ベトナム国内で幼稚園がライセンスを取得することなど | ベトナムの首都ハノイで日本式の教育を!なかよし幼稚園!

ベトナムの首都ハノイで日本式の教育を!なかよし幼稚園!

なかよく楽しく元気よく!なかよし幼稚園はベトナムで唯一の100%日本人運営の「日系幼稚園」。静岡県の認定こども園(幼稚園・保育園)が運営しています。

 日本で幼稚園を設立するときは、学校法人の設立を認可してもらい、その次に幼稚園の設立を認可してもらいます。

 

 ベトナムで幼稚園を作るときは、日本のような学校法人などの公益法人という形態がないので、先ずは会社を設立しますが、そのときに会社で「幼稚園を運営する」というライセンスを取得します。会社を設立するときに取得するライセンスは、日本人の間では「投資ライセンス」と呼ばれているようです。次に幼稚園の「設立ライセンス」、幼稚園の「営業ライセンス」を取得します。

 日本の場合は幼稚園設立認可がでないと開園できませんが、ベトナムでは会社が幼稚園をするという「投資ライセンス」を取得した時点で幼稚園を開園(プレオープン)できるようです。そして、普通に?幼稚園を運営しながら設立・営業ライセンスの2つを取得して、正式に?オープンということになるようですが、子供や保護者の立場からはプレオープンでも正式なオープンでも特にかわりはありません。

 プレオープン、つまりライセンスを全て取得してない場合に影響があるのは外国人職員の労働許可です。ライセンスが3つ全て取れないと労働許可が取れません。そのため滞在許可も取れません。また、銀行に給料を振り込むことができません。

 なお、なかよし幼稚園はハノイ、ベトナム初、唯一の日本出資100%の幼稚園として、投資ライセンス、設立ライセンス、営業ライセンスの3つ全てをすでに取得済みです。現在勤務している日本人職員4名の労働許可、滞在許可も問題なく取得していますし、給料も銀行口座にアメリカドルで振り込んでいます。

 

 因みに、労働許可は、通常契約書の契約期間が2年のため、有効期間は2年、滞在許可も労働許可に順ずるので2年です。(労働契約が1年のため1年の場合もあるようです。)2年後は更新可能なようです。

 また、労働契約2年以内に退職した場合は、会社の判断で最後の給料の50%がカットされる場合もあるそうです。ついでに、退職を30日以上前に告げないと会社の判断で50%カットされる場合もあるそうです。ベトナム企業で勤務していて契約期間内に退職する場合・急に退職を希望する場合は、給料1ヶ月分100%カットになる場合もありえますので、注意した方がよいでしょう。(会社との関係が良好なら期間内・突然の退職でもカットはされないと思いますが。)