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2009年01月29日(木)

『幼年期の終わり』

テーマ:ファンタジー・SFとか
CHILDHOOD'S END 1953,1990
『幼年期の終わり』   アーサー・C・クラーク/著、 池田真紀子/訳、 光文社古典新訳文庫(2007)


あまりにも有名なSF小説。初めて読む。


自分達(人類)よりも遙かに知的レベル・科学レベルの高い生命体(今作中ではこの生命体のことを“オーバーロード”と称している)とのファースト・コンタクトを経て、人類社会が変わって行く。

オーバーロードの静かな統治を受けている人類社会からは、国家という枠組みも、宗教も、戦争も、貧困もなくなった。

だが・・・・・、そして・・・・という話。

3部構成の物語だが、第1部と第2部は盛り上がりに欠ける。第3部に入って、やっと著者の言いたかったことが朧げながら判ってくる。そこまでの前置き(第1部と第2部)が長すぎるような気もするが、まァ、それがあっての第3部の展開に繋がるのだろう・・・と、良い方に採っておく。


この作品、SFと言われている割にS(サイエンス)のところが全然ダメ。

例えば・・・、

なぜ、この(作中の)時期になって人類のメタモルフォーゼが起こるのか? その必然性についての説明が全くなかったところとか。

時間の逆転現象について書かれている部分についても、それは、人類が理解できないほど複雑な現象が宇宙には働いているから・・・、などと逃げている箇所とか。

他にも科学的な理屈付けの部分に関して、いくつか目に付く(気になる)逃げの描写があった。

物語の大枠には関係ないかもしれないが、細部に拘った屁理屈っポイ描写がほとんど無いってのも、SFとしてどうなの?っテ感じてしまうな。これじゃ、ファンタジーって言ってもいいくらい。


まァ、細かいところに目をつぶって、全体を通してみたとしても、何故、オーバーロードが地球・人類を統治する必要があるのか? その目的・動機の理由付けが弱すぎるような気がした。オーバーロードあるいはオーバーマインドの目的というのが、この物語の根幹に関わるところだけに、そこのところが気になってしまって物語に入り込めなかった。


ただ、ラストでオーバーロードの悲哀さを描いている場面は、なんとなく感情移入できた。

カレランの心情を吐露した文章、 「山の頂を見上げて感嘆することしかできない。その高さを身をもって知ることは永遠にない。それでも、最後の最後まで諦めることはしない。・・・・・ 己の魂を失うことだけは決してない。」 には、意外にもチョット感動させられた。。。


でも、残念ながら、 レムの『ソラリス』 には及ばなかった・・・。

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2009年01月28日(水)

久しぶりに・・・

テーマ:なんでも読んでみよう

情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (Nanaブックス)/奥野 宣之

↑これって、ビジネス本、自己啓発本の一種って云っていいんだよな??



ヒョンなことから読んだ。(自分のお金で購入したものではない)



それにしたって、人それぞれに、異なった方法論があるだろうに。

自分の仕事や考え方を変化させるのにプラスになるヒントだって、それぞれが違うシチュエーション、違う方法で獲得するものだろうに。そういったことってのは、本来ユニークなものであるはずなのに。



昔からこういった類の本の有難味が理解できない。読み物として面白いのならまだしも、つまらんし、得るところなど殆どない。


↓こっちも、なんだかありきたりっちゃー、ありきたりのことが云われてたなァ。



どうも、↑このテの本を読むときの、“他人様から何かを学ぼう!”っていう謙虚な姿勢が、私には欠けているんだよナ。読む前から否定モードに突入している・・・。

読む度に何時もそう思ってるんだよな。。。多分、一生変わらんね。┐( ̄ヘ ̄)┌

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2009年01月18日(日)

『大学新入生に薦める101冊の本』

テーマ:なんでも読んでみよう

『大学新入生に薦める101冊の本』  広島大学総合科学部101冊の本プロジェクト/編、 岩波書店(2005)

大学生向けのブックガイドとのことだが、学校を卒業したのが遙か彼方になってしまった私のような人間にとっても興味深いリストになっている。


選定されている本が、どういった方向の内容であるのかが、以下の4テーマに分けられている。さらに3段階の難易度も付されている。中にはかなり難しそうな本もリストアップされているが、その本がどのように難しいのかも記されていて、“それを読む前にコッチを読んどけ”、というのも書かれていて、なかなか親切。


■ 時代を超える基本教養
■ 人間の記録
■ 越境する知
■ 現代の重要問題


選ばれている推薦本には、文庫や新書も多い。古典や文学に偏重していない。さらに、推薦本を紹介している各先生たちの話には、「自分はこんな難しい古典や専門書を読みこなしてきたんだよ」 というような、自己満足・自慢話のようなモノが少ないのがイイ。

本の選び方や買い方なんてぇガイドも載っている。


一つ疑問に思ったこと。

これらの本を選定している先生たちの中に工学分野を教えている人たちが少ないのは何故だろう?

自然科学系の中でも、理学部系の先生は居るのに、工学部系の先生はほとんど入っていなかったような・・・?


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2009年01月16日(金)

『バナナと日本人』

テーマ:なんでも読んでみよう

『バナナと日本人―フィリピン農園と食卓のあいだ』   鶴見 良行/著、 岩波新書(1982)


コレ、岩波新書の名著(「私のすすめる岩波新書」50点) に選定されていたものの一つ。


1982年の第1刷発行ってことで、かれこれ四半世紀以上も前の内容。なので、現在の状況とどの程度の相違があるのかは判らない。細かな内容はともかく、自分たちの生活と世界状況との関係を明らかにする「方法論」を学ぶのに最適な本、とのことだ。ルポルタージュ方法の入門書、世界認識の古典的教科書、なんだそうだ。


バナナという日常よく目にする商品を採り上げて、南北問題について深く突っ込んだレポートが成されている・・・って事くらいは何となく判るが、読み物として面白いとは思えなかった・・・。

どうも、このテの話は苦手だな。それじゃイカンのかもしれないが・・・。

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2009年01月15日(木)

『百鬼夜行絵巻の謎』

テーマ:歴史とか

『百鬼夜行絵巻の謎』  小松 和彦/著、 集英社新書ヴィジュアル版(2008)

集英社新書のヴィジュアル版はイイ!

以前の「江戸百」 といい、今作といい、集英社新書編集部はいい企画を立てるネ。


夢枕獏の「陰陽師」シリーズとか、京極夏彦作品でお馴染みの「百鬼夜行」。

ちなみに、私のPCの日本語変換ソフトでは、「ひゃっき やこう」と入力しないと変換してくれないが、本書では「ひゃっき やぎょう」と読ませている。


これまでのところ、「百鬼夜行絵巻」と称される伝本は国内外に60余りが存在しているらしい。未発見のものもあるらしい。

それら60余りの「百鬼夜行絵巻」に描かれているモノ達は、それぞれの絵巻によって同じであったり違っていたりして、どの絵巻がオリジナル(祖本というらしい。流布の元となる本)に近いのか? どの絵巻がどの絵巻の真似(模写)なんだか? それぞれの絵巻は何時頃に描かれたものなのか? など、良く判らないことが多いらしい。

それが、2007年7月に発見された「百鬼ノ図」という新たな絵巻によって、謎とされてきた幾つかのことが少しづつ判ってきたらしい。その謎解きの経緯と考え方を示したのが本書。


この本で著者が主張する内容、特に“絵巻の系統”に関する真偽については、ずぶの素人読者である私が読んでも一応納得できる。文章も上手だから、読んでいても面白いし。

しかし、著者の考え方の妥当性については、他の研究者の意見だか、今後出版される(かもしれない)他の本の見解も聞きたいところではある・・・。


ともかく、繰り返しになるが、こういった内容の本のヴィジュアル版(カラー印刷)ってのはイイね。家に居ながらにして、寝転んでいても綺麗な絵巻が見れちゃうんだから。

しかも、親切にも、複数の絵巻を並べて比較して見せてくれていて、非常に見易い。

お薦めです。
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2009年01月14日(水)

『沼地のある森を抜けて』

テーマ:なんでも読んでみよう

『沼地のある森を抜けて』   梨木 香歩/著、 新潮文庫(2008)  初出は2005年


久しぶりの梨木本。

本日(いや、もう昨日か)、青森・下北出張の車中で読了。


梨木さんが小説という形体を借りて、ヒトや生命が存在することの意味を語った!・・・ってところか?


プロットが面白くて、物凄いスピードで読めた。なんてったって、ぬか床から人間(らしきもの)が生まれてくるという、ぶっ飛んだ設定が前提となっていて、そんな前提の下で、主人公達が真剣にレーゾン・デートルなんかを考えちゃう話だもんね・・・。
ただ、途中に挿まれる、異界を舞台にした暗喩めいた物語はいらなかったな。以前読んだ『裏庭』もそうだったが、梨木さんの「異界物語」は私には合わない。人間界の物語だけで十分。



さて、気になった点・・・・・。

これまでの梨木作品の主人公は、それが男だろうが女だろうが、物事に対して、性差など関係のない考え方をする人間だったような印象が強かった(個人的な印象かもしれないが・・・)。

ところが、今作ほど“女性っぽさ”が強く浮き出ていた主人公は居なかったような気がする。

今作の主人公も、一見するとオンナおんなした性格ではなくて、基本的には好感の持てる中性的な性格設定だったのだが、でも、なんか違和感があったんだよな??上手く表現できないけど。 最後の(格調高い?)濡れ場シーンがあったせいなのかも・・・??



【梨木香歩作品に関する過去記事】


『西の魔女が死んだ』

『からくりからくさ』

『りかさん』

『家守綺譚』

『エンジェル エンジェル エンジェル』

『村田エフェンディ滞土録』
『春になったら苺を摘みに』

『裏庭』

『ぐるりのこと』


梨木本総括:「スキのある文章・・・」


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2009年01月09日(金)

『ほんわか! 本についてわからないこと、ねほりはほり!』

テーマ:本を読むこと・本にまつわること

『ほんわか! 本についてわからないこと、ねほりはほり!』  北尾トロ/著、 MF文庫ダ・ヴィンチ(2008)


“本について”と云っているが、本の内容のことなどはいっさい書かれていない。

本の周辺のことが書かれている。


例えば・・・、

■本好きはモテるのか?

■読み終えた本を売る場合、古書店、フリーマッケット、どちらが儲かるのか?

■捨てた本の行方はどうなるのか?

■最近では海外でも人気のある日本のマンガ。しかし、多分にその国の文化や言葉が関わるギャグマンガは外国人にも判るのか? 秋葉原を訪れた外国人に日本のギャグマンガを読んでもらい、どんなものがうけるのか?

■寝床で横になりながら長時間本を読むのに最適な姿勢は? 寝転びながら本を読むのに楽なグッズはないのか? 

■ニューヨークの本屋事情は? ほんとに外国(ニューヨーク)の電車の中ではマンガは読まれていないのか?


↑ このようなことを実地調査して、それをレポートしている。現場主義、実証・実験主義のルポルタージュ。


くだらないっちゃー、くだらない。こんなこと知ったからといって、どうってことない。そんなこと著者だって判っている。でも確かめたい・・・。 いいじゃん。


最後のレポート記事は何故か、四国お遍路八十八箇所廻り の(途中までの)こと。オイオイッ!


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2009年01月07日(水)

黒魔女さんが通る・シリーズ

テーマ:児童書・絵本とか

    
黒魔女さんが通る!!    (講談社青い鳥文庫)/石崎 洋司


最近、娘がはまっている児童向けの小説。今のところ10巻くらいまであるみたい。


私の寝床の枕元に5、6冊置いてあるんですけど・・・。 私に読めってコトか!?


さすがにコレまでは読まれんテッ!

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2009年01月05日(月)

『雨柳堂夢咄』

テーマ:マンガとか
『雨柳堂夢咄』    波津 彬子/著、 ソノラマコミック文庫
(うりゅうどう ゆめばなし)

店の入り口に大きな柳の木がある骨董屋、雨柳堂(うりゅうどう)。

この店にはいわくつきの品々が集まってくる。

雨柳堂の店主の孫息子である蓮(れん)は、そんないわくつきの品々に宿る想いや人の縁を読み解くことができ、物の怪や妖怪の類とも話す。


作品の時代背景は明治の終わりから大正の頃か?

基本的には一話完結の話だが、作品全体としては大きな物語があるのかもしれない。まだ全部を読んだわけではないので、あくまでも推測。

正月に実家に帰ったときに弟の本棚から拝借してきて読んだのだが、こんな面白いマンガがあったとは知らなかった。

其ノ一(第一巻)の「朝顔写し」という話には迂闊にもホロリとさせられた。夜中に読んでて良かったヨ(^_^;)。


文庫版で其ノ六(第六巻)まで読んだのだが、まだ続巻があるようなので、この先の楽しみが一つ増えた。


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2009年01月05日(月)

『天外消失』

テーマ:ミステリーとか

『天外消失』  早川書房編集部/編  〔ハヤカワ・ミステリ1819〕 (2008)


年越しで読んだ。

“伝説の名アンソロジー:『37の短編』”という作品の復活なんだそうだ。

なぜ「伝説」なのかは、本書の裏カバーや 復刊ドットコム をご覧いただければ判るだろう。。。



さて、ミステリ小説にも古典的作品というものが存在する。

何をもって“古典”と定義されるのか? イマイチあやふやではある・・・。 人によっても判断基準は異なるだろう・・・。 でも、とりあえず“古典”なるものが存在する。


ミステリ書評業界の方たち≒プロの本読みとその周辺の人たち、というのは、一般読者が太刀打ちできないほど多量かつ多種の作品を読んできているはずで、そういった経験値の高い人達の評価・判断というものには、個人的な好き嫌いは別として、一目置くことになる。

取り敢えず、そうしたミステリ書評をする業界人たちの間で、その作品に対する良好な評価が大まかに成立している場合がある。そういったものを“古典”としておこう。  まったく定義付けられていないナ・・・(^_^;)


まァ、とにかく、この作品、その筋の人たちの間では、“古典” とされているようだ。


“古典”というのは、直接的であれ間接的であれ、はたまた、ポジティブであれネガティブであれ、現在の作品に対して何らかの影響を及ぼしているはずである。そのような“古典”があったお蔭で、現在私が好んで読み漁っているミステリ小説が存在しているのだろう。


・・・ということで、それなりの敬意を払って読んでみた。 面白いか面白くないかは度外視。あまり好きな読み方ではないが、ミステリ小説の歴史などの背景知識を得るための読書、ってことになるのかな。



・・・・・読み終わって・・・・・、それが、以外にも楽しめちゃったよ。(^ε^)♪ ラッキィー!




では、掲載ページ順ではなく、読んだ順に書き留めてみる。


■『天外消失』 クレイトン・ロースン著/阿部主計訳

まず最初に読んだのが、表題作の『天外消失』で、これは密室トリックもの。駅構内の電話ボックスに入ったはずの容疑者が、尾行監視していた刑事たちの前から消え失せる。そのトリックを奇術師の主人公が暴いてみせるというもの。
良く出来ているとは思う。小説でなければ成立しにくいトリック。仮に映像化する場合、このようなトリックが成立するだろうか?と考えてはしまうが・・・。


■『死刑前夜』 ブレット・ハリディ著/訳

次に読んだのがコレ。

こういうのを“ミステリ”というのかは疑問だが、内容はイイ。私の好み。アメリカとメキシコの国境を越えてやってきた登場人物の心理状況は明示されないが、彼の行動と会話に見え隠れする暗喩から、何を考えていそうなのかが類推できる。その登場人物の心理状況が、私の想像通りであるなら、この作品はハードボイルドに区分されるかもしれない。


■『最後で最高の密室』 スティーヴン・バー著/深町眞理子訳

掲載順ではラストの作品。

一応いんちき無しの密室モノではあるが、そんなバカな・・・って感じだな。


■『殺し屋』 ジョルジュ・シムノン著/長島良三訳
メグレ警部(警視)シリーズを書いたメジャーな作家さんだから名前だけは知っていたが、作品を読むのは初めて。

この作品・・・、作中の謎はすぐに判ってしまうが、オーソドックスな短編らしいイイ物語だったな。


■『後ろを見るな』 フレドリック・ブラウン著/曽我四郎訳

叙述が実験的な小説。このような書き方で、著者は、おそらく読者に恐怖心を抱かせたかったのだろうな。

だが、物語が中途半端すぎる。


■『ジャングル探偵ターザン』 エドガー・ライス・バロウズ著/斉藤伯好訳

これが、この『天外消失』のオープニング作品。

ターザンもの。そう、あの、ターザンである。よく映画になっている・・・。

ターザンの群の小猿を殺したハグレ雄猿の行方を追い、報復をするという内容。

こういう作品も探偵小説として一括りにしちゃうんだ・・・・・。“探偵小説”って、何でもアリってことを端的に示しているな。


■『エメラルド色の空』 エリック・アンブラー著/小泉喜美子訳

毒殺モノ。薬物・化学物質に関する専門的なことを語られても素人読者には判らんだろうて!

こういう本格モノはイタダケナイ(ずるい)よな。


■『この手で人を殺してから』 アーサー・ウィリアムズ著/都筑道夫訳

今でこそ良くある猟奇的な死体損壊・消失モノ、完全犯罪モノの部類に入るのだろうが、やはりこのテの話は好きじゃない。


■『女か虎か』 フランク・R・ストックトン著/中村能三訳

読者の判断(感性)に任せるよ・・・的なラストの作品。こういうのは実験的なんだろうけど、作家としての義務を放棄してるな。


■『白いカーペットの上のごほうび』 アル・ジェイムズ著/小鷹信光訳

バーで知り合った絶世の美女を誘い、彼女の部屋にまで入り込んだチンピラの受難。女がアホ過ぎて話にならん。こりゃ駄作。


■『懐郷病のビュイック』 ジョン・D・マクドナルド著/井上一夫訳

当たり前だけど、ナルホドと思わせるオチ。何だか新鮮だったナ。これは気に入った。


■『ラヴディ氏の短い休暇』 イーヴリン・ウォー著/永井淳訳

異常な人間を題材とした一種のノワールものかな? こういうのも好きじゃない。 


■『探偵作家は天国へ行ける』 C・B・ギルフォード著/宇野利泰訳

殺された探偵小説作家が、天国でミカエル天使長のお情けによって、殺された瞬間の12時間前に生き返らせてもらい、自分を殺した犯人を探し出すという、なんとも馬鹿馬鹿しい話。オチもバカバカしいが、こういうのは、私としては許容できる。


■『火星のダイヤモンド』 ポール・アンダースン著/福島正実訳

未読。



もともとは、『37の短編』だったらしいのだが、本書には上述した14篇しか収められていない。その理由は巻末の「解説」に書かれているのだが、他の作品は、最近出版された他のアンソロジーなどに収録されているそうだ。


37編全作を読む気力など元々無いが、今回読んだ13篇だけでも、“ミステリー”と称する小説は、昔からかなりバリエイション豊富であったことが判った。やっぱり、ミステリーってのは、何でもアリ!ってことなんだね。今も昔も。


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