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2006年03月31日(金)

『PLUTO』 3巻

テーマ:マンガとか
浦沢 直樹×手塚 治虫
PLUTO 3―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (3)  、 小学館

豪華版が先に店頭に並んでいて、はやく通常版が出ないか待ち侘びていた。

浦沢版アトムの第3巻。

いや、浦沢版では、主人公はアトムではないナ・・・(たぶん)。


あいかわらず物語の構築が旨い。もちろん、画も旨い。

PLUTOが登場した!? と思ったら、違っていたり・・・、でも最期に・・・。

さんざん惹き付けられて、終わってしまった・・・。


4巻が出るまで、また長い間待たなければならない。




【2005年5/19 関連記事】

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2006年03月30日(木)

『あなたに不利な証拠として』

テーマ:ミステリーとか
ローリー・リン・ドラモンド/著、 駒月 雅子/訳
あなたに不利な証拠として

久しぶりにハヤカワ・ポケミスを読んだ。

ルイジアナ州バトンルージュ市警に勤務する5人の女性警察官たち、その一人ひとりを主人公にした連作短編集。

まず、“海外ミステリー読み”の人間達にはお馴染みの‘ミランダ警告’の一節から採られた題名がイイ。

内容も、ここ何年かに出版されたミステリー系の短編集では抜群にイイ。


派手なアクションもない。アッといわせる謎解きもない。しかし、様々な事件や事故に関わり、そこで生じる出来事、犯行現場に残された暴力の痕跡、被害者の心身に付けられた傷痕、同僚の警察官に対する疑惑などについて苦悩する一人ひとりの生身の女性警察官の存在が際立つ。


主人公達の心象を描く筆致は緻密・繊細、そして生々しい。


印象に残ったのは、最初の主人公キャサリンと3人目の主人公モナを描いた作品。


キャサリンを主人公とした最初の作品 「完全」では、彼女が職務中に正当防衛で男を射殺した際の状況をスローモーションのように描写するとともに、その瞬間の彼女の恐怖心をえぐり出してみせる。また、一人の人間を射殺した後も勤務や日常を以前と変わることなくこなしていくものの、彼女の内側には被疑者が今も存在する。その苦悩を淡々と描く。

第三作 「キャサリンへの挽歌」 は、数年後、熟練した優秀な警察官となったキャサリン、生ける伝説とまで称されるようになった彼女のその後についてが、第三者の一人称語りで描かれる。そのラストは、まさに“挽歌”というに相応しく、物悲しい。


モナを主人公とした 「制圧」 は緊迫感に満ちている。事件現場に駆けつけ、室内に踏み込んだモナ。そこで、兄を射殺したばかりの弟と対峙する。傍らには兄弟の父親がベッドに横たわっている。弟は父親と兄から日常的に虐待を受けていたと言う。モナは、弟を落ち着かせようと説得を試みる。片手は拳銃に手をかけながら・・・。

説得を行うモナの頭の中では、彼女自身の父親(彼もまた警察官)が彼女の家族、特に母親に対して行ってきた暴力の数々がフラッシュ・バックしている。過去と現在の異なる家族による暴力・・・。そこへ応援のバーネット巡査部長が来た。彼こそがモナの父親だった。父親は弟を挟んで、モナの正面で拳銃を弟の後頭部に向けている。

発砲寸前の父親に‘待った’をかけて、銃を下ろすよう弟を説得するモナ。同時に母親に暴力を振るう父親の姿がフラッシュ・バックする。モナにも、自分の父親に対する殺意が湧き上がる。・・・弟の銃を持った手がかすかに揺れ、目の表情が変わった瞬間、バン!、バン!・・・


これらの作品の他にも、ザラザラした不快感、僅かにドキドキする焦燥感、スーッとする清涼感、カッと燃えるような感覚、じわ~っと沁み込んでくる深い余韻・・・、が味わえる作品が掲載されている。

全10作品の中からは、必ず読者の心を揺さぶる物語が見つかる(はず)。


アメリカ探偵作家クラブ最優秀短編賞受賞に恥じない名品。

早くも、「2007年版このミステリーがすごい!」 TOP10 にエントリーされるであろう作品が登場した。


お薦めです。

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2006年03月29日(水)

スタニスワム・レム氏、死去

テーマ:メモランダム

昼休みにネットでニュースを見ていたら、スタニスワム・レム氏が亡くなったとの記事が目に入った。


http://www.excite.co.jp/News/entertainment/20060328155031/JAPAN-207705-1_story.html



最近読んだ 『ソラリスの陽のもとに』 の作者であり、私は読んでいないが、その他にもかなりの名作を残した作家であるとのこと。

これから別の作品も読んでみようと思っていた矢先のことで、なんとも・・・


ここ数件の私のエントリー記事 の中では最もトラックバックやコメントが多かったところを見ても、日本にも非常に多くのファンがいるということが判る。


会ったことも、ましてや話をしたこともないが、いつもながら作家(特にお気に入りの作家)の死亡記事というのは、“本読み”にとっては少々物悲しいものがある。

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2006年03月27日(月)

『ジャズの名盤入門』

テーマ:なんでも読んでみよう
ジャズの名盤入門
中山 康樹/著、 講談社現代新書

年末に、会社のビンゴ大会でiPod shuffle が当たり、通勤の車中、読書に集中するための耳栓代わりに使っていた。特にこれでなければダメ!というような音楽もなく、こだわりも無い私は、15年以上も前に買ったキャンディーズのベストCDとか、同僚に借りた最近のポップスなどをiPodに記録していた。

そのまま3ヵ月近くも同じ曲を繰り返し繰り返し聞くともなしに聞いていたが、さすがに飽きてきた。


そこで、あまり飽きがこないような曲を入れておこう、と思い立ち、何がいいか考えた。

ボーカルの無い曲・・・、クラッシックか?


そうだ!、40を過ぎたオッサンが聴く曲といえば・・・、ジャズだ! (なんたる偏見)

しかし、ジャズにもいろいろあるだろう?、何を聞けばいいんだ!?


と、いうことで、読んだのがこの本。

押し付けでもなく、偉そうなウンチクも書かれていない。


・・・でもって、早速購入したCDが、ハービー・ハンコック/『処女航海』と、アート・ブレイキー/『バードランドの夜Vol.1』。

聞くほどに良くなってきた。


次のCDは何にしよう・・・という時、ジャズ初心者の私にとって、こういう本はイイ(別にこの本でなくてもイイ?)。

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2006年03月22日(水)

『巨大地震の日』

テーマ:自然科学とか
巨大地震の日―命を守るための本当のこと

高嶋 哲夫/著、 集英社新書



この本の主タイトル、最近の新書のタイトルとしては、まあまあだ(内容に誠実なタイトルだ)。

しかし、サブ・タイトルは少々いただけない。この本の内容は、いろいろな機関から発表されている情報を要領よくまとめて提供しているのであって、命を守るための具体的な方策についてはほとんど提案されていないからだ。


ともかく、人気のある災害エンターテイメント小説(こんな分野があるのかどうかは知らないが・・・)の書き手が、新書という形の啓蒙書を出版することは歓迎だ。

内容的には、さして新しいものはないが、それでも、こういった情報をことあるごとに、しつこく出版することがメディアの役割の一つでもある(と思う)。そこに人気作家が加わってくれれば、なおさら良い。



“目からウロコ!!”のような発見は余り無かったが、ひとつ収穫(気になったこと)があった。

以前、この著者のフィクション 『M8(エム・エイト)』 を読んだときの私の感覚 を、やはり、この著者も持っていたことが判ったことだ。


“2004年8月、東京直下型地震をテーマにした『M8』を出版した。執筆にあたり、東京都防災会議が1997年に発表した被害想定を記した資料を大いに参考にさせていただいた。しかし、書きながら、『どうも違う』という思いが拭いきれなかった。とりあえず近い数字を使ったが、今となっては後悔しきりだ。”


↑ この一文を読んだときは、勝手ながら 「我が意を得たり!」 という感じであった。


地震・津波、火山噴火などに対して政府などの公的機関が発表する楽観的過ぎる被害予想・・・、この著者が云いたいことは・・・、「そいつはチョット違う」。


私が日ごろから感じていたことを人気作家が云ってくれた。

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2006年03月20日(月)

『カスピアン王子のつのぶえ』

テーマ:児童書・絵本とか
C.S.ルイス, 瀬田 貞二
カスピアン王子のつのぶえ ナルニア国ものがたり (2)

ナルニア国物語、第2作。


第1作『ライオンと魔女』から1300年後のナルニア国。

かつてのナルニアは、動物も、妖精も、小人も、巨人も、木々達もが平和に暮らし、繁栄を誇った王国だった・・・。


しかし、この時代のナルニアは・・・、

国を治めるべき本来の王家の者が虐げられ、もともと王権に就くべきでない者が支配している状況・・・


危機に晒される若き王子をかつてのヒーロー達(第1作で登場した4兄弟姉妹とアスラン)が颯爽と登場し、ナルニア国と若き王子を救う物語。


若き王子と彼を虐げている叔父である現国王の確執。乳母に育てられた若き王子がかつてのナルニア国を取り戻すべく立ち上がる話。若き王子の下に、様々な戦士達?が参集するエピソード。敵方との一騎打ち。

またしても、ジュブナイルの王道。(そりゃそうだ)

予定調和のエンディング。判っちゃいるけど、読んでしまいます。

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2006年03月16日(木)

『ライオンと魔女』

テーマ:児童書・絵本とか
C.S.ルイス, 瀬田 貞二, C.S. Lewis
ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり(1)

読み終わった。  読み出すと、アッという間だった。


先日も書いたが 、言い回しが古めかしいのが気になった。何年前の訳なのだろう?

数少ない記憶だが、私が子供の頃に読んだ、あるいは聞かされた童話や子供向けの物語が、まさにこんな具合の言い回しだったような気がする。


しかし、物語の内容は、“児童書としての王道”、と思えるような筋立てだ。

そして、なによりも、あからさまな子供向けの教訓めいた語りがないのがいい(取り敢えずこの第1話では無かった。もっとも、そんなのがあったら、子供たちは興醒めだろうけど・・・)


チョイ役の年老いた先生ってのがイイ味のキャラクターだったナ。


引き続き、第2話『カスピアン王子のつのぶえ』を読んでみよう。

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2006年03月16日(木)

収束に向かう・・・?

テーマ:メモランダム

平成17年度の業務もなんとかピークを過ぎ、収束に向かいつつある(?)。


あと、1件を残すのみとなった。

現在、5つのCPUをフル稼働して計算を行っている。あと1週間もすればOUTPUTされる。そしたら、解析結果を分析して、報告書に仕上げる。これに1週間。なんとか3月中には終わる!?


仕事が終わったら、何を読もうか・・・


目を付けているのは・・・、


  
曲亭馬琴, 白井 喬二
現代語訳  南総里見八犬伝  上・下

                 

岩波少年文庫 『ナルニア国物語』 全7巻



どうして、↑ こんなのが読みたいんだか?

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2006年03月14日(火)

『銃・病原菌・鉄』 (その2)

テーマ:歴史とか
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

ジャレド ダイアモンド/著、倉骨 彰/訳、草思社


今日は、第2部について。


肥沃三日月地帯(=ユーラシア大陸南西域、いわゆるインダス文明が発祥した地域とその周辺)で始まったとされる“食糧生産”、という人類史上最大(?)の発明。


食糧を自ら生産できるようになったことにより、また、それにより定住生活を送れるようになり、狩猟採取をしていた時代に比べると、格段に人口を増やすことができる。そして、幾多の試行錯誤により、食糧の生産高を向上させ、余剰の食糧までを生産・備蓄することが可能となったとき、食糧生産に従事しないで済む人間を生み出すことになった。それらの人間は、特別な仕事をすることになった。集団の意思をコントロールするための仕事、政治に関わる仕事・・・、王族と官僚、である。

さらなる食糧生産高の向上は、様々な専門職を生み出す。軍事専門職、武器生産専門職、記録管理職、などなど・・・。


すなわち、文明発展の根源的な要因は、食糧生産(それと家畜の飼育)が可能となったこと、にあった。(ここまでは、こんな理解でイイのかな? なんか、当たり前といえば、当たり前の話だな?)


より早い時代から、より多くの食糧を生産することのできた地域では、人口拡大と政治システムの発展を促すことが可能となった。食糧生産に従事しない人間を多く抱えることのできる社会では、技術・文明を発展させることができた。車輪や文字などの発明。


さて、第2部の最大のウリは、食糧生産・文明発展の最初の地が何故ユーラシア大陸だったのか!?ということにある。


北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、アフリカ大陸、そしてユーラシア大陸の東側でも独自に食糧生産は始まった。独自の文明発祥もあった。・・・にも関わらず、何故ユーラシア大陸の南西域で起こった生産植物が世界中に広まったのか? 主だった大型哺乳類の家畜化もここから始まり、他の大陸に拡散した。何故?



それは、 “大陸の伸びる方向” にあった!

大陸の伸びる方向? ナンダそりゃ! と、最初は思ったが、云われてみれば当たり前のことだった。しかし、著者ダイヤモンドの語りは、今となっては当たり前に思えることを、読んでいる最中は、めいっぱい引っ張る。読者に疑問を抱かせて、引っ張りにひっぱった、そのすえに、コロンブスの卵のごとく、その理由を開示する。

優れた学術・啓蒙書であるとともに、エンターテイメント的要素も盛り込まれている、非常に面白い作品だと思う。

第3部、下巻も楽しみ(笑)。

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2006年03月13日(月)

『ライオンと魔女』

テーマ:児童書・絵本とか
ライオンと魔女  ナルニア国ものがたり(1)

C.S.ルイス, 瀬田 貞二, C.S. Lewis


何でも映画化されたそうで・・・、

娘が「見たい」と言っている。


映画を見る前に読まなければ・・・・・と、いうことで、1作目と2作目を購入。


仕事帰りの電車の中で、サッと目を通したが、なんか文体が古めかしい?

中身は、なかなか面白い!?



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