ささやか映画とは? | 難波映画研究所

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古泉先生の提唱する「ささやか映画」について説明したいと思います。

古泉先生が映画を撮り始めた頃、自主映画の世界では(たまたまそこがそうだったのかもしれませんが)、嫌な伝統、みたいなものがあったそうです。
中心で仕切っている人が威張り散らし、周りのスタッフをまるで手下のように扱い、いたずらに長い映画を撮っては自己満足している。

「誰も楽しそうじゃないじゃん!」

古泉先生は思われたそうです。
それで出来上がった映画が面白ければいいのですが……古泉先生曰く、
「くそつまらない映画だったんですよー(にこやかに)」
という事でした。

「こんな事ではいかん!」
古泉先生は立ち上がりました。もっと良いやり方が有るはずだと。
それが「ささやか映画」でした。

まず作品の時間は長くて5分程度。
このぐらいの長さなら「素人の撮ったくそつまんない映画」でも鑑賞に堪えます。
それに短い時間に限定されるので、脚本や編集を工夫して映画を面白くしようというモチベーションが生まれます。

また自ずと撮影時間が短くなるので、一日に何本も撮ることが出来ます。
これならそれぞれ皆が皆を補いつつ、自分の撮りたい映画も撮ることが出来るのです。
古株だから、というだけで威張り散らす人も生まれません。

今の難波映研やよるひる映研のワークショップの流れはこのささやか映画の在り方から生まれたんだろうなと思います。

少し硬い説明になってしまいましたが、要は、
「短くて面白い映画をみんなで撮ろう! 打ち上げも楽しいよ!」
という事です!

だからみんなでささやか映画を撮ってみましょう! 打ち上げも楽しいよ!