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2007年03月30日(金)

今日の文庫本チェック

テーマ:本を読むこと・本にまつわること
本日、書店を眺めてて思ったことの徒然・・・

  

またまた映画化に先立てて出版されたトマス・ハリスの「レクター博士シリーズ」。

ハンニバルはもういいや!



悠久の窓(上)/ロバート・ゴダード
  

ロバート・ゴダードの『悠久の窓』はまだ読んでいなくて、かなり読みたい作品なのだが、上下巻2分冊でそれぞれが900円以上もする。合わせて1800円以上って! 単行本じゃん!
最近の講談社の翻訳作品はこの手法で利ザヤを稼ごうとしている様子が露骨になってきた。気に入らないので新刊では買わないことに決めた。中古屋さんで買おう。。。

で、本日のご馳走は、↓コレ!

脳と仮想/茂木 健一郎
著者を一躍スターダムに押し上げた著書だ。
やっと、文庫本になってくれた! ズ~ット待ってたんだ。
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2007年03月26日(月)

『ねにもつタイプ』

テーマ:エッセイ・随筆とか

『ねにもつタイプ』    岸本 佐知子/著、 筑摩書房(2007)



通勤の電車の中でのこと。たまたま運よく座れたので、鞄から取り出して読み始めた本がコレ。

クックックックッ・・・顔がにやける。プルプルプル・・・・・腕が震える。

隣に座る女性が目だけをこちらに向けている・・・たぶん。ハッキリとは見ていないが雰囲気で感じる。目の端に見える。恐らく怪訝な顔をしているのだろう。

笑いを堪えながらしばらく読み続ける。腕の震えが大きくなり、それが上半身全体に広がりだしていく。私から発せられる振動が隣の女性にも伝わってしまう。。。ダメだ。。。立ち上がり、車両の端に移動する。


この本を読んだ一日は朝から実に幸せな気分でオフィースの自分の机の前に座っていた。仕事をしながらも、車中で読んだ1節を思い出してしまい、込み上げそうになる笑いを抑え、顔をほころばせながらデータをインプットしていた。データ・・、きっと間違いだらけなんだろうな。誰かにチェックしてもらわなければ・・・。



この著者、恐るべき記憶力の持ち主である。子供の頃の情景をハッキリと脳内に映し出し、それを昨日のことのように描く。私と歳が近いせいか?育った地域がさほど違っていないせいか? 著者の子供時分の出来事や情景を、私の脳内にもある程度再現することができる。それだけに余計可笑しく感じてしまうのかもしれない・・・。


しかし、この著者、記憶力以上にすごい(というか、凄まじい)能力を備えている。

妄想力・・・。

その力たるや、ハンパじゃない。


妄想力全開で綴られた文章は抱腹絶倒ものだ。

ツボに入ったら最期・・・、覚悟したほうがイイ。 できれば他人の居る所では読まないほうがイイ。


お薦め。お奨め。かなりのお勧めです。

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2007年03月24日(土)

(映画) ナイト ミュージアム

テーマ:メモランダム
小説 ナイト ミュージアム/L. ゴールドマン
(へ~、小説にもなってるんだ。)


博物館好きの我が家では、だいぶ前からこの映画を観に行くことが決まっていた。

で、今日、朝一の上映を観てきた。


なぜ夜中になると、博物館の展示物が動き出すのか!? そんなことを理屈っぽく考えちゃダメ!

何の予備知識もいらない。ただ笑って楽しめばイイ。


やっぱり映画はコメディーだね。


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2007年03月22日(木)

『「法令遵守」が日本を滅ぼす』

テーマ:なんでも読んでみよう

「法令遵守」が日本を滅ぼす   郷原 信郎/著、 新潮新書 (2007)



“法令遵守”、“コンプライアンス”・・・金科玉条のように唱える輩が私の周りにもいる。

そういう輩を見ていると、ホント、げんなりする。



日本は、精緻な法体系が整備された「法国家」であって、未だ真の「法国家」には成り得ていない・・・非法治国家たる法令国家・・・と著者は云う。

単純に法令を遵守することが社会的要請に応えることとは限らない、とも云う。

なるほど、と思う。


国もさることながら、身近な会社でもまったく同じ。法の代わりに社則やマニュアルと置き換えれば、そのまま当てはまる。


テレビ、新聞の垂れ流しの情報のままに訳も判らず、“法令を遵守しろ”、とか、“コンプライアンスを確立しろ”、とか言っているのを聞いても、また言い訳を用意しているだけじゃネ~か、またアリバイ作りかよ、と思ってしまう。。。

おそらく、そのように感じている人たちがたくさんいるに違いない・・・。

猫も杓子もの「法令遵守」・「コンプライアンス」という言葉に胡散臭さを感じていた人たち、なにか変だと漠然とした気持ちを持っていた人たちに、その胡散臭さが何であるかを、ある程度明瞭な言葉で説明してくれているのが、この本だ。 (探してたんだ 。ヤット見つかった。)


日本の法令・・・、各企業で作っているマニュアル・・・、所詮成文化されたものなど、事があったときには機械的・形式的にしか対応できないのである。世の中のほとんどの出来事はただ一度しか生じない。・・・にも拘らず、文章化されたものを絶対視する。。。

ほとんどすべての出来事がユニークなことであるのだから、その場その場で最善と考えられる方法・手段を採るしかない。そんなことも判らずに、ただルールを守って仕事をしていれば良いのか??

そんなふうに仕事していて面白いかい!? 面白くない仕事なんてしたくないだろ!?


マニュアルに書かれたことしかできなくなりつつある日本への問題提起の書。 お薦めです。

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2007年03月20日(火)

『インモラル』

テーマ:ミステリーとか
IMMORAL (2005)

『インモラル』  ブライアン・フリーマン/著、  長野きよみ/訳、 ハヤカワ文庫(2007)



マイクル・コナリー が、 ジェフリー・ディーヴァー が、 ケン・ブルーウン が褒めちぎっている!?

ケン・ブルーウンなどは、「デニス・ルヘインの作品 を髣髴とさせる傑作」とまで云っている・・・!

おまけに、辛口の jettvanels氏 までが、「このミスで海外ベスト20には入れるかな」、「次も買う」と云っている。。。


この5人の名前が出てきてしまったら、アメブロ・海外ミステリー班の私としても捨てておけない。。。

(『ロング・グッドバイ』を後回しにしちまった。。。)




625ページの長編。

町中の男を虜にするほどの美貌の17歳女子高校生が忽然と姿を消した。彼女の評判は芳しくない。複雑な家庭環境。生みの母親を憎み、義父との間には・・・・。インモラルな女。


第一部と第二部の前半部は割とオーソドックスな導入部と犯罪捜査の展開場面で何気なく読んでいたが、第三部の法廷場面はドキドキ感を抱えながら読まされた。

そして、第三部の法廷場面のラストで、アッ!と唸り、第四部(法廷場面から3年後)の200ページは一気呵成に読んだ。

その大きな展開力には翻弄された。たいした筆力だ。この作品だけなら、確かにディーヴァーに次ぐかもしれない・・・。


真相究明に至るクライマックスでは、物語の展開力にも増して、ここにきてヤット人物個々の性格描写が活きてきていた。主人公と主人公を取り巻く人々との関係と、彼らの間での気持ちのやり取りに感情移入できるようになる。

終わり良ければ全て良し!・・・というわけでもないけど、クライマックスからラストにかけては見事だった。

一応、お薦め、ってことで・・・

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2007年03月18日(日)

『猟犬探偵』

テーマ:ミステリーとか
猟犬探偵/稲見 一良
(稲見作品をたて続けに再出版している光文社はエライ!)
私が持っているのは新潮文庫版(1997)。新潮文庫版では、安倍龍太郎氏が解説を書いている。


失踪した猟犬を探し出す探偵、竜門卓を主人公とする珠玉の4編。

「トカチン、カラチン」、 「ギターと猟犬」、 「サイド・キック」、 「悪役と鳩」


この物語に登場する男や少年、そして、この物語を書いた作家と、解説を担当した作家。

誰もがカッコいい。

ヒトの理想とする生き方、が描かれている。



いったい何回この本を読んだことだろう・・・(何度読んでも、感傷的になっちまうぜ・・・)。

誰もが稲見一良を読むべきだ。



【 稲見一良 作品 】

『セント・メリーのリボン』

『ダック・コール』

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2007年03月15日(木)

いつかは読むぞ!(たぶん)

テーマ:読みたい・・・(未読本倉庫)

新聞やら、週刊誌やら、WEB・BLOGを読んでいてチョット気になった本をメモ。

今すぐには読めない、読まないけれど・・・・、後になって “あの時気になっていた本、何だったかナ~???” となる前にココに入れとこ!


実はこのページ、“日常&読んだ本log” のtsuna11さんが創った 「気になる本たち」 を真似てみました。


“本だけ読んで暮らせたら”版 【BLOG未読本倉庫】  <<随時更新>>




天使は容赦なく殺す/グレッグ・ルッカ
¥2,800
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〈あいまいさ〉を科学する/米沢 富美子

¥1,155
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ぼくには数字が風景に見える/D. タメット
 これは是非!
¥1,785
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林檎の木の下で/アリス・マンロー
  「本の雑誌」 で絶賛だった。
¥2,415
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イラクサ/アリス・マンロー
¥2,520
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『地球動物記』  岩合光昭/著  福音館書店(2007)

高校生のための東大授業ライブ
  エジプト学の吉村作治さんが推薦していた。
¥1,890
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箱舟の航海日誌/ウォーカー
  光文社古典新訳文庫は次から次へと面白そうな本を出してくれる。。。
¥580

神を見た犬/ブッツァーティ
  コレなんかも興味津々。。。
¥720



古事記の起源―新しい古代像をもとめて/工藤 隆


似せてだます擬態の不思議な世界/藤原 晴彦

蹴る群れ/木村 元彦


百年の孤独/ガブリエル ガルシア=マルケス
 ガルシア=マルケスの長編を読むとしたら、コレからだな。。。

「世界地図」の誕生―地図は語る/応地 利明

大失敗/スタニスワフ・レム
  レムの最期のSF長編だとか。
匂いをかがれる かぐや姫 ~日本昔話 Remix~/原 倫太郎
  面白そう・・・・・

雨月物語/藤本 義一
  いつかは読みたいと思っている『雨月物語』だが、コレだったら読めるかも。。。


柳生雨月抄/荒山 徹
  雨月・・・で思い出した、コレも!
柳生薔薇剣/荒山 徹
 あと、コレも。


他にもいっぱいあるんだけど、オイオイってことで。。。

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2007年03月15日(木)

『中世日本の予言書 未来記を読む』

テーマ:歴史とか

『中世日本の予言書―〈未来記〉を読む』  小峯 和明/著   岩波新書 (2007)


中世の頃をメインに、人々の間に大きな影響を与えたという予言書が出回る。『野馬台詩(やまたいし)』、『聖徳太子未来記』、などなど・・・。

いくつもある<未来記>のうち、そのほとんどのものが、“世の中が乱れ、百代の王の御世の後、国が滅びる・・・” という類の内容らしい。本書でも紹介されている『野馬台詩(やまたいし)』などは、五言二十四句の短い漢詩であるが、一つひとつの句は暗喩・隠喩にみちていて、どのようにも採れる文句だ。“アングルモアの何とか・・・”みたいな感じの詩句ばかり。。。

思い出すのは当然『ノストラダムスの大予言』。いつの時代もあるんだネ、トンデモ本。


著者も言っているが、<未来記>のほとんど全てといってもいいくらいは偽書だそうだ。やっぱり“トンデモ本”だ・・・・。


しかし、“トンデモ本” と安易に云えるのは今の時代だからであって、当時のかなり多くの人たちが、かなり真剣に信じていたらしいことを窺わせる。もっとも、当時から眉唾物だと考えていた人もいるには居たようだが。。。


この本では、そのトンデモ本の成立過程や時代背景、なぜ、このような本が書かれ、解釈されるのか? そういったことに焦点を当てて真面目に考察している。

著者は、近代科学としての歴史学では無視され、影に埋もれてきた「歴史資料」としての<未来記>を表に出すべく頑張っている。


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2007年03月13日(火)

『リヴァイアサン号殺人事件』

テーマ:ミステリーとか

『リヴァイアサン号殺人事件』  ボリス・アクーニン/著、 沼野恭子/訳  岩波書店(2007)


1878年、パリ。

イギリスの大富豪の暮らす屋敷で、大富豪本人、執事、家政婦、従僕、小間使い、護衛、門番など10人もの人間が一度に殺された。死んだ大富豪本人が握っていたのは金のクジラのバッジ。

この金のクジラのバッジは、イギリスのサウサンプトンからインドのカルカッタへの処女航海を迎えた新造客船リヴァイアサン号の一等船客と上級航海士にのみ渡された記念バッジだった・・・。

リヴァイアサン号に乗船したフランス警察のゴーシュ警部。彼は、船長から、捜査のための全面的な協力を獲得した。

一等船客で金のバッジを持たない人物は4人。

サー・レジナルド・ミルフォード=ストークス :イギリス人貴族。

ギンタロウ・アオノ :日本の貴族。

マダム・レナーテ・クレーバー :スイスの銀行家の妻。身重。

ミス・クラリッサ・スタンプ :典型的なイギリス女性。

さらに、スエズ運河北端の町ポート・サイドで乗船してきたのは、ロシアの外交官エラスト・ファンドーリン。本作、本シリーズの主人公である。彼もまた、金のバッジを持っていなかった・・・。

ゴーシュ警部は、航海中、5人の容疑者と一等航海士のシャルル・レニエを、ウィンザー・サロンという一室に会して食事を取るよう手配した。。。

岩波書店から海外ミステリーが出版されるのも珍しい(?)し、それがロシア産というのも珍しい。さらに、高村薫が推薦の一文を寄せているのも珍しい・・・? ってことで、衝動買いした。

このロシアの外交官ファンドーリンが探偵役を務めるミステリー作品は、本国ロシアはもとより、30カ国で翻訳され、すでに11作ものシリーズとなっているそうだ。

面白かったら、2冊同時に出版されているもう一方の作品も読もうと思っていた。

しかし、この作品は、極めてオーソドックスなグランド・ミステリーだった。決してつまらない訳ではないが、特別ではなかった。。。


狂言回しの警部はステレオタイプだし、主人公で探偵役のロシアの外交官も若くてハンサムで沈着冷静・頭脳明晰という単純なヒーローだった(実は前作だか、前々作で不幸な目に合っていて、複雑な過去を負っているそうなのだが・・・、この作品ではそういった背景は書き込まれておらず、人間臭さが感じられなかった)。

この2人を含めて、他の登場人物たちも、少々魅力に乏しいキャラクターばかりだった。

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2007年03月11日(日)

『宗像教授異考録  第五集』

テーマ:マンガとか

『宗像教授異考録 (5)』  星野 之宣/著、  小学館 BIG COMICS SPECIAL (2007)


この第5集には3つの物語。


■道成寺

古事記-垂仁天皇の皇子ホムチワケ、ヒナガヒメ、大蛇(オロチ)、海人族、髪長姫、安珍清姫伝説、藤原氏一千年による皇室支配、道成寺・・・・・、宗像教授を介して母と娘が結ばれる物語。


■複合遺跡

磐船(いわふね)-天磐船(あまのいわふね)。ニギハヤヒという神はそれに乗って河内に来たといわれる。・・・宇宙船、UFO。

鉄-隕鉄。物部氏(もののべ氏)-武士(もののふ)の語源となった古代の豪族で武闘集団。物部氏のあるところに鉄(武器)あり。

物部氏の祖先神こそ“ニギハヤヒ”であり、天磐船とは宇宙から落下してきた隕石(隕鉄)のことである、としたら・・・

超高速で飛来する流星を、古代日本では「速日(ハヤヒ)」と呼んだとしたら・・・?

こんな問題提起・推理が、何故か弘法大師空海と繋がる物語になる。


■虫めづる姫君

常世(とこよ)の虫=アゲハ蝶の幼虫

記紀神話に登場する“非時(ときじく)の香実(かぐのみ)”=常緑のタチバナ

アゲハ蝶はタチバナの木に卵を産み、幼虫を葉で育てさせる。

昆虫学研究室の院生で虫好きの女性と宗像教授の出会いが、昆虫学と民俗学を結ぶ!?



1番目と2番目の話は100ページ程度の中編で、この長さの物語を描かせたら、星野氏は抜群に巧い。いわゆる起承転結を上手く構成し、おまけに余韻まで残す。


3番目の話はわずか22ページ程度の短いものだ。“昆虫”というめずらしい題材を使ってチョット物悲しい話に仕上げている。宗像教授シリーズ中では変り種の物語だ。




 【 いままでの 星野 之宣 作品関連記事 】


  ■ 宗像教授異考録  第四集
  ■ 宗像教授異考録  第三集
  ■ 宗像教授異考録  第二集
  ■ 宗像教授異考録  第一集

  ■ 宗像教授伝奇考

  ■ MIDWAY 歴史編

  ■ MIDWAY 宇宙編

  ■ ブルーホール その1

  ■ ブルーホール その2

  ■ 巨人達の伝説


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