□ ゆーこさん


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ゆーこさん、という友人がいます。

美人でおそろしい そして不埒でまじめな。
繊細な人見知り過ぎて、攻撃に転じたり
美人であることを ほとんど活かさない不器用な。
簡単にお酒にのまれてしまうのに、酔うとテーブル掃除をはじめてしまう そんな人です。どんな人だ?


職業はコラムニストで作家。

ゆーこさんが書く文章は、ゆーこさんそのものです。
不埒で攻撃的で繊細でまじめ。


そんなゆーこさんが、テヘランへ引っ越すことに。転勤です、旦那さんの。

テヘランって ご存じですか?
わたしは、「中東?」くらいしかわかりませんでした、えへん。どうだ。

テヘランはイランだそうです。
あまりに遠すぎて、テヘランに暮らす人が、何を食べ どう眠り どこで笑うのか
さっぱり見当もつきません。
きっと、今回のことがなければ、わたしは一生「テヘラン」と発音することすら
無かったんじゃないかと思うほど。

距離も そしてイメージも 遠い。


ゆーこさんは
テヘラン行きが決まったとたん、何を思ったかバンドをはじめました。じぶんが主役の。
じぶんの送別会をじぶんで企画し、幹事もし、集まった人にじぶんボーカルバンドを披露。へんなひと。

歌うだけ歌って
日曜日に旅立ってゆきました。



そして わたしの心には
ぽっかり穴が空きました。ちいさいけど随分はっきりとした穴。

どうしたことか。
そんなに仲良かったっけ。


わたしの中には、
ゆーこさんしか埋められない場所が確実にあり
そしてその部分が、消えてしまったのです。ぽっかりと。


まいったなー。




けれども
さっき見たら
ゆーこさんの文章が更新されていました。

遠い地から届いた文章は
おかしくらい いつものゆーこさんのままで

なんだよ、どこにいたっていっしょじゃん、と思いました。


そーだった。生きてさえいれば、あのひとは どこにいても書く。
そしてそれは いつもと同じこのパソコンで見ることができる。



インターネットってすごいのね、ありがとう。
ゆーこさん またね。




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□ バーゴン。あらわる


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子の離乳食が はじまりました。

いまから1年以上の月日をかけて 「ふつうのごはん」を食べられるように
じっくりと、ならしてゆくのです。
ちっちゃいのにプラクティスせねばならないことが たくさんあるんですね、ごくろうさま。



ミルク以外の人生 最初のひとくち。

どんなスプーンで、どんな食べ物を、どんな日に、だれと? と
それはそれは
ガガーリン的に たのしみにしていたのですが

うっかり風邪をひいて、最初のひとくちが「せきどめシロップ」になってしまった子。
なんて夢のない。
窓からのぞいて見えたのは、地球ではなくスイカでした、みたいな。

でもまぁ、人生 予定通りになんていかないですもんね。
いいんです、スイカスタート上等。




ちなにに、行政発行の離乳食のガイドブックを読むと
はじめのひとくちは、「おかゆ」すなわち お米にせよとのこと。
日本人スピリットは、こうして教育されていくのですね。

そんな政府の思惑に対抗するかのように、わたしが「おかゆ」のかわりに選んだものは
モンブランのてっぺん。
そう、栗の。

あのなめらかさ、あの香り。
そしててっぺんモンブラン。

いいじゃないの。デビュー戦白星。


なーんて思っていたら、ママ歴5年のせんぱいに
「チャレンジャーだねー」 と言われてしまいました。
普段自分が、チャレンジャーだなぁと思っている人に、
チャレンジャーねと、いわれたことが あんがい衝撃。

やっぱモンブランはまずかったのか。


その後は、リンゴをおろして絞ったもの(水分のほう)、温野菜を煮たおつゆ、ベビダノン、小岩井ヨーグルト
などを、日々わたしの気まぐれでひとくちずつ。

パクとくちをあけるので、リンゴのつゆやら、ヨーグルトやらを
ちょびっといれてやると

「ちょっとかぁちゃん、これは腐ってやしませんか?」 とか
「あ。ありっすね、自分、こういうのイケるくちです」 とか

食べたもの次第で、表情がきちんと語る。
原始人のように、日々、あたらしい食べ物と果敢に対峙する彼。

今日の日記タイトル「バーゴン」は、
そんな彼の姿勢を表現してみました。




ちなみに「おかゆ」は まだです。



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