【 トップページ へ】




さて。

日がな一日、子と 昼寝をし、散歩に出かけ、
たわむれ、わらい、また眠る。

そんな夢のような日々に
そろそろ ピリオドを打ち、仕事に戻らねば。
仮にも私は、経営者。そーだった、そーだった。



というわけで、子を保育園に預けようとしたのですが


うわさどおり、保育園が満タン。


満タン、というか
わたしが暮らす、東京都中央区は
「産休明けの0歳児」を預かってくれる
認可保育園(いわゆる都の保証付き保育園)の定員が
なんと、全部合わせて…


おどろきの28人!


東京都中央区ですよ。お客さん。

実家のある、長野県伊那市中央区 ならつゆ知らず、東京都中央区が28人。


ばかじゃないの。


東京都中央区で、産休が明けて0歳児を預けたい人の数が 28人未満のわけがない。
あほらしすぎて、鼻からチョウチン出ちゃう勢いです。


でもって。
認可保育園ではなく、認「証」保育園という 紛らわしい名前の
いってみれば、「準」認可的な保育園にも あちこち問い合わせてみましたが
やっぱしここも満タン。

30人待ちですって。

30人も待っていたら、子はどう考えても0歳児じゃなくなるし、会社もつぶれるわい。うがー。


どうしろっていうんでしょう。
男女雇用均等法だの、育児休暇取得推進だの言っておいて
さぁ、はたらくべ と思ったところで安心な預け先がないじゃない。
そんなんじゃ、恐ろしくって育児休暇なんてとれないじゃない、っていうか子供なんて産めないじゃない。
うがー、うがー。


やむなく
最終手段の認可「外」保育園 にも見学にってみました。
認可外とは、自治体から援助を得てない保育園のこと(ざっくり説明ですが)。
いわゆるベビーホテルとか、そういうやつです。


でも

あんなところに預けるのはいやだね。


あんなの、「保育」ではなく「飼育」だもの。
わたしはブロイラーを産んだわけでなく 人間の子を産み育てているんです。

いえいえ、もちろん認可外でもいいところはたくさんあると聞いています。
でも、私が通わせられそうなところには 飼育園しかなさそうです。今のところ。
おまけに、月々の預け料金が20万円近くかかります。

20万円支払って、飼育。 どうなっているんじゃ。




と。
ブログで息巻いたところで状況は変わりませんので
やむなく、しばらくはシッターさんに週2日だけ きてもらうことにしました。
その間に、会社に出勤します。


え、なぜ週2日だけか?

ふふふーっ。
週5日きてもらったら、月の費用が40万円くらいかかっちゃうから。えへっ。



そんなこんなで
しばらくの間 出社は週に2日。
あとは土曜日に出勤しするという、年単位ではなく、曜日単位で育児休暇を取る
ニュースタイルな仕事・育児生活をスタートすることにいたしました。
フクロウも週に1日、育児休暇を取ります。


うがー とか言って 怒っていた割に、
決まってみると、案外 このスタイルが楽しそうで
なにげにわくわくしています。

あたらしい「仕事&育児」スタイル。むふふー、いっそ ロールモデルになってやるわい。


うまくいけば、週の半分は子と昼寝をしながら過ごし 仕事と両立できるかもしれません。
あ、うまくいかなければ、会社が傾いちゃいますけどね(笑)。



ともあれ今週の土曜日、はじめてシッターさんに預けます。
やさしいひとだといいな。かしこ。






AD

□ 不覚


【 トップページ へ】




せっしゃ 一生の不覚。

まいった。子が かわいいのだ。


映画って ほんっとにおもしろいですね、と 同じいきおいで
子どもってほんっとにかわいいですね、というかんじ。


自分の中の あらたな感情に 当惑気味。


なぜ こんなことになったのでしょう。

つい数年前まで「わが人生に子どもなど不要」と宣言していたのに。

うかつにも、メロメロ寸前。


原因を考えてみるに

そのひとつは子の 笑顔 ではないかと。


現在、生後50日ちょっとの 子は

このところ わたしに笑顔を見せてくれるようになりました。

媚びも 打算も 愛想も とりあえずも なにひとつ含まない、

純度100%の笑顔。


「かぁちゃん、僕はいまうれしいです」


ただそれだけの でも 渾身の笑顔。

これが出ると タマシイを抜かれてしまうのです。



この笑顔、じつは産まれてすぐには見ることができません。


産まれてすぐの 子は まだ “うれしい”を表現しません、

時折、微笑をするけれど

それは、心が動いたわけではなく 無意識に顔の筋肉が動く

いわゆる生理的な笑み。

つまり感情を含まない、純度0%の笑顔なのです。


オムツを代えても、ミルクを飲んでも、歌をくちずさんでもうれしいのかどうか、わからない

ひたすら不快感を訴え ぴーぴーと泣き続ける日々。

その訴えをわかってあげられない私。

母子の絆なんて、きれいごとだろうと思わずにはいられないくらいに 通いあわない私と子の心。


そんな50日、1200時間。


それでも お茶を飲む暇も、お手洗いに行く暇もないくらいに べったりと寄り添い

ただただ彼の要求にこたえ続ける。

彼もまた、一向に願いが届かないにもかかわらず それでもなお懸命に訴え続ける。


そしていよいよ

ひゃー、もうお手上げぇ と思い始めたところに


突如現れるのです。

純度100%の笑顔が。


「かぁちゃん、僕はいまうれしいです」



笑ったとたんに可愛いなんて、勝手なものなのですが
それを見たとたんに

心をわしづかみにされました。


そうか、そうかうれしかったのか。と。

あまりに単純で本能的で、あほらしいけれどこれが現実。



恋愛以外で これほど 心踊る自分に会えるとは。

自分の心に未知の領域を発見。なんなんじゃ、これは。




AD

□ ちち


【 トップページ へ】




ちち、といってもダディではなく、ミルクのほう。

いまや、子の食糧と化しているわたしは

たっぷりと栄養に富んだ、良質なミルクをつくるべく
日々、一生懸命たべています。まるで思春期の若者のように たっぷし。


そして
トマトもじゃがいももマッシュルームも
牛もひつじも
シャケもあさりも
チーズも大豆も
お米もライ麦も

ぜんぶ、ぜーんぶ
おもしろいくらい、真っ白なミルクへと変化してゆきます。


なるほど。
だからわたしたちは「哺乳類」と呼ばれるのね
と、いまさら納得。


たっぷり作ったつもりが まだ足らない、
子の成長への みごとな貪欲さ。

それに応えて、まるでエコキュートのように
不足分を翌日には追加しようとする、
わたしの本能。


子と自分の本能に、ついてゆくのがやっとです。


どちらかというと。
たっぷり食べるよりも、
外で獲物を捕ってくるほうが得意なわたし。



ほんとうは、鳥類向きなのかもしれません。

AD