2012年07月27日(金)

『斑猫の宿』

テーマ:エッセイ・随筆とか

『斑猫の宿』  奥本大三郎/著、 中公文庫(2011)


編集者との二人旅を綴った紀行文。

JTB紀行文学大賞受賞作だそうだ。そんな賞があるんだ・・・。


著者はファーブル昆虫記を完訳したフランス文学者。昆虫好き。蝶好き。

知識人や経済人に昆虫好きの人って多い。なんでだ?


作品中では12の地方に訪れている。

旅先では大抵、博物館やら森林に行く。

美味いものを食い、飲む。


昆虫好きの著者は、旅の過程で出くわす土木構造物に文句をつける。文句を付けながらも、そうしたものの存在による利便性を享受しながら旅に出かけられるという矛盾について語る。

開発か自然保護か・・・。


力の抜けた文章が読んでいて心地いい。


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2012年07月22日(日)

出張、前日泊のホテルにて

テーマ:メモランダム

明日、月曜日早朝からの現場視察のため、今晩は長岡駅前のビジネスホテルに泊まっている。

夕刻に長岡に着いてからは、早速地元の本屋・・・と言っても、長岡駅に併設されているショッピングセンター内にある文信堂書店なのだが・・・をブラついてみた。


そこそこブラつけるほど、品揃えも充実している書店だ。ツタヤのように売れ筋の本しか置かない店とは違う。郷土誌も充実していて、地元の書店という感じが好ましい。


この書店では、長岡市の隣りの小千谷市を旅した際のエッセイが載っている、奥本大三郎・著『斑猫の宿』(中公文庫(2011)という文庫エッセイ集とポピュラーサイエンスの新書二冊を購入した。

(旅先の本屋でツイ衝動買いをするのは悪い癖だ。。。)


斑猫の宿 (中公文庫)/中央公論新社

奥本氏は仏文学者であり、ファーブル昆虫記を完訳した人でもあり、一時期私の母校に勤務されていたこともあって御名前だけは知っていたが、著書を読むのは初めて。

ホテルではサフォンの新作『天使のゲーム』を読むつもりだったのに・・・。


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2012年07月21日(土)

『100年の難問はなぜ解けたのか』

テーマ:自然科学とか

『100年の難問はなぜ解けたのか―天才数学者の光と影』  春日真人/著、 新潮文庫(2011)


1904年に提唱されながら、100年もの間、幾多の数学者が挑戦しながらも解けなかった難問、ポアンカレ予想。

そのポアンカレ予想の解決が宣言されたのは2006年。その年のフィールズ賞は当然、ポアンカレ予想を解いた数学者に与えられるとアナウンスされた。

フィールズ賞の選出は4年に一回。ノーベル賞以上の権威とも云われる賞である。

だが、受賞は断られた・・・。


解いたのは、ロシアの数学者グレゴリ・ペレリマン。



本書、ポアンカレ予想がなぜ解けたのかが判る本ではない。

東大院を修了している著者自身でさえ判らないと云ってるのだから、普通の読者が判るはずもない。

そもそも、ペレリマン本人以外の他の数学者でさえ直ぐには判らないというのだから、並の人間が判るはずもない。

プロの数学者がレビューするのに2年も3年も掛かるような論文が判る者など、世界中に数えるほどだろう。


では、本書の内容は?、というと、

ポアンカレ予想がどういうものかを超大まかに解説したもの、そして、ポアンカレ予想を解いたロシアの数学者ペレリマンの特異性を窺い知るための本なのだろう。


そのような内容の本が面白いか?面白くないか?

これが結構、面白い。

なぜ面白いのか?

著者は、ペレリマンへのインタビューを最終目標としているのだが、その過程で世界中の数学者へのインタビューを実行している。その数学者たち、特殊なイマジネーションの世界を理解できる極々限られた人々が物事や他人を観る際、世界を語る際に発するコメントが面白いんだ。


結局、ペレリマンへのインタビューは出来ずに終わるのだけど・・・。


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2012年07月20日(金)

『追撃の森』

テーマ:ミステリーとか
THE BODIES LEFT BEHIND (2008)
『追撃の森』  ジェフリー・ディーヴァー/著、 土屋晃/訳、 文春文庫(2012)


久しぶりにディーヴァーを読んだ。

最近はシリーズものの方は敬遠しているが、ノンシリーズには手を出しとく。

ディーヴァーはノンシリーズ作品もイケてる!



人里離れた森の別荘から不審な通報を受けた保安官事務所。女性保安官補ブリンが駆けつけ、そこに夫婦の死体を発見する。その上、二人組の男に銃撃される・・・。

二人組の殺し屋から逃れるブリンは、森の中で殺された夫婦の友人だという女性ミッシェルを救う。


連絡手段と武器を失い、怪我まで負った女二人 vs 男二人の殺し屋。


ブリンたちは男達から逃れるため、深夜の森の奥へと侵入する・・・。

そしてそこでは、知恵と力と本能を駆使した戦いが始まる・・・。


二転三転する攻防。命を懸けた騙しあい。

いつしか、互いの力量を認め合うブリンと殺し屋のリーダー・・・。



本書、プロットも人間関係(敵味方)もダイナミックに変動し続けるサスペンスの傑作だ。

サブプロットであるブリンの家族問題も、巧みにメインプロットに関わっていて、さすがディーヴァー作品だ。


文句なくお薦めです。

秋には短編集も出るそうだ。文庫で。そっちも楽しみ。

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2012年07月15日(日)

学会に来ると肥る。

テーマ:メモランダム

学会で八戸へ。初日に発表を終らせて、残りの日は観光についやす。

三箔四日の宿泊先で読むのは『100年の難問はなぜ解けたのか』
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2012年07月10日(火)

『もっとも美しい数学 ゲーム理論』

テーマ:自然科学とか

『もっとも美しい数学 ゲーム理論』  トム・ジーグフリード/著、 富永星/訳、 文春文庫(2010)


はっきり言って面白くない。ブックオフ105円本でよかった。


まったく数式が出てこないってのもどうなの?


簡単な数式がある事でより判りやすくなることだってあるはず。


ゲーム理論の簡単な概要を知るためには、別の本を読むべき! と思った。


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2012年07月09日(月)

2012年夏 新潮文庫の100冊

テーマ:メモランダム

100冊をみると、古典や名作と云われる作品よりも、現代作家による今風の作品の割合が多い。

現代作に読みたいと思うものがない・・・。



『100年の難問はなぜ解けたのか』と『トム・ソーヤーの冒険』の新訳版は読みたい。


100年の難問はなぜ解けたのか―天才数学者の光と影 (新潮文庫)/新潮社


トム・ソーヤーの冒険 (新潮文庫)/新潮社

2冊買うと “Yonda?ブックカバー” がもらえるそうだ。

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