、読まれましたね!
これ、ラストが鮮やかでしたよね。

nanikaさんの記事読んで、「秋期~」もあわてて買っちゃいました♪

(トラバが飛ばないみたいなので、URL欄に記事アドレス入れてます)

4 ■連投すみません

一個前のコメント、名前とタイトルを入れ間違えるという、恥ずかしい間違いを…。
スミマセン~~

5 ■>つなさん

ご無沙汰してます。
米澤作品。一度読み始めたら、余りの読み安さに嵌ってしまいました。
米澤作品のラストのツイストは、“あざとさ”が無くて好きです。

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  • 記事タイトル:『犬はどこだ』 米澤穂信
  • 記事概要:著者:米澤 穂信 『犬はどこだ』 (創元推理文庫) 健康上の理由で銀行を辞め田舎に帰ってきた紺屋が始めたのは犬探し専門の調査事務所。 しかし、その事務所を開業した途端に舞い込んできた依頼は犬探しではなく失踪人捜しと古文書の解読だった。 主人