2009年05月28日(木)

『よいこの君主論』

テーマ:なんでも読んでみよう

『よいこの君主論』  架神 恭介+辰巳一世/著、 ちくま文庫(2009)



洋の東西、古今にかかわらず、そんじょそこらのビジネス書に持て囃されているらしい(?)、マキャベリズム。「君主論」。

私はビジネス書なんかほとんど読まないので、マキャベリズムが本当に、本気でビジネスに活用されているのかは知らない。また、興味もない。


では、なぜ、そんな私がこんな本を読んだのか・・・


とある小学校。

その5年3組を舞台に、少人数で構成されている幾つかの仲良しグループが、いつしか1つに統一されていく様を描きながら、グループ間の争いや分裂、吸収、合併、統合において、また、グループを率いるリーダーたちの駆け引きに対して、どのようにマキャベリズムが発揮・活用されているのかを分析し、それに対する評価・解説を“ふくろう先生”が行う。

ふくろう先生の説明は、クラスを牛耳りたい小学生の良い子にも判るように非常に簡単だ・・・。


本書は、“はじめてのマキャベリズム”と称して、「君主論」に示されていることを面白おかしく書いたものだ。

ホント、スッゲーくだらねェ内容だ。あまりにバカバカしくって吹いちゃうね。(^o^;)


著者達は、バカバカしさを承知で描いている。一種のパロディとして、「君主論」をお遊びのネタにして本書を執筆しているのだと思う。

筑摩書房は、タマにこういったお遊び本を出すんだよな。そういうトコ、結構、好きだぜ!


組織とか部下のまとめ方? そういったことに興味のある方、また、読書の時間を有効なものにしたい方は絶対に読まないほうがいい。たぶん怒りたくなるから。

読書なんて暇つぶしだって思っている方、くだらない本も好きだぜっ!ってな方にはお薦めです。


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2009年05月26日(火)

『光車よ、まわれ!』

テーマ:ファンタジー・SFとか
『光車よ、まわれ!』   天沢 退二郎/著、 ピュアフル文庫(2008)

“幻の名作、復刊!” だとか。 児童向けファンタジー!?


小学6年生の一郎の日常に突如現われた“闇のモノ達”。 一郎と二人のヒロイン:龍子とルミの3人を中心とした小学生達が 「光車(ひかりぐるま)」 を3つ探し、“闇のモノ達”を撃退するまでを描いた物語。


児童向けではあるが、不条理なことや解決されずに残される謎もあったりして、単純なハッピーエンドとはなっていない。

そんなところが、小学生の時に読んだオッサン、オバサン達にして、「忘れられない物語の一つ」とか、「ずっと探していた」とか、「魂を奪われた暗黒ファンタジー」とか云わしめる一因なのだろう。

私も夢中で読んだ。


細部には突っ込み所満載の矛盾点が幾つもある。だが、この物語自体には、そんな些細なことを忘れさせるだけの力強さがある。

この作品、1973年初出ということで、物語の時代背景も当時を反映している。昭和40年代を小学生として駆け抜けた世代には、かなり面白く読めるはず!




 ← “光車”のイメージ?


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2009年05月23日(土)

『打ちのめされるようなすごい本』

テーマ:エッセイ・随筆とか

『打ちのめされるようなすごい本』   米原 万里/著、 文春文庫(2009)


ロシア語通訳、エッセイスト、作家であった米原氏が書いた書評が全て収められているそうだ。


当然のことながら、幅広い分野・作家の作品が紹介されている。それでも本書を読むと、氏の読書の傾向や好みの分野、好みの作家をなんとなく窺い知ることができる。
好みの分野は、猫や犬のことを描いた本、中東欧・ユーラシアの国々の近現代史、ソ連・ロシアの近現代史、といったところ。特にお好みの日本人作家は、丸谷才一、鹿島茂、斉藤美奈子、などといったことが判る。


米原氏が評している数々の本の中で、私のアンテナに強く反応した本が掲載されているページには折り目を付け、気になった文章には線を引いておいた。

もっとも気になったのは、トマス・H・クック風のスリリングな物語で、クックを遥かに凌ぐ作品という、丸谷才一の『笹まくら』を紹介した箇所だった。『笹まくら』については何時か読んでみよう!と誓った。


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2009年05月20日(水)

『皇国の守護者』

テーマ:マンガとか
皇国の守護者 (1) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)/佐藤 大輔
     
  

ブックオフで立ち読みしちまった・・・。マンガとはいえ、5冊読み続けるのはしんどかった。


このマンガって5巻で終わりなの?

ずいぶん大きく拡げた風呂敷がぜんぜん畳めてないじゃん!


小説の方を読めってコト!?


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2009年05月19日(火)

『アニメ文化外交』

テーマ:なんでも読んでみよう

『アニメ文化外交』  櫻井 孝昌/著、 ちくま新書(2009)


著者は、メディアプロデューサーだとか。

日本製アニメやファッションが世界でどれだけ人気があるかを実地で確認している経験から、日本文化を、しいては日本を知ってもらうための外交的な戦略物資として活用したら!? ってことを前面に出して書かれた新書。

もっとも大部分は、世界各国でどれだけ日本製アニメが人気があるかをレポートしているだけなんだけど・・・。


外交戦略として、「官」のすべきこと、「民」のすべきことなども提案しているが、「官」に対しては期待しすぎ、「民」に対しては少々楽観視しすぎなような気がする。


ただ、世の中を少しでも動かしていくためには、こういう楽観的で行動的な人がいなきゃダメだとは思うけど。。。

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2009年05月14日(木)

そうそう!

テーマ:読みたい・・・(未読本倉庫)

6月12日に、M・コナリーの新刊が講談社文庫から出るとのこと!

ノン・シリーズものだが、久しぶりだね。

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2009年05月14日(木)

『ユダヤ警官同盟』

テーマ:ミステリーとか
THE YIDDISH POLICEMEN'S UNION (2007)
  
『ユダヤ警官同盟』 上・下   マイケル シェイボン/著、 黒原敏行/訳、 新潮文庫(2009)


久しぶりに本を読んだ。


2007年。ユダヤ人達が暮らすアラスカのシトカ特別区。

この地は2ヶ月後にアメリカに返還される予定となっている。


シトカ特別区の殺人課刑事ランツマン。酒浸り。別れた女房が上司。

彼が暮らす安ホテルの一室でヤク中毒の若い男が後頭部を撃たれて殺された。死体の傍らにはコマの並べられたチェス盤。 チェスと浅からぬ縁を持つランツマンは事件に強い興味を覚える・・・。

ユダヤ教一派の指導者であり、マフィア的な影響力をも併せ持ち、警察上層部にも力を及ぼすことのできる男の脅しにも屈せず、ランツマンは相棒ベルコと共に暴走気味の捜査に乗り出す・・・。


と、まァ、この小説の前半部を要約すると上記のようになるのだが・・・、この前半部を読み、理解するのが実に辛かった!200ページまで読んだところで、私の頭の中はグッチャグチャだった!

ユダヤ教の教派がいくつも出てきて、その相違がまったく判らんし、そもそもアラスカに、シトカ特別区なんていうユダヤ人街なんてあったか?? そのシトカ特別区がアメリカに返還される??? そんな事実をどうして俺は今まで知らなかったんだ!? ・・・などと、物語設定のところで引っ掛かっちゃって、どうにもストーリーに集中できなかったのだ。

208ページを読んでいると、“1946年にベルリンに原爆投下”なんてことが出てきて、ますますおかしい!

違和感満載のこの小説はなんだか怪しい! と思い、途中で巻末の解説を読んだら、ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞を受賞した、と書かれており、この小説がやっとSFの一種なんだと気付いた次第。

現実とは異なる歴史を経てきたパラレル・ワールドの2007年を舞台としたハードボイルドなんだと判ってからは、ストーリーにも集中できるようになった。

それにしても、200ページ以上も気付かなかった俺って・・・ (^_^;)


で・・・・、設定を理解し、物語に集中できるようになった後も、さしてページをめくる速度は上がらなかった。

やはり、ユダヤ教の社会・考え方というものに馴染みのない者にとって、この作品世界の出来事に今一つ付いていけないのである。ユダヤ人達が希求する聖地エルサレムへの帰還だとか、救世主を待望する感情だとか、私にはほんの少しの現実感さえも湧かないもんだから、この物語に登場する人物達の感情を理解できるだけの想像力も働かないんだな。

唯一なんとなく理解できて共感できたのは、主人公ランツマンと、彼の別れた元妻で現在は上司となったビーナとの微妙な感情の行き来くらいだったな。




現在、多くの書店の平台に本書が大量に積まれていて、新潮社の力の入れようが見える。

今現在書店に出回っている版の帯には、大森氏の煽った推薦文句(年末のランキングの1位候補だとか?)が掲げられている。

私見ではあるが、一般的な日本人の感性に合った作品だとは思えないし、ミステリの出来としても、年末のランキング上位に食い込むほどとは思えんのだが・・・?

私の予想が外れて、大森氏の予想通り、本書が年末のランキング上位に入ることがあるとすれば・・・、それは、そもそも海外ミステリを読む日本人は一般的ではなく、ヒネたものの見方をする輩が多いということか!?


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2009年05月06日(水)

2009年のGW

テーマ:今日のポタ

今年のGWは、・・・・・


自転車で、自宅~品川のカミさんの実家まで往復120kmのポタリング。

原宿で「コルテオ」を観て、あとは、「モンスターハンターG」で遊んでただけ。

本はいっさい読まず。



↓以下は、外出した際に撮影した埼玉から都内の風景です。

本だけ読んで暮らせたら-090502-1 本だけ読んで暮らせたら-090502-2

   ↑ 荒川の彩湖                    ↑ 彩湖でウィンドゥサーフィン


本だけ読んで暮らせたら-090502-3 本だけ読んで暮らせたら-090502-4
   ↑ 都電荒川線                      ↑ 法務省

本だけ読んで暮らせたら-090503-1    本だけ読んで暮らせたら-090504-1

  ↑ 「コルテオ」                       ↑ 東京タワー

本だけ読んで暮らせたら-090504-2    本だけ読んで暮らせたら-090504-3

   ↑ 日比谷公園                      ↑ 皇居前

本だけ読んで暮らせたら-090504-4

  ↑ 別所沼


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