オリモンの失敗(8) ~オリジナル主義という壁~ | 新・なっくんの部屋 (仮称)

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管理人(なっくん)の趣味や日常について綴っていきます。

オリモンの失敗シリーズもPart.10くらいで完結しようと思います。
大体言いたいことはまとまってきたし、昔は昔、今は今と考えるようになってきたからです。

今回は、中学の頃からの兆候、オリジナル主義という壁を壊す、乗り越えるという話です。



幼少期はアンパンマン。
小学校の頃はポケモンやカービィ。
そのようなキャラも描いていた俺だった。

しかし、中学の頃、クラスメイトのある一言によりそれを絶つ日が来てしまった。
「パクリ!」
「○○に酷似している!」

という言葉。

当時は完全オリジナルで書いてきたつもりが、クラスメイトのこの言葉が嵩むに連れ、今まで並行して描いてきたこれを絶つことになってしまった。

これ以降、俺は本当にほとんどオリモンしか書かなくなった。
一時期、描かずともゲームやアニメのキャラを扱うことにも若干の抵抗を感じていた。

以前から何度かここで書いてきたかも知れないが、小学校時代はクラスは基本的に6年間同じでお互いわかり合ってた環境だったが、中学で辛酸を嘗める結果となった。
今思えばこれを引きずって黒歴史としか思えない中学時代。
もっと輝ける努力をすればよかったと思うのだが当時には戻れない。

小学校時代は人により比較的良い評価も得られたオリモン。
しかし、中学時代、最初の自己紹介でオリモンの趣味の紹介をし、少し定着した後、酷評を浴びることとなった。
パクリだとか、平面だとか、今までにない言われ様を受けたのだ。

当時の俺は今の社交的とは程遠い鎖国的な人間で、外を知らない。
「井の中の蛙大海を知らず」という言葉が相応しい。
大海に出て初めて恥を知らされた気分だ。

仮に当時、絵の勉強をしてて、影を付ければ立体になるとか、質感のこととかもう少し恥じない程度の基礎知識さえあれば何とか打開できただろう。
当時の自分が馬鹿すぎて…。
いじめっ子とは非常に醜いもので、率直に言うのではなく、悪意を含んだ捻くれた言い方をする。
それが「パクリ」だとか…。
本当に優しく大人ならば冷静にアドバイスとして言う。
高校の卒業前、そう言ってくれた人が居たから気付けたのであって…。

ここで話を戻そう。
オリジナル主義と言う変な壁を越えるにも年月がかかった。
それを晴れて越えられたのは去年の話である。
中学時代から数えると軽く8年以上も経っている。

越えるには2012年(入学の1年前くらい)から徐々に過程を歩んでいた。
その頃、久々にスマブラをし、『光神話 パルテナの鏡』のピットが気に入り、それから3DSと『新・光神話 パルテナの鏡』を買うくらいから越える準備は始まっていたと考えられる。

理由は、オリジナルキャラクター以外のキャラクターに好きなキャラが出来たのは、小学校以来だったからだ。
しかも、マリオファミリー以外且つスマブラで初めて知った人物キャラで特に好きなキャラができると言うのは人生初だったかも知れない。

『新・光神話 パルテナの鏡』のスクリーンショットより。
ピットくん (新パルテナ)
ピットと風景。

そこから、一気に飛び12月~1月頃、大学入学が決まってから買った『ルーンファクトリー4』をプレイし、公式サイトで配布されているアイコンをTwitterなどに使うようになった。
twitter01
そのゲームの男性主人公。
自分のオリモン、及び顔写真以外をアイコンにするのは初めての出来事であった。

このように、越えるための階段を登っていた。
越えられたのはその夏、2013年8月20日~22日頃。
生協学生委員会で参加した、全国のセミナーだった。

それは学生総合共済に関するセミナーだった。
生協がある大学に通う人ならば一度は耳にしたことがあるかもしれない。
そのマスコットキャラクターがタヌローであり、もちろんここでもタヌローが人気者となるが、そこで俺も自分のファイルに書いたことがオリジナル主義の壁を越えた瞬間だった。
タヌロー (Tanuro)
この写真はその原画であるが、実は物凄いものかも知れない。
自画自賛している訳では決してないが、この壁を越えた瞬間の実感だった。

その後自分の中でタヌローブームは続く。
タヌロー (団扇)
近くの"とある施設"のイベントで作成したタヌロー団扇。
今でもタヌローを見掛けると時々笑いのツボにはまるほどだ…。

こうしてオリジナル主義の壁を段階を踏んで超え、今がある。

その後、今まで通りにジラーチなども描くようになった。
Milky Way
"とある施設"のイベントでの名札と、"京の七夕"で撮影した天の川の写真を合成して作成したものである。

これから越えるべき壁は、人物キャラを描くこと。
オリジナルの人物キャラが登場するのは早くとも更に3年~5年以上は掛かりそうだが、好きな人物キャラくらいは下手でも良いから描きこなせるようにはなりたい。
これが次の目標である。



難航していましたが、今回の記事も何とか完成しました。

今回、中学入学後とか、セミナーとか言う話が出てきましたが、小学校時代の単趣味且つ鎖国的と、今の多趣味且つ社交的の対比も踏まえ、次回か次々回で、「経験は大事だよ」という話をしようと思います。

では…。