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2008年12月29日(月)

『本だけ読んで暮らせたら 2008年のお薦め本』

テーマ:メモランダム

押し詰まってきましたね。

押し詰まってきたとはいえ、私の場合、いつもの休暇と大した違いはありません。チョット期間が長いですが。。。

年末年始くらい普段の休暇とは違った過ごし方もあろうかと思いますが、親元を離れてから季節ごとの行事をどんどん疎かにするようになってます。結婚して子供まで居るのに、こんなことでいいのだろうかと反省してます。でも、反省は3分もすると忘れてしまいます。

大掃除をするくらいなら、本を読み、WEBを覘いているほうがイイですね・・・・・(^-^)。



さて、過去3年間続けてきました年末恒例の(?)当ブログお薦め本の一斉処分。懲りもせず今年もやらせて頂きます。

『書名』 をクリックすると、過去記事に跳びます(amazonには跳びません)。



【ミステリーとか】


『フロスト気質』『チャイルド44』『ザ・ロード』『20世紀の幽霊たち』 などのように、『このミス』やら『文春』のランキング では余り上位には入らなかったけど、私には面白いと思えた作品を挙げてみます。


『処刑人の秘めごと』

私のお気に入りの現代ブリティッシュ・ミステリ・シリーズのうちの1つ。初老のダイヤモンド警視が主人公を勤める極めてオーソドックスな捜査もの。でも、そのオーソドックスさがいいんだよ。歳食うとシリーズものの安心感・安定感を求めたくなるんだ・・・(?)。


『ブルー・ヘブン』

読む前は大した期待もしていなかったのに、読んでる最中に次々と秘孔を突いてくるもんだから・・・持ってかれました。

持ってかれたといえば、『クライマーズ・ハイ』 。 今更だけど、これも評判どおりの名作でしたねぇ。


『真剣』

海外ミステリじゃないけど・・・。和物時代小説。新陰流の創始者、上泉伊勢守信綱の物語。主人公の信綱も、彼の周辺を固める漢達も、えらくカッチョエエ!

そうそう、時代小説なら、荒山徹の 『柳生陰陽剣』『柳生薔薇剣』 も良かったです!おバカ小説で。


『路上の事件』

昨年出版された作品で、読んだ時期も2月と、かなり前だけど、こいつはかなりイイ。10カ月も前に読んだ作品の中身をいまだに覚えているって事自体が、この作品が只物じゃなかったってことを裏付けている。

本格っぽいミステリでもあり、ハードボイルドでもあり、青年の成長を追った青春小説でもある。


『アシェンデン』

英国情報機関MI6の情報部員アシェンデンが見た、第一次世界大戦中のヨーロッパに生きる市井の人々の悲哀が描かれているように感じました。人間観察と人間理解に長けている人物=つまり優れた小説家は、優れたスパイになれるらしい。



【自然科学とか】


今年は自然科学系、ポピュラーサイエンスはあまり読んでいませんね。(*゚.゚)ゞ

挙げるとすれば、唯一、『生命とは何か』

古典中の古典です。人類必読です。死ぬまでに一度は読んでおくべき!(だと思います)



【歴史とか】


■今年は、 『列島創世記』『縄文人追跡』 の2冊で、認知考古学というものの面白さを教えてもらいました。


■半藤一利氏による、勝海舟を肴にしたエッセイ 『それからの海舟』 もイイです。好きな海舟について、著者が勝手放題に描いているのが好感持てました。



【その他】


『ママチャリお遍路1200KM』

今年、自転車に乗り始めた私に最も影響を与えつつある本です。アホらしいことに真剣に取り組むマヌケな奴らってイカシテます!


『破天 インド仏教徒の頂点に立つ日本人』

凄い人がいるものです。こういう人間がいるということを知ると元気が出ます。


『地球最後のオイルショック』

今現在、ガソリンなどの価格高騰騒ぎは鳴りを潜めていますが、夏場は大騒ぎでした。

本書を読んでしまった私は、この冬の石油商品価格の低下傾向・下げ止まりが、この先もトレンドであるなどという保障は無いのでは? はたまた、石油商品高騰の大きな流れは止められないのではないか? と考えてしまいます。今は、世界経済の低迷による例外的な需要低下にすぎないのではないかと思うのです。世界経済がこのまま低迷していれば、ピーク・オイルも先延ばしにできるのかもしれないけど・・・。まァ、焼け石に水かもしれませんけど・・・。

本書、ピーク・オイル後の世界を予想する警告の書であると共に、“脱石油社会の構築”という希望・チャンスを抱くことのできる内容でもあるような気がします。


『思考の整理学』

“生理的な慣性”、“心理的な慣性”、という概念が新鮮でした。



以上が、私の散らかし放題の読書傾向を反映した、まったくもってトボケタお薦め本の一覧です。興味がありましたら、どうぞ記事を覗いてみて下さい。


今年1年、頻繁にこのブログにお越しいただきました皆様、たまたま覗いてくださった皆さま、ありがとうございました。来年も皆様が面白い本にめぐり合えますように。

良いお年をお迎え下さい。


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2008年12月26日(金)

『北條龍虎伝』

テーマ:ミステリーとか
『北條龍虎伝』 (新潮文庫)/海道 龍一朗/著、 新潮文庫(2008)
後北條龍虎伝(2006)/海道 龍一朗
(↑ 単行本刊行時は「後北條龍虎伝」。文庫化にあたって改題された。
   歴史学では本来“後北條”が使われているらしい。)


戦国時代。関東の覇権を狙う北條一族。


初代:北條早雲が伊豆と相模を制覇する。

二代:氏綱は小田原城を拠点に江戸城と河越城という武蔵国の二大堅城を手に入れ、戦火に焼けた鎌倉鶴岡八幡宮の再建を果たし、上総と下総にも勢力を伸ばし、関東に北條の名を轟かせる。

「三代にして関八州に覇を成す」 北條の悲願。


ところが、三代:氏康は、代変わりしたとほぼ同時期に最大の試練に晒される。今川・武田の連合軍に領土の西方を脅かされ、さらに、関東旧勢力である扇谷上杉朝定(おうぎがやつ うえすぎ ともさだ)、関東管領:山内上杉憲政、さらに古河公方:足利春氏らの軍勢およそ8万5千に挙兵され、拠点河越城を囲まれる。

河越城を守るのは、幼少期から氏康と共に育ち、今や北條家一番の猛将といわれる北條綱成ら3000の将兵である。


関東旧勢力軍 85000人 V.S. 河越城に篭城する3000人。


勝ったのは北條軍。

本書は、北條家三代目総領:氏康と北條家一番の猛将:綱成が仕掛けた戦国史上最大のビッグ・キリングを描いた物語だ。

・・・と云っても、クライマックスの河越城を舞台とした逆転劇はわずか20ページ余りしか描かれていないんだけどね。ほとんどは、氏康と綱成の成長過程を描いた戦国青春友情物語。


ともあれ、海道龍一郎の戦国ハードボイルドはイイ!!


【海道龍一郎作品 過去記事】

『乱世疾走』

『真剣』


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2008年12月20日(土)

『図書館 愛書家の楽園』

テーマ:本を読むこと・本にまつわること
THE LIBRARY AT NIGHT (2006)
『図書館 愛書家の楽園』 アルベルト・マングェル/著、 野中邦子/訳、 白水社(2008)


図書館、書斎、本を読む人、本を読むこと、本そのもの、などについて、著者の想うままに書き連ねられたエッセイ。


「はしがき」の初っ端からの書き出しが素晴らしい!

著者はいきなり、宇宙の特徴=それは無意味さと目的不在であるということ、と言い出す。

私は、この文章の後に続くであろう著者の主張を、期待を持って予想する。

宇宙の無意味さと無目的性・・・・・、だから、また、読書(=情報の断片の収集)というものにも、意味や秩序などを求めても無駄なのだと。。。

ページをめくると、私の期待は半ば適えられる。ほぼ予想通りの文章が書かれていた。著者と私の、“本を読むこと”に対する基本的な、そして偏見に満ちた考え方は似ているかもしれない・・・。


だが、著者はその後の文章でこうも言っている。

「この世界に意味や秩序を求めることなど、まず不可能な企てであることは運命づけられている。それなのに、なぜ、人は情報を集めるのだろう? その欲求は、それ自体に価値があるのだろう。」と。

そして、スティーヴンスンの言葉を引用する。

「成功が見込めない分野でさえも、人類がけっして努力をやめようとしないその姿は、まさに感動であり、励みでもある」と。


こんな言葉・文章を読まされたりしたら、この後も全てを読まない訳にはいかなくなってしまうだろう!?


本を読むこと自体がやむにやまれぬ欲求であり、読書という無駄な行為を、それを承知の上でやり続ける我々のような異常体質の人間を、著者は肯定してくれているのだ。

そんな著者の、図書館・書斎・読書・本そのものに対する独断と偏見に満ちた主張や妄想が物凄く心地良い。



↓中身はこういった構成。

■はしがき

■神話としての図書館

■秩序としての図書館

■空間としての図書館

■権力としての図書館

■影の図書館

■形体としての図書館

■偶然の図書館

■仕事場としての図書館

■心のあり方としての図書館

■孤島の図書館

■生き延びた本たち

■忘れられた本たち

■空想図書館

■図書館のアイデンティティ

■帰る場所としての図書館

■終わりに

(↑ 本書中で使われている「図書館」という単語は、英語ではLibraryと表記されているから、公共の図書館だけでなく、個人的な書斎や本棚、PC内のフォルダ、WEB上のコンテンツなども含まれる)


読み終わって、あらためて思うことは・・・、

今現在、この時代、この世界で、本を読むこととは、実に個人的で観念的な行為だということだ。

読書を何かの役に立てたいとか、読んだ成果を利用して自分以外の誰かに影響を与えたいとか考えても、それは独善的であり、不遜な態度であり、他人にとっては余計な御世話であるということになる。そういった想いを強くしてくれる。

時間と精神的な余裕があるときに、もう一度読み返したい。


お薦めです。


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2008年12月13日(土)

『羊の歌』

テーマ:エッセイ・随筆とか
『羊の歌―わが回想』   加藤 周一/著、  岩波新書 青版 689(1968年)


岩波新書の名著の一つだそうだ。 「私のすすめる岩波新書」 50作品中のひとつ。

著者は先日亡くなられた。合掌。


1919年生まれの著者が、物心付いた頃から東大付属病院に努めていた頃までの半生とその折々に感じていたこと、考えていたことを綴った随筆。

著者の青春時代は、日本の世の中の風潮が軍国主義に傾き、太平洋戦争へと突き進んでいった頃に相応する。


静謐で奥ゆかしいが確固とした意思、と云うのがパッと思い浮かんだ言葉だ。この作品を読んでいる最中、著者に対して・・・。

世の中に蔓延る根拠の無い風潮などに安易に流されず、自身で考え、判断する・・・。こういったことを、1930年・1940年代の日本で、10代から20代の頃に成していた著者の精神に感じ入る。

この本には、知性というものの一つの形が残されていると思う。

なるほど名作だ。 とにかくお薦めです。


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2008年12月11日(木)

『ルポ貧困大国アメリカ』

テーマ:なんでも読んでみよう

『ルポ 貧困大国アメリカ』  堤 未果/著、 岩波新書(2008)

日本エッセイスト・クラブ賞受賞作。

この本も今年売れた新書ですね。



■貧困層ほど肥満率が多い。安くてカロリーの高いジャンクフードを食べざるを得ないから・・・。


■学校の民営化、競争原理の導入によって、教育費が抑えられ、必要と思われる基礎教育も予算不足のためにカットされる。貧困地域ほどその傾向が強くなっていく。そのために、まともな教育も受けられず、ますます格差は開いてゆく・・・。


■教育に割いていた国家予算の削減によって、学費が高騰し、奨学金を貰って大学に行っても、その返済のために学業どころではなくなってしまうという現実。

大学を卒業して学士号を持っていても、最初から給与の高い職に就けるわけでもなく、借金の返済に追われているため、しょうがなく給与の安い単純労働に就く。その状態から抜け出せず、ワーキングプアに陥る負のスパイラル。


■アメリカの公的医療支援が破綻しているという話はだいぶ前から耳にしていたが、これほどのものとは・・・。

箆棒な医療費で、病気を患えばたちまち貧困に・・・。自由化のツケは医療従事者と患者に降り掛かり、儲けるのは保険会社・製薬会社ばかり・・・。


■イラク、アフガニスタンに派兵されるのも貧困層。

軍のリクルーターがスカウトするのは、これまた貧困層。兵役終了後には学費が補助されるだの、学資ローンが免除されるだの、という甘言に釣られて入隊しても、現実は厳しい。リクルーターが言っていた補助金額はMAX。実際にはその何分の一。騙されて入隊しても、契約条項に違約することを盾に取られて、軍のなすがままにならざるを得ない。戦争から帰ってきてもPTSDや劣化ウラン弾による影響などのために、高い医療費を払わねばならず、ますます貧困に・・・。


■戦争の民営化。戦地に送られるのは職業軍人だけではない。民間の派遣会社を通して戦争に行く人々もいるのである。これも良く聞いた話だが・・・。

人件費の安い貧困層、アメリカ国内の人たちだけでなく、海外の貧困層の人たちも派遣されている。なんと35%は第三国の派遣者だそうだ。


上述したことの大きな原因が、ブッシュ大統領時代に導入された行き過ぎた民営化・新自由主義ってやつだそうだ。


アメリカだけの出来事じゃなさそうだってのは、私でさえも日常を暮らしている中でウッスラと感じられることではある。人によっては、ウッスラどころか、切実な状況にいる場合もあるのかもしれないが・・・。


何でもかんでも民営化や、いき過ぎた競争原理の導入が良いとは限らないってことは判るけど・・・、かと言って、まったく競争がないのも、どうかと思う。 私個人的にはね・・・。

この本では、ブッシュ時代に施策された新自由主義の欠点ばかりを暴き出しているけど、利点というのは無かったのかね?裕福なものがますます裕福になるだけのシステムなのかな?

(↑ この言い方では、ブッシュは既に過去の人だね。歴史上も無能の大統領という評価を受けるのだろうか?)


それにしても、バランスの取れた施策ってのはどうしたモンなんだろう・・・・・??

オバマさんはどう舵を切るのかね?? 日本は??

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2008年12月09日(火)

『グーグーだって猫である』

テーマ:マンガとか

『グーグーだって猫である1』   大島 弓子/著、 角川文庫(2008年)  初出は2000年

私たちの世代で 大島弓子 って云ったら、即座に『綿の国星』って出てくるほど一世を風靡した漫画家だ。

そんな懐かしの作家が、彼女の飼い猫グーグーとの生活を描いたマンガ・エッセイ。

内田百閒さん もそうだったが、愛猫家の話ってのは面白いね。



彼女も結構な年齢なのだろう。作中でも入院・手術の話があったりする。猫のことよりも、そっちの方が心配だ。

面白い話を書く・描く作家さんには健康で長生きしてもらいたい。


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2008年12月09日(火)

映画 『WALL・E ウォーリー』

テーマ:メモランダム

そういえば、週末に家族で映画を見てきたんだった。一応メモしとこ・・・。


WALL・Eウォーリー (ディズニーアニメ小説版)/アイリーン トリンブル

娘とカミサンは大笑いしていた。


私は、・・・・・






ディズニー映画は薄っぺらいんだよな~。


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2008年12月08日(月)

『20世紀の幽霊たち』

テーマ:ミステリーとか
20TH CENTURY GHOSTS (2005, 2007)
『20世紀の幽霊たち』  ジョー・ヒル/著、 白石朗、安野玲、玉木享、大森望/訳、 小学館文庫(2008)


作者の素性も、内容の濃さも(?)、今年話題になった短編集。

どの作品も巧くて読ませる。 なかでも、6作目の「うちよりここのほうが」は、とびっきりの上物。


■「年間ホラー傑作選」

この作品群の中では、ちょっと在り来たりすぎる作品。他にも良くありそうな話。この作者である必要はない。


■「二十世紀の幽霊」

20世紀の名作映画がたくさん登場する話。

一応ホラーの範疇に入る作品だと思う。人が死ぬ物語だが、不思議とほのぼのとしている話。


■「ポップ・アート」

主人公と風船人間との友情物語。アホらしい設定だが、ストーリーはいい。

高く高く空に向かうと、いつしか力の作用する方向が逆向きになり、黒い穴から宇宙に落ちる・・・という主旨の文章があったが、その描写によって、脳内に凄く綺麗なイメージが拡がった。美文だ。

ただ、本書の序文を書いているクリストファー・ゴールデンとかいう人物は、この作品を“至高の域に達する大傑作”とか云っていたが、そこまでのものとは思えなかった・・・。


■「蝗(いなご)の歌をきくがよい」

読んだことないけど、カフカの「変身」に近い? 続きが読みたい。


■「アブラハムの息子たち」

ヴァン・ヘルシング家の父親と二人の息子の物語。

“ヴァン・ヘルシング”という名前を聞けば、どういう話かわかる!? 結末は意外!


■「うちよりここのほうが」

メジャー球団の監督である父親と、ホンの少し情緒障害を持つ息子の関係を描いた物語。二人の関係が実にスッキリしていて、羨ましく思える。 最後のセンテンスは凄くキラキラした文章だった。この作品が一番好きかも。


■「黒電話」

ファンタジー&ホラーの秀作。こういうオチは好み。


■「挟殺」

すでに印象に残っていない。


■「マント」

余計な殺生がなけりゃイイ作品だったんだけどナ・・・


■「末期の吐息」

ブラック。この短編集に収められている作品は、どれもが何らかのブラック的要素は持っているのだが、こいつはとりわけブラック。


■「死樹」

この中ではもっとも短いたった2ページ半の話。良いも悪いも、面白いも面白くないもない。


■「寡婦の朝食」

これも印象に残っていない作品。


■「ボビー・コンロイ、死者の国より帰る」

ジョージ・ロメロ監督の出世作、映画「ゾンビ」撮影中の話。ゾンビ役のエキストラの男女二人の物語。我が儘な2人の話だな。


■「おとうさんの仮面」

幻想 or ホラー !? よく判らない作品。

そもそもホラー、特に心理的ホラーって云うのは、理屈通りではない理不尽な恐怖感を抱かせるものなのだろうが・・・・・、この作品は理不尽で意味不明だが、怖くはないので、幻想小説なのかな?


■「自発的入院」

この作品集中では90ページ強と、もっとも長い作品。なので、登場人物が置かれた状況説明や恐怖の対象となるものにページが割かれていて内容的にも判り易い。でも、その分、少々理不尽さが足りなくなっていて、“訳が判らない”という恐怖感を薄れさせてしまっている。


■「救われしもの」

ん~、普通。


■「黒電話[削除部分]」

削除して正解。



こうしてみると、作品の質にバラツキがあるような気もするが、安打率は良い方だと思う。

純粋ホラー話よりも、ホラー・テイストの“日常の当たり前”を描いた作品にいいものが多かったように思えた。

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2008年12月06日(土)

2008ミステリー・ランキング比較

テーマ:メモランダム

昨日、宝島社の「このミス」が出版された。これで、あらかた各社のランキングが出揃った。

で、主要3誌の海外ミステリーランキングの比較をしてみた。


↓ こんな感じ。

本だけ読んで暮らせたら-081205


2008年の海外ミステリは、『フロスト気質』、『チャイルド44』、『運命の日』の3作品が圧倒的のようだ。


3作とも、上・下巻本だ。 しかも、『運命の日』はハード・カバー。


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2008年12月04日(木)

週間文春ミステリーベスト10

テーマ:メモランダム

週刊文春が選んだ2008年ミステリーベスト10  です。


週刊誌の発売日と同時にWEBにも載せてくれるもんだから、買わずに済ませることができた。


ちょうど今、海外部門4位の作品を読んでいるところ・・・。
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