クリさんの健康ばなし・・・てんこ盛り

心身の健康に関する役立つ知識・情報をお届けします。
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皆さま方が、これからも健康に過ごすことができますように!


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日本人の死亡原因は第1位ががんで、第2位なのが心臓病です。

 

心臓病は、食生活が欧米化し肥満者が多くなり増えています。

 

予防するにはどうしたらよいでしょうか。

 

心臓病の原因は、心血管に動脈硬化が起こることです。

 

すなわち動脈硬化を防ぐことが心心臓病予防のカギになります。

 

動脈硬化はどのようにして起こるかというと

 

血管内皮に悪玉コレステロール(LDL-C)を異物として取り込んだマクロファージが沈着することが原因です。

 

LDLコレステロールを低下させることが心血管病変予防治療になります。

 

コレステロールは、食事からの取り込みは10~20%くらいです。

 

あとは肝臓でつくられるので食事をいくら注意しても思ったほどLDLコレステロール値を下げることはできません。

 

抗コレステロール薬を服用することになります。

 

どのくらいLDLコレステロール を下げればよいかは、動脈硬化学会の治療ガイドラインに記されています。

 

このガイドラインを参考にして医師たちは患者さんの治療にあたります。

 

今年新しく改訂された最新のガイドラインが公表されました。

 

ガイドラインはこれまで報告された大規模臨床試験の成績を参考にして作成されています。

 

ここで問題なのは、大規模臨床試験のほとんどは欧米の研究結果だということです。

 

欧米人と日本人では、心血管イベントの発症率が異なります。

 

欧米人は、日本人より10倍ちかく心臓病を発症します。

 

ですから欧米の臨床試験データをそのまま日本人に当てはめることは無理な話です。

 

欧米のデータを参考にしても日本人に適した治療ガイドラインにはならないでしょう。

 

問題は、日本でコレステロール値と心血管イベント発症率の関連を調べる大規模臨床試験はやられていないことです。

 

日本では血管内のコレステロール沈着物(プラーク)が減るか調べることで薬の効果をみています。

 

薬によりLDLコレステロールを下げてプラークが減少することを予防効果ありと判定しています。

 

プラークが減ることが本当に心血管イベントを予防する証拠になるのか疑問です。

 

日本でも日本人対象とした大規模臨床試験をしっかり企画すべきでしょう。

 

患者さんにとって適切な治療が施行されるように学会が主体になり大規模臨床試験を実施していただきたいものです。

 

学会は、日本の医療をよくするために尽力する義務があるのではないかと思います。

 

 

「最後までお読みいただきありがとうございました。

          今日も健やかな一日でありますように!」

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