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2009年12月29日(火)

『ブラッド・メリディアン』

テーマ:ミステリーとか

『ブラッド・メリディアン』  コーマック・マッカーシー/著、 黒原敏行/訳、 早川書房(2009)

昨日の記事で今年の総括めいた事をしておきながら、追加の記事です。




本作は「国境三部作」以前の作品。



小説・物語を “ドライ”とか“ウェット”という言葉で括ることがあるが、そういったカテゴリーではC・マッカーシーの書く物語はどれもドライな作品になる。

その中でも特に 『血と暴力の国』 は水分0%に限りなく近い乾き具合だったわけだが、本作もまたそれに近い。


小説の舞台は、マッカーシーが描く他の作品と同様、アメリカとメキシコの国境付近の砂漠・荒野である。

白人を中心とした無法者の集まりによって構成された私設軍隊が、剥ぎ取った頭皮の数だけ賞金が貰えるということから、北米大陸南部を旅しながらインディアン達を虐殺する・・・。時には逆にインディアン達に襲われ、惨殺されたりもする・・・。

彼の地の自然条件の厳しさと美しさ、そこで繰り広げられる人間たちの愚かな行いについての事実関係だけがタダひたすらに乾いた筆致で書き連ねられる。


この物語の中で、“判事”という人物が圧倒的な存在感を示す。『血と暴力の国』に登場したシュガーの原型とも云える(?)ような悪の化身である彼の造形が物凄い。

判事が語るのは世の中が虚無だということだ。判事(=著者マッカーシー?)が虚無を語るのに費やす言葉はあまりにも膨大だ。

虚無を語るのにこれほどの言葉を必要とすることに矛盾を感じながらも、そんな言葉に惹き付けられてしまう自分がおり、そこにまた矛盾を感じてしまう・・・。 生きることの虚しさ・不条理さについて、あらん限りの言葉を尽くすマッカーシーの意図は何処に在るのだろうと考えてしまう・・・。


物語のエンディングを迎えてもそんな矛盾感はいっさい解消されない。 それでも、いい物語だ。 お薦めです。


【マッカーシー作品 過去記事】


『すべての美しい馬』   『越境』   『血と暴力の国』   『ザ・ロード』

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2009年12月28日(月)

『本だけ読んで暮らせたら 2009年のお薦め本』

テーマ:メモランダム

ども。もうすぐ2009年も暮れますね。

・・・ってことで、当ブログ「本だけ読んで暮らせたら」の2009年お薦め本、年末総棚卸しです。

2009年に出版された本ではなく、2009年に私が読んだ本の中からのピックアップです・・・。

『書名』をクリックすると、その作品に関する記事にリンクします。




まずは、ミステリー・ジャンルから。


TOP3をチョイスしてみます。

TOP3のうちの2作は、ウィンズロウの『犬の力』 と、コナリーの『リンカーン弁護士』 で決まりでしょ。

前者は、メキシコを舞台とした麻薬戦争30年史を綴った大河ドラマ。物語の途中でブレや弛緩をまったく見せることなく、緊迫感を保ったままプロットの全過程を描ききったスゲー作品。前作でコケてしまったウィンズロウ復活の作品です。

後者は、円熟の技。コナリー・ミステリーとしての極致か!?


残りの1冊は、ロス・トーマス『暗殺のジャムセッション』 か、トム・ロブ・スミスの『グラーグ57』 のどちらか。

・・・って、TOP3じゃなく4冊挙げてしまいましたね。まァ、でも3位はお久しぶりのロス・トーマスかな。

 

短篇集でもイイのがありました。デニス・ルヘイン『コーパスへの道』 。特に5作目と6作目。小説技法としても、小説の内容としても、キッチリと落とし前をつける結末がイイ!

 

意表をついたところとしては、マンシェットの1972年産 『愚者(あほ)が出てくる、城寨(おしろ)が見える』 なんてのはどうでしょう。フランス産のノワールです。光文社古典新訳文庫で読みやすくなってます。クライマックスの疾走感溢れるプロットは今年読んだ小説のスピード王です。

この作家の他の作品も読んでみたい。是非、多くの方にこの作品を購入してもらって、光文社には他のマンシェット作品も新訳出版してもらいたいナ。


さて、今年初読みの作家としては、ジョン・ハートとスティーヴ・ホッケンスミスの2人です。どちらの作家も、以前から評判にはなっていたようですが、私のアンテナには今年になってから引っ掛かりました。

ジョン・ハートの『川は静かに流れ』 は今年出版されて、各出版社のランキングでも軒並み上位に入っているけど、私としては、コレよりも前作『キングの死』 の方を推します。結末に光明が見える作品ということで、後者の方がベター。

ホッケンスミスの『荒野のホームズ』『荒野のホームズ、西へ行く』 は、西部劇+推理劇という要素に加え、兄弟の素朴で強固な絆を描いていて、それがなんとも清々しく新鮮な作品です。読後感爽快。


これで10作品ですね。 でもね、まだまだです。


マッカーシーの『越境』 と、チャンドラーの『さよなら、愛しい人』 も挙げとかなきゃいけません。

この二人が描く物については、誰がなんと云おうと文句無しでお薦め(押し付け)ちゃいます。どちらの作品も男を創るために必要な読み物です。




次は、自然科学系・ポピュラーサイエンス・ジャンルから。


今年は結構、ポピュラーサイエンスのオモシロ本に当たったように感じます。
その中でも、やはり、今年はダーウィンでしょ! 『種の起源』(上巻下巻 )はイイです! 解説本の一つでもある『ダーウィンの思想』 という新書も併せてお薦めです。21世紀の現代人として、自然淘汰説とか進化論って、なんとなく知っているような気がするけど、オリジナルの『種の起源』に立ち返ってその理屈を読んだことのある人って案外少ないんじゃないかと思います。翻訳家の方の努力なのでしょう。凄く読みやすい本になってます。


『単純な脳、複雑な「私」』 も良かったな。 池谷さんは相変わらず読みやすくって面白いものを書きます。


あと、 『地球46億年全史』 の12章と13章。1~11章までの各論ではなく、総論を述べた12、13章部分が本書の胆(キモ)です。




歴史ジャンルからは、 『百鬼夜行絵巻の謎』 。 ビジュアル本でもあり謎解き本でもあるチョット変わった毛色の新書です。 アヤカシとか妖怪とか怨霊とか陰陽師とかが絡む内容の本が好きな人なら興味を持てるかもしれません?



マンガでは、今年完結した浦沢直樹版の鉄腕アトム『PLUTO』 が良かった。

人工知能が究極に発展・進化した際には人間との境界が曖昧になるかもしれない!?という問題設定を行い、そんな世界で、ヒューマンとヒューマノイドはどの様な想いを抱き、また言動を採るのか? というコトが描かれた物語です。全8巻を通読して改めて作者達の意図するところが判るような気がしました。


それと、 『鞄図書館』 も良かったな。東京創元社の「ミステリーズ!」という隔月刊誌に6年に渡って連載された作品が単行本としてまとめられたもの。本に纏わるほのぼの系の物語です。



その他の読み物としては、 『つむじ風食堂の夜』 ですかね。一時期いろいろな本屋さんで平積みになっているのを見掛けました。

アッ!そうそう、この本についても触れておこう。実際は、作年末に読んだものなんだけど、今年になってからも何の気なしにパラパラと捲りながら部分部分を拾い読みしている 『図書館 愛書家の楽園』 というエッセイ。ビジネス書とか自己啓発本とかを読むのとは対極にある“読書”とその周辺の物事についてが綴られています。この本を読むと、著者のことがスンゲー羨ましくなります。



以上が、厳選(?)お薦め本の一覧です。

もし、興味の持てた本がありましたら手にとってみて下さい。そんでもって、何か想うところなどが御座いましたら、コメントを寄せていただければ幸いです。「あのブログの管理人のお薦め本は、ちっとも面白くなかった」とか、「あいつの感じ方は違うんじゃネーか?」とか・・・・。



今年1年、当ブログにご来場いただきました皆様、お世話になりました。 来年もよろしくお願いいたします。

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2009年12月17日(木)

『100年予測』

テーマ:歴史とか
THE NEXT 100 YEARS A Forecast for the 21st Century (2009)
『100年予測―世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図』  ジョージ・フリードマン/著、 櫻井祐子/訳、 早川書房(2009)


本書の内容は、21世紀における世界情勢の変化、勃興する国々に関する大真面目な予測シミュレーション結果だ。


21世紀を通してアメリカは依然、世界唯一の超大国として世界に君臨するとか・・・、

現在、天然エネルギー産出国として羽振りの良いロシアが2020年頃までにジリ貧になって、東欧諸国が力を付け、特にポーランドが強国の一つになるとか・・・、

中国は2020年代に分裂危機に陥るとか・・・・、

ロシアと中国といった2つの大国がプレゼンスを低下させるに従って、ユーラシア大陸の東西の両端に位置する日本とトルコが覇権を握るとか・・・、

そして、やがては・・・・アメリカ vs 日本・トルコ連合軍による戦争・・・しかも主な舞台は宇宙空間・・・が起こるとか・・・、

今世紀の終わり頃、アメリカに対抗できるのは地政学的な利点からメキシコであるとか・・・


なぜ、このように世界情勢が推移するのか?

そんなプロセスを、“地政学”と“人口動態”を主な手掛かりに、著者なりの合理性を持って説明している。

これが、読み物としてはメチャメチャ面白れェ! イヤァー、充分に楽しませてもらった。

お薦めです・・・物語としては。。。



しかし、ノンフィクションとしてはどうか・・・。

本書で予測された未来の信憑性については、個人的には??????????ハテナだらけだ。


シミュレーションであるからには何らかの予測モデルとそのモデルに入力するパラメータがあるはず。

だが、著者が使っている予測モデルについては、そのスペックが明確ではない。また、著者が明らかにしている主なパラメータは地政学と人口動態だけだ。

確かにこの2つのパラメータについては客観性もそこそこ高く、将来の世界情勢に寄与する大きな要因となるであろうことは理解できる。しかし、たった2種類程度のパラメータしか考慮しない予測モデルなんて大雑把過ぎるだろう!

科学技術の進歩の程度、地球環境・気候の変動、エネルギー問題、等々、未来予測には他にも影響しそうなパラメータは膨大にある。 そうしたパラメータの評価に関しては、著者の客観性は著しく低下している。

例えば、2030~40年頃に日本が月面にミサイル基地を保有し得るだけの科学技術を持っているのか?、仮にそういった技術を持っていても、それらの技術を行使可能な社会状況・財政状況にあるのか?、などといったことについては一切の議論も無く、著者は当たり前の事実のように前提としている。

宇宙空間で太陽光発電した電力をマイクロ・ウェーブで地上に供給する技術なんてのも、当たり前のように前提条件となっている・・・。ホンマかいな?


┐( ̄ヘ ̄)┌ ・・・・信憑性は低いと云わざるを得ない。


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2009年12月15日(火)

『種の起源(下)』

テーマ:自然科学とか
ON THE ORIGIN OF SPECIES BY MEANS OF NATURAL SELECTION (1859)
『種の起源〈下〉』  チャールズ・ダーウィン/著、 渡辺政隆/訳、 光文社古典新訳文庫(2009)

現代でこそ人工衛星やらスペースシャトルやらのお蔭で、宇宙から地球を観ることができるようになった。大きく、遠くまで見渡せる視点を一個人が確保できるようになった。

さらに、原子やそれ以下の物質の正体を突き止め、タンパク質やらアミノ酸やらDNAといった生物を構成する物質やメカニズムなども明らかにし、ミクロの視点も併せて持つようになった。


観察する対象から視点を離すという行為と、観察する対象の内部に視点を挿入するという行為は、科学にとって必要不可欠なものであり、そうした視点の確保を可能とする武器・ツール・理論というのは、20世紀後半に急速に進歩・高精度化されてきた。


ところが、ダーウィンが生きていた時代、およそ150年前は、観察者の確保できる視点は対象と同じ高さでしかなかった。

そんな視点しか持ち得なかったダーウィンが、どうしてこのような進化論という理屈・理論を持つことができたのか?

未だDNAの塩基配列も、大陸移動説やプレートテクトニクスも知られていない時代、ダーウィンという人間は既に神を見下ろす視座にいたのだ・・・。

ダーウィンとは予言者だった。



上巻についての記事


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2009年12月12日(土)

『はじめての現代数学』

テーマ:自然科学とか

『はじめての現代数学』 (数理を愉しむ)シリーズ  瀬山 士郎/著、 ハヤカワ文庫NF(2009)  
初出は、講談社現代新書(1988年)らしい。

結構前に読み始めたんだけど、5月から7月までの“読書しちゃダメダメ月間”を挟み、その後は移り気にアッチコッチの別の本を読んでいたので、読み終わったのが今頃になってしまった。結局、最初っからの読み直しになった。


高校までの数学と大学以上での数学の大きな違い、それは、「モノ」を表すことから、「コト」までをも表すものに変わることにある。 ん~、そう云われればそうかも・・・。



カワイイ表紙絵だが中身は結構な難物。

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2009年12月10日(木)

『このミステリーがすごい! 2010年版』

テーマ:メモランダム

このミステリーがすごい! 2010年版


まァー、TOP10ランキングはともかく、書評家やプロの本読み達の端的なコメントが載ってるのがイイ。

4人の書評家が誌上座談会で、気に入った本、気に入らなかった本について好き勝手にノタマウのがイイ。

ガイド本ってのは、評者の主観を思いっ切りぶつけてもらった方が面白い。客観的な評価など、ほんの付け足し・切っ掛けでイイのだ。



気になった未読本リストを挙げておこう。


■ミレニアム・・・・・いずれ、こいつは読みたいな。「ブ」待ち。

■フロム・ヘル・・・・・高価だがコレも気になる。グラフィック・ノベルってナンダ? コミックか?

■死神を葬れ・・・・・こいつは文庫だから、どうにでもなりそうだな。

■静かなる天使の叫び・・・・・今までチョイと尻込みしていたが、ここまで評判いいと気になるナ。



来年は、いよいよルイス・サフォンの『風の影』の続編が出るとのこと。なんといってもそれが一番の楽しみ!


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2009年12月09日(水)

J・ゴアズ&C・マッカーシー

テーマ:読みたい・・・(未読本倉庫)

帰宅途中、本屋を覗いたら、ジョー・ゴアズ著 『スペイド&アーチャー』という、『マルタの鷹』の前日譚にあたるとかいう作品(単行本)が出ていた。


スペード&アーチャー探偵事務所/ジョー ゴアズ
¥2,100

Amazon.co.jp


昨日、ジョー・ゴアズの『ハメット』という作品を読み終わり、ブログにもアップしたばかりで、こんな偶然に遭遇してチョイと驚いた。


読みたい・・・という衝動が走った・・・・が、迷った挙句、取り敢えず購入は控えた・・・。 文庫だったら即購入だったのだが・・・。


今月はマッカーシーの単行本も出るしなァ(こちらは文句無しで購入決定)・・・・・・・。

ボーナスも出ることだし、思い切って両方とも買っちまうか??


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2009年12月08日(火)

『ハメット』

テーマ:ミステリーとか

『ハメット』  ジョー・ゴアズ/著、 稲葉明雄/訳、 ハヤカワ・ミステリ文庫(2009)

1985年、角川文庫から出されたものの新装版。 稲葉明雄訳というのが年季を感じさせる・・・。


実在したハードボイルド作家 ダシール・ハメットを主人公とし、ハメットが生きた時代のサンフランシスコを舞台とし、実際にハメットが採った行動(事実)と著者の想像(創作)とを織り交ぜてできあがったのが本作。


禁酒法時代のサンフランシスコ市。腐敗した警察組織。市内に蔓延る犯罪。

こうした状況を一掃しようと、市民グループが浄化委員会を立ち上げた。浄化委員会はサンフランシスコ市長や検察の後ろ楯を得て、当時随一の私営捜査組織ピンカートン社から私立探偵ヴィクター・アトキンスンを派遣してもらう。ヴィクターは、かつてハメットがピンカートン社で働いていた時の同僚でもある。


既にピンカートン探偵社を辞め、作家としてやっていこうとしていたハメットであったが、ヴィクターから探偵業に戻り市政浄化の仕事を手伝ってもらえないかとの誘いを受ける。だが、ハメットはヴィクターの誘いを断る。

ある日の深夜、ハメットの元に架かってきたヴィクターからの助けを求める電話。執筆中のハメットはヴィクターからの電話を冷たくあしらった・・・。

その翌朝、ヴィクターの惨殺された死体が発見された・・・・・。かくして、旧友殺しの犯人を捜すべく、ハメットは捜査に乗り出す・・・。


出だしから150ページあたりまでを読むのに結構な時間が掛かった。

ハメットが当時執筆していた作品や雑誌社・編集者などに関連したこと、ハメット自身のバックボーンに関すること、更にはハメット作品中の登場人物に関連したことなどの説明が長々と差し挟まれるものだからプロットが回りくどいのだ。

ハメットが捜査している事件に関連する登場人物が一揃いして、その連環図が頭に入るまでに一苦労した。

イヤー、途中、何度投げ出そうと思ったことか・・・・。


だが、200ページを越えたあたりからやっとメインプロットに関わる描写が冴えだす。そこからは俄然物語が熱を帯び出す。後ろ半分は、結構優れものの謎解き小説、かつハードボイルド小説に仕上がっている。

古いハードボイルド小説に必須・お約束の“出来損ないの男達”が巧く描かれていて、私好みの作品だった。

純粋悪の女キャラもまたイイ味を出していた。


こんなことなら、わざわざハメットを探偵役に仕立てる必要などなく、オリジナルの探偵で良いのでは?と思ってしまった。 

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2009年12月06日(日)

『黒猫・アッシャー家の崩壊 ポー短篇集Ⅰ ゴシック編』

テーマ:ミステリーとか

『黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集〈1〉ゴシック編』  エドガー・アラン ポー/著、 巽孝行/訳、 新潮文庫
ミステリー編 に続いてゴシック編を読む。

この短篇集に収められているのは6作。


■黒猫

■赤き死の仮面

■ライジーア

■落とし穴と振り子

■ウィリアム・ウィルソン

■アッシャー家の崩壊


「黒猫」と「ウィリアム・ウィルソン」の両作は、古典新訳文庫の方 でも読んだことがあるはずなのに、まったく記憶に無かった・・・。 私の頭ってスゴイ・・・(^o^;)


「黒猫」の話なんてのは、その後、これまでにも、他の誰かが書いた作品や映像なんかにも使いまわされているだろうから、何処かで聞いた話だ・・・的な記憶はあったのだが、元々はポー・オリジナルだったんだね・・・。


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2009年12月05日(土)

DVD 『BAGDAD CAFE』

テーマ:メモランダム
バグダッド・カフェ 完全版 [DVD]/マリアンネ・ゼーゲブレヒト

普段あまり見ない類の映画を見た。


砂塵の舞うルート66号線沿いの寂びれたカフェ兼ホテル、BAGDAD CAFE。

マシンが壊れ、コーヒーも出せないような店。 埃だらけのホテルの部屋。

ろくでなしの亭主を追い出した女主人。遊び呆ける娘。ピアノばかり弾いている息子。赤ん坊。

やる気の無いカフェの店員。ホテルに住み付いているタトゥー入れの女。カフェの敷地の片隅に置かれたキャンピングカーに住んでいる初老の男。

バグダッド・カフェにはほとんど客らしい客が来ない。給油のために時折トラック運転手が立ち寄る程度。


そんなカフェに突然訪れた太った中年女ジャスミン。

ジャスミンの存在がバグダッド・カフェに暮らす人々を変えてゆく・・・。


美男美女が登場することはない。プロットやストーリーの展開に特段の意外性など無い。 

でもイイ映画だ。 CALLING YOU もいい曲だ。


Bagdad Cafe: Original Motion Picture Soundtrack/Percy Adlon

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