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2010年03月30日(火)

発見! 笹まくら

テーマ:メモランダム

先週末の飲み会の会場に行く途中でのこと。飲み屋さんの近く=勤務先最寄り駅の近くに古書店を発見した!

同僚に聞いたところでは、この古書店、かなり前から存在しているらしいのだが、勤務先とは駅を挟んだ向こうにあったため、私は今まで気付かなかった。


今日、その古書店を覗いてみた。最初は100円均一本のワゴン。で、いきなり、丸谷才一の『笹まくら』を発見。

ヤターッ!!

『打ちのめされるようなすごい本』 を読んで以来、「ブ」やその他の古書店に行く度に探していたが、コレまでのところ見つけられなかった物件だ。そんな物件に初めて入った古書店の最初に覗いたワゴンで出会うとは・・・。

ビックリ!


昭和49年発行、昭和55年五刷の新潮文庫。当時320円だったらしい。

日に焼けて黄ばんで変色したカバーの古めかしい文庫だが、これを手にした後は、なんだかイイ気分で家路につくことができた。。。(まだ、読んでもいないのに・・・)


笹まくら (1966年) (河出・書き下ろし長篇小説叢書)/丸谷 才一

笹まくら (新潮文庫)/丸谷 才一
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2010年03月26日(金)

『いのちなりけり』

テーマ:ミステリーとか

『いのちなりけり』  葉室 麟/著、 文芸春秋(2008)


葉室麟の和製ハードボイルドを読むのもこれで2作品目。


江戸期の武士という特殊な身分であっても、封建社会の世にあっても、己を貫く人間を描く・・・。

ハムロの描く主人公は実におおらかで潔い。


これまた清々しい気分で読了! 一度読んだらハムロは辞められネェー!




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2010年03月25日(木)

『本朝幻想文学縁起』

テーマ:なんでも読んでみよう

多少の積み残しはあるものの、年度末の怒涛の報告書提出ラッシュをやっとこさ乗り切った。。。o(^▽^)o

今年は例年以上にキツカッタ・・・ガーン 


今週末は打ち上げだ! 飲み会だ!

で、その後は、いつ休暇を取るか考えないとナ。 1週間くらいは休みたいな。 ただ、3月最終週と4月最初の週も、研究会・講習会やら会議の予定がポツポツ入ってしまっていて、連続した休暇が取れそうもないのが残念だ・・・。 散発で休むしかないのか?

ともかく、4月の頭はタップリ休んでやるッ!
そんでもって、4月中旬以降は、M・コナリー、ジョン・ハートの新作本を読み耽るんだー。

春はイイなァー!!


でも、4月の新刊ラッシュ前に、少しでも積読本を片付けないとナ。

って訳で、コレ↓にも手を付けとこう。

『本朝幻想文学縁起』   荒俣 宏/著、 集英社文庫(1994)
・・・・・ヘンな本だ。 魅力的な本だ。

奇才・荒俣大先生の博識、「経済的」とか「効率的」とかいう言葉とは無縁の知識が存分に発揮されている。


小野小町、安陪清明、弘法大師=空海、佐藤信淵という世界征服を企てた男、などなど、日本史上に怪しい伝説を振り撒く人物達。

百鬼夜行と闇のユートピア、房総幻想王国、鬼たちの理想郷、など、土地・場所と妖の物語との関連。

等々。

ホントに、もう、際物がいっぱい描かれていて、読んでいるとお腹が一杯。


昔っからの、日本人の妖好き、オカルト的想像力ってのは、たいしたもんだ!


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2010年03月24日(水)

『ダーウィンの夢』

テーマ:自然科学とか

『ダーウィンの夢』   渡辺 政隆/著、 光文社新書(2010)



ここのところチョットしたマイブームのダーウィン関連本、しかも著者が渡辺政隆さんとあっては読まないわけにはいかない。

渡辺氏は、現在の日本で有数のサイエンスライターだ。グールド著『ワンダフル・ライフ』の翻訳本を読んで以来、氏の数々の訳著のお世話になっている。


本書、昨年末まで光文社のPR誌「本が好き!」に、『生命36億年の旅 -進化の物語を紡ぐ』と題して連載されていたのをまとめたものだ。 「本が好き!」は昨年末で休刊になった。渡辺氏はその休刊されたPR誌の最後の連載著者の一人となった。

「本が好き!」には、渡辺氏の連載の前には、福岡伸一氏の『できそこないの男たち ~Yの哀しみ~』が連載されてたりして、私好みのPR誌だったのだが・・・。

さて、

連載時のタイトル『生命36億年の旅』が、新書化されるにあたり、改題されて『ダーウィンの夢』になったようだが、連載時のタイトルの方が本書の内容を端的に表しているように思える。もっとも、渡辺氏が本書中で試みている説明の仕方は、事あるごとにダーウィン進化論を引き合いに出しているので、改題されても違和感はないのだが・・・。


で、その内容はというと・・・、


■序 章  始まりの聖地巡礼 ---カンブリア紀「生命の大爆発」の眠る山

■第1章  生命のゆりかご ---海底から熱水の噴き出す場所で

■第2章  交わるはずのない枝 ---原始生命体の進化

■第3章  ギャップを埋める ---アメーバは何を語るか

■第4章  カンブリア劇場 ---謎に満ちた生命の大爆発

■第5章  無限の可能性を秘めた卵 ---エボデボ革命が明らかにしたもの

■第6章  メダカの学校 ---魚類の登場

■第7章  とても長い腕 ---体内に刻まれる歴史

■第8章  地を這うものども ---新世界の誘惑

■第9章  見上げてごらん ---鳥が空を飛ぶまで

■第10章  巡り来る時代 ---「もしかしたら」の世界

■第11章  人類のショートジャーニー

■終 章  ダーウィンの正夢


地球に生命が誕生してから36億年とか38億年とか云われているようだが、その生命誕生からホモ・サピエンスへと至るまでの道筋、---といっても、まっすぐな道筋ではない。幾つにも枝分かれし、そのほとんどは途中で行き止まりとなる道筋だ----を、チョー大雑把に説明してくれている。

サイエンス・エッセイとでも云うのか、軽い読み物として、この大雑把さが丁度イイ。


普段、あまり科学モノは読まない、という方にお薦めです。



【ダーウィン関連本の過去記事】

『種の起源(上)』  『種の起源(下)』  『ダーウィンの思想 -人間と動物のあいだ』  『ビーグル号世界周航記』


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2010年03月21日(日)

『古本でお散歩』

テーマ:エッセイ・随筆とか

『古本でお散歩』  岡崎 武志/著、 ちくま文庫(2001)


「買った本、全部読むんですか?」、「読みもしない古本をなぜそんなに購入するのか?」 などのトウシロ(素人)のセリフに対する明確な回答から本書は書き出されている。

その回答部分を読んだだけで、もう、この本の役割は充分だ。

休日出勤の電車内で読んだ本書は、年度末のテンパッタ頭の中に清涼な風を吹き込んでくれた。


・・・・・他に書くことが思いつかない・・・・・



・・・・・・・もう少し、なんか書けるか?・・・


私がよく行く古本屋は3軒。

ある学会の事務局に行く途中の白山通り沿いにある古本屋。

かつての上司が教授をやってる、さる私立大学に行く途中の古本屋。

カミさんの実家の近所にある、ブックオフの目の前にある古本屋。

どの店でも、未だに1冊も買ったことがない。いつも時間潰しに立ち寄って、背表紙を眺めているだけ。

白山通り沿いの店は、結構古いポケミスがあるので、そのうち何冊か買うかもしれない?



そうそう、思い出した。

本書を読んでいる途中で、ポピュラーサイエンスの古本蒐集を趣味にしてもイイかな、なんて思ったんだった。


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2010年03月20日(土)

『死者の名を読み上げよ』

テーマ:ミステリーとか
THE NAMING OF THE DEAD (2008)
『死者の名を読み上げよ』  イアン・ランキン/著、 延原泰子/訳、 ハヤカワ・ミステリ1834(2010)


ブリティッシュ・ミステリー界で、現在最もイケテル作家=イアン・ランキンのリーバス警部シリーズ第?作目。


翌週から先進国首脳会議G8が開催されようとしているスコットランド。

各種のデモに参加するために世界中から集まってきた人々、地元のフーリガン、警備のためにイギリス中から集まった警官たちで、エジンバラの街中は何処も彼処もが騒然としだした週末。


一人の地元の悪党が殺されたのが切っ掛けとなり、連続殺人事件と思しき形跡を見つけたジョン・リーバス警部とシボーン・クラーク部長刑事。

だが、G8警備に人手を割かれたエジンバラ警察には、二人の捜査に増援を送ることなどできない。G8を前に余計な事件でマスコミを引き付けたくもない。ましてや、上層部に楯突くリーバス警部の担当事件だ・・・・。

そんな上層部の思惑などが通用するリーバスではない。リーバスとシボーンの独断捜査が始まる・・・。
連続殺人事件の他にも、リーバス警部の弟の死、シボーン部長刑事の両親のデモ参加、各国首脳会議に先立って開かれた事前会合に出席した下院議員の墜落死、G8警備統括責任者である警視長とリーバスとの対立、エジンバラ裏社会を支配するカファティとリーバスとの長年に渡る確執、などが絡み、メチャメチャ複雑なプロットだ。


これだけの内容を詰め込んだ物語に費やされた文字は2段組540ページの分量。だが、この分量がまったく苦にならなかった。毎日の自宅~勤務先の往復の電車の中で、偏屈オヤジ=ジョン・リーバス警部に出会うのが実に楽しくてしょうがなかった。

相変わらずのリーバスは、権力者や上層部の思惑になど捉われない。彼等からの圧力を撥ね退け、ただひたすらに死者の代弁者の立場を貫く。正義のためだなどとは思っちゃいない。ただ、自分の意地と矜持だけを持って仕事をする。

体制側組織に属しているにも拘らず、やる事成すこと反体制のリーバス。そのリーバスの姿に憧れ、孤独な活躍にワクワクする中年オヤジの私。リーバスの言葉が、行動が、年度末の超多忙な時期を乗り切るための私の糧になる・・・。


全ての謎が合理的な理由の元に収斂する見事なクライマックス。しかも合理的な謎解きだけでない、エピローグで、不合理な人間くささを発揮するリーバスの行動にもニヤッとさせられる。


お薦めです。


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2010年03月14日(日)

3倍返し

テーマ:メモランダム

ホワイトデーには3倍返しなんだそうだ。

娘が所望するのは『ダレン・シャン』。 Ⅰ巻は読み終わっていたのだが、Ⅱ巻が近所の「ブ」に見つからなかったそうだ。

で、私の出番ということになった・・・。家からはチョイと離れたところの「ブ」まで車で行き、Ⅱ、Ⅳ、Ⅴ巻をそれぞれ105円で購入。 なぜかⅢ巻がない・・・。

明日以降、Ⅲ巻を見つけに職場の近くの「ブ」に行かされる破目になった。。。


ついでに私には、岡崎武志『古本でお散歩』と、荒俣宏『本朝幻想文学縁起』を購入。

どちらもヤットお目に掛かれた。嬉しい。


本朝幻想文学縁起 (集英社文庫)/荒俣 宏

古本でお散歩 (ちくま文庫)/岡崎 武志



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2010年03月13日(土)

『世界ニホン誤博覧会』

テーマ:エッセイ・随筆とか

『世界ニホン誤博覧会』  柳沢 有紀夫/著、 新潮文庫(2010)



中国、韓国、台湾、アジア各国、ヨーロッパ、北米・南米、オセアニアの観光地で、日本人客目当てに掲げてる看板や、日本食ブームの各国で売られている食品パッケージに書かれているヘンな日本語。不思議なニホン誤。

そんなヘンな日本誤を収集し、分析した内容。


日本語の用法の誤り・・・、ひらがな・カタカナの似ている文字の誤用・・・、意味ではなくデザイン重視で使っている・・・、そもそも誤りなど気にしていない、日本語っぽく見えればイイ・・・、など。


笑える。





日本語でどづぞ―世界で見つけた爆笑「ニホン」誤集 (中経の文庫)/柳沢 有紀夫
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2010年03月10日(水)

『ハーモニー』

テーマ:ファンタジー・SFとか

『ハーモニー』   伊藤 計劃 /著、 ハヤカワSFシリーズ Jコレクション(2008)



『虐殺器官』 に続き、伊藤プロジェクトの長篇2作目を読んでみる。


前作『虐殺器官』もそうだったが、この作者、まずは物語世界(近未来世界)を構築するのが巧い。

今作では、メイルストロームと呼ばれる大災禍 (・・・・・合衆国を始めとする世界各地で核によるテロリズムが発生し、その後、放射線障害と未知の病原菌の発生によって数千万だったか、数億の人々が死んだとされる世界的な大混乱・・・・・) の後の世界が構築されている。


21世紀後半、大災禍を反省し、人間の健康的な生存を第一義とする福祉厚生社会が成立し、そんな社会が生府(政府ではない)によって統治されている。

この時代、人々の体内にはWatchMeと呼ばれる分子レベルの製薬群と健康監視装置が埋め込まれ、外部サーバーとリンクして常に健康状態がチェックされ、ほとんどの病気が駆逐されるまでに至っている。

誰もが他人を気遣い、周辺の空気・他人の気分を窺い、周りの人間が嫌悪感を抱かないように気を使う風潮が蔓延している社会。


しかし、そんな未来社会に漂うのは、重たい空気・・・である。 女性主人公二人もまた、そんな世界に疑問を持ち、厭世観・ペシミズムに抱かれている。

一見ユートピアを築いたかに見える社会にあって、何故、人々は停滞感や閉塞感を潜在的に感じているのか? その理由が、主人公の女性二人の想いや会話を通して判る。

全編を通して事あるごとに語られるその理由・・・。そんな箇所を読んでいると、自らの作品世界に投影してはいるが、実は今現在の社会に対して抱いていた著者の見識とか哲学とかが伺える。

そんな著者の感覚、世界観を勝手に想像・解釈し、勝手に共感してしまう私がいる。

なんか考えさせられるんだよナ。 (んな事考えずに、単純なエンターテイメントとして読んでも面白いんだけど。。。)


お薦めです。

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2010年03月06日(土)

『銀漢の賦』

テーマ:ミステリーとか

『銀漢の賦』  葉室 麟/著、 文春文庫(2010)


休日出勤の車中で読了。清々しい読後感を満喫。 なのに職場に向かわなくてはならなかった・・・。


さて・・・、

時代小説の主流の一つ。 それは、バックグラウンドに“武士道”という道徳概念が存在し、それに反する状況を突きつけられた中で何事かを達成しようとする人物を描く物語であり、和製ハードボイルド小説である。

時代小説のもう一つの主流。あるいは傍流。 それは、奇想天外を描く伝奇小説である。


本書は主流も主流、そのど真中を行く小説である。 

ペンネームからして凄いッ! 時代小説を描く作家として、相応し過ぎるペンネーム。


銀漢・・・・・本来は天の川のこと。しかし、その文字からは、髪に白髪が混じり始めた初老の男、とも採れる。

賦・・・・・・・詩。歌。


銀漢の賦・・・・・譜代の小藩の家老とその幼馴染の下級武士、・・・二人のモノノフの生き様、死に様を描いた詩である。 タイトルに相応し過ぎる内容。 ホント、凛凛しい作品だ。 渋過ぎッ!


荒山徹と海道龍一郎が、「時代小説:伝奇部門」のゼロ年代・10年代最新鋭の書き手なら、この葉室麟は、「時代小説:ハードボイルド部門」におけるゼロ年代・10年代の最新鋭作家だと断言しよう!!


お薦めッ!




追記:

「賦」という文字を見て思い出したのが「早春賦」。巻末の解説でも言及されてた。

昔ながらの早春賦 もいいが、娘に教えてもらった絶対可憐チルドレンの早春賦もナカナカにイイ唄だ。こちらもお薦めッ!

早春賦/ザ・チルドレン starring 平野綾&白石涼子&戸松遥
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