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2006年11月30日(木)

『マルドゥック・ヴェロシティ3』

テーマ:ファンタジー・SFとか

『マルドゥック・ヴェロシティ 3』  冲方 丁/著、 ハヤカワ文庫JA (2006)


この最終巻では、前シリーズ『マルドゥック・スクランブル』でのボイルドとウフコックとの関係に至る過程が描かれる。なぜ二人が別の道へと進むこととなったのか・・・。


ボイルドとウフコック。O9メンバー最強のパートナー。

この物語の結末近く。両者ともに自らの有用性・為すべきことに気付きながらも、互いに別の道へと進む。

一方は虚無の世界に。 他の一方は新たなるパートナーと出会う道に・・・。



この『マルドゥック・ヴェロシティ3』のエピローグは、『マルドゥック・ヴェロシティ1』のプロローグからの直接の続きとなっている。

と同時に、前シリーズ『マルドゥック・スクランブル』をも含む、2つのシリーズ作品を通してのエピローグでもある。
それは・・・、死闘の果て、虚無の世界に生きた男の最後の望みが叶えられる・・・。



それにしても・・・、
前シリーズでの登場人物=主人公ヴァロットやウフコックはもちろん、ボイルドも含めた敵役、そしてカジノのディーラー達。あの魅力的なキャラクター達に匹敵するような登場人物が今シリーズでは見当たらなかった。
ボイルドの力が圧倒的過ぎて敵役が物足りなかった。最後の敵=裏で全ての事柄を操っていた巨悪なんて極めてステレオタイプなボスキャラだった。適役としての魅力に足りなかった。


アクション・活劇としての面白さはあったものの、多彩な魅力的なキャラクター達の動きによって紡ぎ出される物語としては、前シリーズの出来に及ばなかった。


しかし、それでもなお、“スクランブル”と“ヴェロシティー”のマルドゥック・シリーズを読んでおくことをお薦めしたい。


このマルドゥック・シリーズ2作によって、冲方丁は今後いくらでも膨らませることが可能な、魅力的な物語世界を構築した。
第3シリーズにも期待したい。(出版するよね・・・?)




『マルドゥック・ヴェロシティ1』 へ

『マルドゥック・ヴェロシティ2』 へ



【前作、『マルドゥック・スクランブル』 シリーズ については ↓↓↓こちら 】

「マルドゥック・スクランブル The First Compression-圧縮」

「マルドゥック・スクランブル The Second Combustion-燃焼」

「マルドゥック・スクランブル The Third Exhaust-排気」

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2006年11月27日(月)

バトン・・・って

テーマ:メモランダム

バトンって、苦手・・・

中学生の頃までは得意だったんだけど・・・

しか~しっ! ぐた姉さん からのバトンとあっちゃ~、落とせネ~!!



では、・・・


1.回す人を最初に5人

5人も~っ!!・・・・・。 考えさせてください。友達少ないもので・・・。



2.お名前は?

名乗るほどのものじゃありません。



3.おいくつですか?

イイ歳です。



4.ご職業は?

すちゃらかエンジニ屋です。



5.ご趣味は?

仕事・・・かな? (*゚.゚)ゞ



6.好きな異性のタイプ

類のないタイプ。



7.特技は?

煉ること。じゃ、なかった・・・、寝ること。 (ぐたさん、ごめんネ。十八番まねちゃった・・・)



8.資格は何か持ってますか?

持ってます。しかも、国家試験に合格しなければ貰えない資格です。

でも、役に立った事なんかありません。(TωT)



9.悩みとかありますか?

ん~~、仕事に追われ、毎日が自転車操業。やっつけ仕事をしていること。能力不足で、納得のいく仕事が出来ないこと。

読んでも読んでも、まだ読んでいない読みたい本がいっぱいあるのに、次から次へ読みたい本が出てくること。10年くらい新刊の出版を止めてほしい。



10.好きな食べ物と嫌いな食べ物は?

食べ物には無頓着です。大抵のものは食べます。



11.貴方が愛する人へ一言

あまり威張らないでね・・・。



12.回す人5人の紹介文を簡単に

「できれば本に埋もれて眠りたい」のbookbathさん

 興味深い本を選んで記事にされています。この方の本を選ぶ感性は他の方とチョット違います。

 独特の選択眼をお持ちの方です。

 

「本読みを哀れむ歌」の有坂さん

 ココ半年、ほぼ毎日、記事を更新されています。

 すごい!


「固ゆで卵でいこう!」のしゃおさん

 マイクル・コナリー・フリークの同士。

 ハードボイルドな愛妻家で愛竜家。


「個人的読書」のindi-bookさん

 幅広い分野の読書に挑戦するまじめな?書評家さん。

 誰の真似でもない、御自身の言葉できちんと書かれています。



4人で許して・・・友達少ないもんで・・・。




そうそう、

今回、上記の4名の方にバトン・タッチのご承諾をいただくため、初めて 「メッセージを送る」 機能を使いましたが、これって、結構便利なんだね。メールみたい。。。



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2006年11月26日(日)

『消費者金融』

テーマ:なんでも読んでみよう
消費者金融

下流喰い―消費者金融の実態/須田 慎一郎


やっぱりナ、という感じ半分。 ふ~ん、という感じ半分。


銀行、CMを流し続けるテレビ局、コマーシャルに出演しているグラビア・アイドルたちを管理する芸能プロダクション。

個人的には、単純にこれらを嫌悪しているが、それだけでは無いのね。。。


システムを破壊しないとダメなのか??


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2006年11月23日(木)

『マルドゥック・ヴェロシティ2』

テーマ:ファンタジー・SFとか

『マルドゥック・ヴェロシティ 2』  冲方 丁/著  ハヤカワ文庫JA(2006)


軍研究所の先進技術により、人体と機器・武器を融合して造られたボイルドたちスクランブル09(オー・ナイン)のメンバー。マルドゥック・シティに蔓延る重大犯罪における証人達を守り、暴力に対する抑止力・対抗力としての有用性を示すことに自らの存在価値を求める彼ら。


暗黒都市=マルドゥック・シティ。

大規模な再開発に乗じて暗躍する市を支配する大物達。彼らの指図の元、拉致・誘拐・拷問・暗殺などの闇の仕事を請け負う者達がいる。スクランブル09にとっての最大の敵・・・。

奴等こそが、09メンバーに先んじて軍研究所によって造られ、組織された者達=カトル・カールであった。

そして、カトルカールを操るネイルズ・ファミリーの長男ニコラス。


この第2巻の読みどころの一つは、スクランブル09とニコラス・ネイルズ&カトル・カールとの対決場面である。

ボイルドは、カトルカールとの対決のために、ウフコックを56口径のリボルバーにターンさせる。

様々な武器や電子機器を人体と融合させ、もはや人間の形態を成さないカトル・カールの面々。O9メンバーとカトル・カールとの戦いは凄惨を極める。


第2巻の読みどころ。二つ目は、09プログラムに従って保護した証人ナタリア・ネイルズとボイルドとの絡みである。

ナタリア・ネイルズ。敵であるネイルズ・ファイミリーの娘。特殊な遺伝的エラーによって身体を猛毒に犯されながらも、自身はまったく影響を受けない。その身体を使って、ファミリーに敵対する男達を暗殺するため、父親と兄に利用されてきた。ボイルドが出会った運命の女。



いよいよこの2巻の終わり近くから、物語は佳境を迎える。
マルドゥック・シティーの政財界、法曹界をも支配する影の存在とは、いったい・・・?

スクランブルO9法案を可決させ、ボイルドらのメンバーを組織し、指揮してきたクリストファー・オクトーバー教授。そのクリストファー教授がニコラス・ネイルズ&カトル・カールによって拉致された・・・・・。


ボイルドはクリティカル(限界値)を越え、“虚無”へと加速する...。


To be continued...



『マルドゥック・ヴェロシティ1』 へ

『マルドゥック・ヴェロシティ3』 へ


【前作、『マルドゥック・スクランブル』 シリーズ については ↓↓↓こちら 】

「マルドゥック・スクランブル The First Compression-圧縮」

「マルドゥック・スクランブル The Second Combustion-燃焼」

「マルドゥック・スクランブル The Third Exhaust-排気」

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2006年11月21日(火)

『帰ってきた空飛び猫』

テーマ:ファンタジー・SFとか

帰ってきた空飛び猫


『帰ってきた空飛び猫』 CATWINGS RETURN(1989)
アーシュラ・K・ル=グウィン/著、 村上春樹/訳、 S.D.シンドラー/絵、 講談社文庫(1996)


『ゲド戦記』のアーシュラ・K・ル=グウィンの原作を、日本を代表する世界的な作家:村上春樹が翻訳した童話シリーズの第2弾。


田舎の牧場で、優しい兄妹に見守られて暮らす羽を持った4匹の猫たち。成長した彼らのうちの二匹が、かつて暮らしていた街、今でも母親が暮らす街に里帰りする。
・・・が、かつて羽を持つ猫たちが暮らした街はスラム化し、母親の姿も見当たらない。街では鉄球をぶら下げた重機が次々とビルを破壊してゆく。


そんな荒廃した街で彼らが見かけたのは、一匹の羽を持った黒い子猫。子猫は彼らを警戒し、なかなか打ち解けようとしない。しかし、彼らは子猫が自分たちの弟妹であることを確信し、面倒を見る。
母親を捜す3匹の猫たち。やがて母親に出会い、再会を喜ぶ。

そして、母親は末の子猫にも旅立ちを促し、3匹の猫たちは牧場へと戻る。牧場に残った2匹と人間の兄妹は、街に出た2匹の帰りを待ちわびていた。そこへ、子猫を連れて帰ってきた2匹が合流する。


人間の兄妹と5匹になった羽を持つ猫たちの明るい幸せな未来を予感させて物語は終わる。


訳者でもある村上春樹氏の[あとがき]がイイ。
ファンタジーを読むことの楽しさについて、飾らない言葉で語っている。この[あとがき]だけでも一読の価値あり。

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2006年11月20日(月)

『空飛び猫』

テーマ:ファンタジー・SFとか

『空飛び猫』 CATWINGS(1988)

アーシュラ・K・ル=グウィン/著、 村上春樹/訳、 S.D.シンドラー/絵、 講談社文庫(1996)

(文庫本の表紙と、上の写真はなんだかチョット違う?)



『ゲド戦記』のアーシュラ・K・ル=グウィンの原作を、日本を代表する世界的な作家:村上春樹が翻訳した童話。

文庫本だが、カラーイラストが載っているおかげで上質紙が使われている。 Book Off で300円の拾いもの。


都会のスラム街と思しき場所で、羽を持って生まれた4匹の子猫たち。

彼らが母親の元を飛び立ち、自然豊かな森に移り、森の動物たちとの間で様々な体験を経た後に、牧場の兄妹と出会う物語。

他愛のない話だが、ほのぼのとする。

それに、ペン画に淡い彩色を施したカラーイラストが美しい。特に、羽を持って生まれた四匹の猫たちの姿がイイ。


続編『帰ってきた空飛び猫』もいっしょに購入済み(350円)。明日はこちらをエントリーします。

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2006年11月18日(土)

『蝶々はなぜ菜の葉にとまるのか』

テーマ:自然科学とか

『蝶々はなぜ菜の葉にとまるのか―日本人の暮らしと身近な植物』 
 稲垣 栄洋/著、 三上修/絵、 草思社(2006)


“ちょうちょう音譜 ちょうちょう音譜 菜の葉に止まれ。音譜 菜の葉に・・・”

↑↑↑ 童謡 「ちょうちょう」 の一節。


■なぜ蝶々は菜のではなく、菜のにとまるのか??


他にも、

■桃太郎はどうしてから生まれたのか?


はなぜめでたいのか?


■なぜ泥棒の風呂敷は唐草模様なのか?


・・・・・などなど、身近な植物にまつわる “何故? なぜ? ナゼ?” についての30編のエッセイ。


私は、このテの素朴な疑問に答える話が好きだ。


世の中の大抵のことは、解っているようで判っていない。自分では判っていると思っていても、キチンと言葉にしたり文章にできるほど理解しているものは案外少ない。・・・私の場合はほとんど無いに等しい。

ときおり、こういった本を読んでは、チョイと賢くなったつもりになる(翌日には元に戻っているけど・・・)。



それにしても、この著者、昭和43年生まれというから40歳手前。それにしては語り口が、どうも年寄りくさい。読んでいる時は70歳とか80歳の大学を定年退職したような好々爺の方の文章かと思った。

文章自体は平易で明瞭なので、もう少し若々しい物言いであればイイのに・・・と、思った。

ただ、ところどころに挿まれたペン画は非常にオーソドックスで、少し古くさい語り口にはマッチしている。

読者層の年齢を私などよりも高いところにおいているのなら、この語りっぷりとイラストの組み合わせはイイのかもしれない・・・。


何はともあれ、他の長編小説や小難しい本に取り組んでいる際の骨休め・箸休めとして読むのには一編一編の長さが丁度良く、手頃である。鞄の中に入れておいて、チョットした待ち時間に一編読むのもイイ。

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2006年11月17日(金)

この人も新書野郎だったのか

テーマ:メモランダム

『新書365冊』、 宮崎 哲弥/著、 朝日新書 (2006)


この本の著者、少し前からテレビや雑誌で活躍中のナンデモ評論家。

この人の言っていること、尤もだと思えるか否かは別として、取り敢えずは論旨が明瞭で判り易いことが多い。


この著者が、最近の新書をどのように読んでいるのか興味がある。

そんなこともあって、この本、読んでみたい。


しかし、直ぐに Book Off に出回りそうなので待つことにする。・・・ゴメンネ宮崎さん。

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2006年11月16日(木)

『マルドゥック・ヴェロシティ1』

テーマ:ファンタジー・SFとか

マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉  冲方 丁/著   ハヤカワ文庫JA(2006)

3週に渡って刊行される全3巻のうちの第1巻。

本作の主人公である2人=ボイルドとウフコックの死闘場面がプロローグ(Prologue100)となっている。

実は、このプロローグが前作のクライマックスとなっている。

この物語の章番号は“Prologue100”から始まり、99、98、97、96、・・・・・と下っていく。


軍人としてのキャリアにつまづき、軍研究所の特殊被験者として新たなキャリアを築こうとするボイルド。

この第1巻でのボイルドはウフコックとパートナーを組み、新たに建設された新興都市マルドゥック・シティの治安を守る“スクランブル09”の執行者として、自らの価値・有用性を示すことを使命とする。


同時に、この1巻では、
生命保全プログラム=証人保護プログラム=マルドゥック・スクランブル09(オー・ナイン)を発動・執行する機関の成立過程と、その戦闘員たちの活躍が描かれる。


前シリーズでもそうだったが、今作もまた、圧倒的な戦闘場面が描かれる。それがこのシリーズのウリにもなっている。


多くの戦闘場面の描写は極めて映画的、アニメ的である。
人の行動・武器・弾丸の動きを細かくコマ割りし、短文の羅列によって視点の切り替えを表す。この書き方が戦闘場面にスピード感を与える。

一方、後のストーリーに関連したり、登場人物の心象に触れるような重要な戦闘場面では、そのシーンを詳述することにより、読者がスローモーションを観ているかのように表現する。これによって印象を深める。
これらの表現方法の使い分けは計算し尽くされている(と思う)。


キャラクターや舞台設定の新規性だけでなく、小説としての表現にも積極的に実験的手法が採られているのである。

間違いなく、エンターテイメント小説として一級品。



さて、今回のヴェロシティ・シリーズでは、パートナーを組んでいるボイルドとウフコックが、何故? どのようにして? 敵味方に分かれたのか? 前作 『マルドゥック・スクランブル』 以前のボイルドとウフコックが3巻に渡って描かれる・・・らしい?・・・。


2巻、3巻へ・・・、この1巻以上のストーリーの盛り上がりを期待せずにはいられない。

To be continued...



『マルドゥック・ヴェロシティ 2 』 へ

『マルドゥック・ヴェロシティ 3』 へ

【前作、『マルドゥック・スクランブル』 シリーズ については ↓↓↓こちら 】

「マルドゥック・スクランブル The First Compression-圧縮」

「マルドゥック・スクランブル The Second Combustion-燃焼」

「マルドゥック・スクランブル The Third Exhaust-排気」

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2006年11月14日(火)

液晶画面TV

テーマ:メモランダム

週末購入したものが月曜の朝に届いた。

デジタル放送やら民放のBSやらも観ることができる。

いままでのブラウン管テレビの画質があまりにもメチャクチャだったものだから、物凄く綺麗に見える。

逆に、500円DVDの画質の荒さが目立つ。。。

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