クリさんの健康ばなし・・・てんこ盛り

心身の健康に関する役立つ知識・情報をお届けします。
心と脳の栄養のために読んだ本も紹介します。
皆さま方が、これからも健康に過ごすことができますように!


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筋萎縮性側索硬化症(ALS)という神経疾患があります。

 

この病気に罹ると徐々に全身の筋肉が徐々に萎縮してゆき、四肢の筋力が低下し寝たきりになってしまいます。

 

四肢が動かせなくなった段階でも眼筋だけは動くので、目を動かし文字盤を追うことでコミュニケーションをとります。

 

最終的には、呼吸筋までマヒし呼吸不全となります。

 

難病中の難病です。

 

現在、ALSの患者さんを在宅で診ています。

 

娘さんが一生懸命介護している姿に頭が下がります。

 

医師として行っても何もできずに声をかけるだけです。

 

いぜん読んだ「モリー先生との火曜日」という本のことを思い出します。

 

ALS(筋萎縮性側索硬化症)に罹ったモリー先生が、教え子に死ぬまで病床で語ったことの記録です。

 

モリー先生は、大学で社会学を教えていました。

 

教え子のミッチ・アルボムは、スポーツコラムニストでしたが、

 

モリー先生がALSに罹り闘病生活をおくるようになったことを知り、

 

毎週火曜日にモリー先生のところを訪れ病床でいろんな話を聴きました。

 

この火曜日の講義は、モリー先生が亡くなるまで14回続きました。

 

徐々に進行するALSの病状にも関わらずモリー先生は、決して落ち込むこともなく人生について語りました。

 

その内容は以下のようなことです

 

人生で大事なことは何か?

 

「人生で一番大事なことは愛をどうやって表現するか、どうやって受け入れるか、その方法を学ぶこと。」

 

「かねや権力はやさしさの代わりにはならない。かねや権力をいくら持っても、本当の愛を与えてくれることはない。」

 

生きている意味は?

 

「自分にとって生きるとは相手の気持ちに反応できること。」

 

「自分の時間を与え、悲しい思いをしていた人たちをほほえませることができれば、私としては健康になった気がするんだ。」

 

今の境遇をどう思うか?

 

「おそろしいと思うからおそろしい。」

 

「自分の今の人生のよいところ、美しいところを見つける」

 

「他人に頼ることを楽しむ」

 

より良く生きるためのアドバイスは?

 

「できることも、できないころも素直に受け入れること。」

 

「自分を許すこと、そして他人を許すこと。」

 

きっとモリー先生には、自分の病気を受け入れる時間と知性があったのでしょう。

 

でも私もふくめ誰もがモリー先生のようにふるまうことはできません。

 

私の患者さんは、進行が早くあっという間に話もできない状態になってしまいました。

 

かなしそうな目でじっと訴えかけてきます。

 

その姿をみることはとても辛いです。

 

できることは何でもしてあげたいのですが医師として無力感を感じます。

 

このような難病が早く治療できるような時代がきてほしいとのぞみます。

 


「最後までお読みいただきありがとうございました。

          今日も素晴らしい一日でありますように!」

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